前回のブログで「絞り込み」の重要性について
書きました。
前回のブログはこちら「日立にあって、ソニーにないものなぁんだ?」
https://highcommunication.jp/2012/07/post-95.html
「絞り込み」について書くときにはボクは必ず、ジョブズ氏のことを
思い出さずにはいられません。
ジョブズ氏とは、そうiPhoneやiPadなどを生み出し、世界を変えてきた
アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏です。
彼の残した名言の中に
簡潔を突き詰めると、洗練される
という言葉があります。
この言葉どおり、iPhoneやiPodというのは極限まで簡潔を突き詰め、
「洗練された」という表現に相応しい製品だと言えます。
この姿勢は何も、ひとつの製品に限ったことではありません。
製品のラインナップも簡潔を突き詰めています。
ジョブズ氏はアップルの創業者でありながら一時、アップルを追放されました。
ちなみに、その後復帰を果たすわけなんですが、復帰するまでの間に
映画会社「ピクサー」を独立会社として立ち上げていたりします。
ピクサーとは、トイ・ストーリーやファインディング・ニモなどを
制作している映画会社、と聞けば多くの方がおわかりになると思います。
少し話がそれました。
えぇ・・・、あ、ジョブズ氏がアップルに復帰したときのお話です。
彼が、アップルに復帰した直後にまず何を行ったのか?
それは当時、30種類弱あったアップルのパソコンを
“たった”4種類だけに絞り込んだんです。
しかもその絞り込みからも簡潔明瞭。
●一般ユーザー向けのノートパソコン
●一般ユーザー向けのデスクトップパソコン
●プロユーザー向けのノートパソコン
●プロユーザー向けのデスクトップパソコン
この4種類でした。
そして、このときに一世を風靡したスケルトンボディの
デスクトップパソコン「iMac」が発売されました。
ここからアップルは息を吹き返し、現在までいくつもの
革命的ツールを生み出してきたのです。
今日のポイントは、ジョブズ氏のように「絞り込み」が
簡潔明瞭であるか?ということです。
ホームページやブログで集客をするときに、反応率が低いのは、
たいてい「わかりにくい」のです。
そこで提供する講座を絞り込んだり、提供する講座の対象を
絞り込みます。
そうすることで、見込み客にわかりやすく伝えることが
できるようになります。
「絞り込む」ことは意外と大変です。
勇気が要ります。
けれどネット集客のいいところは、コストがかからない所で、
絞り込んで効果がなければまたすぐに変えることができます。
これが昨日のソニーのように、製造業であれば一度作ったものを
売れないからといって、カンタンに変えることができません。
ですから、「ダメならもどしゃーいーじゃん」ぐらいの
気持ちで果敢に絞り込み戦略に取り組んで欲しいと思います。
結果的には、絞り込んでよかったなという結果になるはずです。