教室経営にオンラインクラスを導入するメリットとは?成功事例から学ぶ収益アップの秘訣

今回は「オンラインクラスを取り入れるメリットと成功例」というテーマでお届けしたいと思っております。

コロナ禍をきっかけに、オンラインレッスンを導入された教室も多いのではないでしょうか。

例えば教室に限らず、ビジネス系のセミナーにおいても、最近はオンライン開催の方が多いのではないかと感じます。

会場に足を運ぶケースは少なくなり、会場に行く受講スタイルとオンラインで視聴するハイブリッド型セミナーも増えてきています。

いずれにしても、オンラインでのサービス提供がビジネスの世界では確実に増えていると思います。

そして教室経営においても、コロナ禍の頃に「オンラインでやっていた」という先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、オンラインはコロナ禍だけで終わるものではなく、今でも学びの選択肢のひとつとして定着しつつあるように感じます。

教室経営者にとって、オンラインクラスを持つことは非常に大きなメリットがあります。

例えば、地域の壁を超えて商圏が一気に全国、さらには全世界へ広がる点です。

また、教室の稼働時間を柔軟に設定できるというメリットもあります。

さらに保護者や生徒にとっては、通学が不要になることや、レッスンの様子を録画して後日視聴できる利便性も見逃せません。

ここで改めて、オンラインクラスを導入するメリットを整理してみたいと思います。

私なりに考えると、オンラインレッスン導入のメリットは大きく5つあります。

教室経営におけるオンラインクラス導入の5つのメリット

まず1つ目は、集客の幅が広がることです。

商圏が全国・全世界に広がることで、海外の方も生徒になる可能性があります。

2つ目のメリットは、収益が高められるという点です。

従来の対面型レッスンにオンラインを組み合わせたハイブリッド型レッスンを提供できるようになります。

新しい形式のレッスンやコースを新設したり、既存のレッスンと組み合わせることで、レッスンの満足度が上がり、結果として単価アップにつながるケースもあります。

これにより、従来の収益に加えて新たな収益の柱を築くことが可能になります。

3つ目は、柔軟な時間設定です。

先生自身が自宅など場所を選ばずにレッスンができますし、生徒にとっても通学移動が不要になるため、夜間や早朝でもレッスンを行うことが可能になります。

これは双方にとって非常に大きなメリットです。

4つ目は、教材化および教材の再利用が可能になる点です。

オンラインレッスンを録画して動画教材として提供することで、生徒にとっては復習や予習に役立ちます。

先生にとっては、同じ説明を毎回繰り返す必要がなくなります。

動画教材が蓄積されていけば、動画教材単体での販売や「入会特典として動画見放題」といった新しい価値の提供にもつながります。

これによって、他教室との差別化や収益向上も期待できます。

5つ目は、保護者の満足度向上です。

特に子ども向け教室の場合、レッスン風景を保護者が確認できるようになると、進捗や学習内容を「見える化」できます。

保護者は「我が子が外でどう過ごしているか」を知りたがる方が多いため、レッスンの様子や先生とのやりとりが見えることは非常に安心につながります。

このように、オンラインシステムの録画配信は保護者の満足度を高める効果があると考えています。

ピアノ教室の成功事例

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ではここから、私のクライアントで実際にオンラインクラスを導入された成功事例を3つご紹介します。

まずは、ピアノ教室の先生の事例です。

こちらの教室はコロナ禍をきっかけにオンラインレッスンを導入しました。

ちょうど緊急事態宣言が発令され、学校が1ヶ月ほど休校になった時期がありました。

当然、ピアノ教室もお休みせざるを得ない状況になりました。

 

そんな中、その先生はオンラインを活用して、これまでと同じ時間にレッスンを継続されたのです。

通常通りレッスンがあることで、生徒は自宅で練習し、生活にメリハリを持つことができました。

また保護者にとっても、子どもが練習やレッスンを受けている時間は手がかからないため、大変助かったそうです。

そのため「コロナ禍でもレッスンを継続してくれた」と大変喜ばれていました。

さらに、この教室は現在もオンラインレッスンを継続しています。

例えば、生徒の体調がすぐれないときに、急遽オンラインに切り替えてレッスンを続けるといった対応をされています。

このような柔軟な対応によって、保護者の満足度も非常に高まっています。

加えて、コンクール前には生徒が自宅で演奏を録画し、先生に送ってアドバイスを受けるという使い方もされています。

これによって、生徒はレッスン日以外にもワンポイント指導を受けられ、コンクールに向けて効果的に練習できます。

演奏のビフォー・アフターを映像で見比べることで、生徒自身が客観的に自分の演奏を理解できるのも大きな効果です。

こうしたオンラインを使ったアドバイスが、非常に効果的な練習方法として機能しています。

これが1つ目のピアノ教室の成功事例です。

学習塾の成功事例

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2つ目の事例は、学習塾の先生のケースです。

こちらの先生は、既存の通塾生に向けて、必ず週に1回「自宅からオンライン授業を受ける日」を設けていらっしゃいます。

普段は教室に通って先生から直接指導を受けますが、あえて週に1回だけはオンライン授業に切り替えています。

その目的は「自宅学習の習慣づけ」です。

オンライン授業の内容としては、まず全体へのレクチャーを行い、その後は各自が決めた問題演習に取り組む時間を設けています。

演習中にわからない点があれば、先生と生徒が個別にやり取りできるシステムに切り替えます。

例えばZoomのブレイクアウトルーム機能を使い、特定の生徒だけを個別にフォローする、といった方法です。

このように「一方的に教わる」だけではなく、「自分で決めた課題を時間内にやり切る」学習習慣を育てているのです。

そのために、塾での授業では「ここはオンライン用に残しておこう」と問題をあえて取っておき、オンライン授業で演習させています。

これにより、生徒たちは自然と自宅で勉強する習慣が身についています。

これが2つ目の成功事例です。

英語スクールの成功事例

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続いて3つ目は、英語スクールの先生の事例です。

この先生は新規の生徒をオンラインで集客し、英語のマンツーマンレッスンをオンラインで行っています。

先生独自の短期間で英語力を伸ばすメソッドを持ち、従来は教室でマンツーマン指導を行ってきました。

しかし教室の場合、1対1の指導では教室の時間が限られ、同時に複数の生徒を受け入れられません。

そこでオンラインを導入し、自宅から指導を行うことで、教室スペースを使わずに効率的にレッスンできるようになりました。

こうした柔軟な仕組みによって、新規集客から指導までオンラインで完結させる形を確立しています。

オンラインレッスンのデメリットと課題

ここまでオンラインクラス導入のメリットや成功事例を紹介してきました。

しかし、オンラインレッスンにはデメリットも存在します。

対面での指導ができない

まず1つ目は「直接触れて指導できないこと」です。

音楽系やスポーツ系の分野では、正しい姿勢や動作を体感させるために、先生が生徒の体を触れて矯正する場面があります。

例えばピアノなら姿勢や鍵盤の押さえ方、バイオリンなら弓の位置や腕の角度、野球ならバットを構えた時の下半身の安定感などです。

これらは口頭や映像だけでは伝えにくく、オンラインでは十分な指導が難しい面があります。

さらに、映像には数秒の遅延があるため、ピアノやバイオリンのように「先生の演奏に合わせる」練習は難しくなります。

そのため「対面と同じことができない」と感じ、オンラインを断念される先生もいらっしゃいます。

ただし重要なのは、「対面レッスンとオンラインレッスンは別物」と認識することです。

オンラインにはオンラインならではの強みがあります。

例えば録画して復習できる、自宅学習の習慣づけができる、といった点です。

それぞれの特性を理解し、すみ分けて活用することが大切です。

競合が激化する

もう1つのデメリットは「競合の激化」です。

オンラインレッスンは商圏が全国・全世界に広がります。

すると、同じ分野の全国すべての教室、さらに従来型の対面教室まで競合になります。

もしレッスン内容が一般的で差別化がなければ、生徒は「近くの教室でも同じことが学べる」と考え、わざわざ遠方の先生を選ぶ理由がなくなります。

だからこそ「他にはない独自性」を打ち出すことが不可欠です。

一例としてですが、これは私のクライアントさんではなく知人のケースなのですが、大学受験専門の数学オンライン個別指導をされていた方がいらっしゃいました。

この場合、扱っているのは「数学の指導」ですので、当然競合相手は学習塾ということになります。

オンライン家庭教師のようなサービスも同様ですし、町の学習塾や大手の進学塾も含め、すべてが競合となってきます。

そこでこの方は、学習塾で学べる科目の中でも「数学」というジャンルにまず絞り込みました。

さらに「大学受験専門」という形で対象を限定したのです。

そうなると、近隣を探しても「大学受験専門の数学指導」と掲げている塾や先生はあまり見かけません。

つまり、このように対象を絞り込むことで、他のスクールでは提供していない独自のサービスとして打ち出すことができ、その結果、生徒を集めることに成功していました。

オンラインレッスン成功のカギ:絞り込み

ちなみに、似たようなケースは他にもあります。

例えば、先ほどは英語スクールの成功事例をご紹介しましたが、実はロシア語や韓国語といった、英語以外の外国語を扱うオンラインレッスンは成功しやすい傾向があるそうです。

また、外国人向けの日本語レッスンも比較的うまくいきやすいと言われています。

多くの日本人が外国語を学ぶとき、まず第一に英語を思い浮かべますよね。

そのため、英語以外の言語を学びたいと考える人の数は必然的に限られてきます。

実際、街中では英語スクールはよく見かけますが、ロシア語や韓国語のスクールはそれほど多くはありません。

つまり、語学のジャンルを絞り込み、ライバルが少ない分野を選ぶことで、他では提供されていないサービスとして打ち出すことが可能となり、その結果、生徒が集まりやすくなるのです。

外国人向けの日本語レッスンも同様です。

外国人に日本語を教えるレッスンは世界中にニーズがありますが、実際には提供している人がまだ少ないのが現状です。

そのため、競合が少なく「他にはないサービス」として認識されやすく、生徒が集まる傾向があるのです。

これが二つ目のポイントです。

オンラインシステムへの適応とサポート体制

三つ目の課題は「オンラインシステムへの適応」です。

先生ご自身がオンラインのサービスやシステムを使いこなす必要がありますし、生徒側も同様にオンライン環境を使えることが前提になります。

さらに、場合によってはウェブカメラやマイクなどの機材を準備しなければならないケースも出てきます。

先生側は「オンラインレッスンを提供しよう」と意欲的に学んでクリアしようとしますが、生徒側が機械に苦手意識を持っていると、そこで大きな抵抗を感じ、受講をためらうことも少なくありません。

そうした場合には、先生側でできる限りオンライン接続をサポートしてあげることが望ましいでしょう。

実際に私のクライアントさんの中にも、パソコンやネットに不慣れで「オンラインレッスンはどうやるのか分からない」と不安に感じていた方が多くいました。

特にコロナ禍以前は、オンラインサービス自体に馴染みがなく、接続やアプリの導入が大きなハードルとなっていました。

テレビショッピングに学ぶ、抵抗感を減らし、成約率を高める工夫

例えばZoomを使う場合でも、生徒側がアプリをインストールし、アカウントを登録する必要があります。

そこで私は電話を使って、「今こういう画面が出ていますか?」「ここに入力してください」とガイドしながら、生徒が無事に接続できるようにサポートしてきました。

一度設定を済ませてしまえば、その後はスムーズに使えるようになりますので、初期設定のサポートは先生側が積極的に行うことをお勧めします。

テレビショッピングでパソコンを販売する際に「購入者の自宅にスタッフが訪問し、初期設定を代行する」という特典が付くことがありますが、あれと同じ考え方です。

お客様の「やってみたいけど不安」という気持ちを払拭するために導入サポートを付け加えているわけです。

教室のオンラインレッスン導入時にも同様に、先生が初期設定をサポートすることで、生徒の抵抗を減らすことができるのです。

オンラインクラスをスムーズに導入するステップ

ここからは、オンラインクラスを始めたい先生に向けて「スムーズな導入方法」についてお伝えします。

ズバリ、まずは既存の対面レッスンにオンラインを組み合わせるのがお勧めです。

これまで多くの先生をサポートしてきましたが、皆さんに共通して必要なのは「先生自身がオンラインレッスンに慣れる時間」です。

最初は必ず予期せぬトラブル――例えばネット接続が突然不安定になるなど――に直面します。

もしそれが新規生徒との初回レッスンで起こってしまったら、相手に悪い印象を与え、入会につながらない可能性もあります。

そうならないために、まずは既存の生徒に協力してもらい、週1回だけオンラインで受けてもらうなど、実験的に組み合わせていくのが良いのです。

こうすることで先生自身がオンライン特有の特徴を体感し、実践的に慣れていくことができます。

経験を積んでスムーズに対応できるようになったら、次の段階として既存生徒向けに「対面+オンライン」の新しいコースを新設することも可能です。

その際にはベーシックな対面コースにオプションとしてオンラインを追加し、料金に上乗せすることで収益を高めることができます。

さらに経験を重ねることで、将来的には「対面+オンライン」を標準コースとして打ち出し、月謝を引き上げて全体収益の底上げを図ることもできます。

このように段階を踏んで導入することが大切です。

絞り込んで新規集客

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次の段階では、新規集客にもオンラインを活用していきます。

その際には「対象を絞り込んだり、特化型のサービスを企画したりする」ことが重要です。

結果として他にはない独自のレッスンを提供できれば、「こんな指導をしてくれる教室は他にない」と感じてもらえ、全国から新規生徒を集めることも可能になります。

まとめると、まずは慣れる期間を設け、次にオプションサービスとして提供し、さらにパッケージ化して、最後に新規集客につなげていく――この段階的な導入がスムーズにオンラインクラスを広げる鍵となります。

オンラインクラスは、工夫次第で収益と生徒満足度の両方を高められる可能性を秘めています。

もちろんそのためには準備と実践が必要ですが、先生の教室経営に大きな可能性をもたらしてくれる手段でもあります。

これからオンラインクラスを始めたい先生や、さらに強化していきたい先生にとって、今回のポイントが参考になれば幸いです。

先生のオンラインクラスの成功を、心から応援しています。

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