絵画教室を開いていますが、生徒が思うように集まりません…。
絵画教室の先生から、このようなご相談をいただくことがあります。
このページをご覧くださっている方は、集客に興味を持ちではないかと思います。
そして、すでに教室を経営されていらっしゃる先生かもしれませんし、これから教室をはじめようとお考えの方かもしれません。
さらには、すでに集客を実践していてそれをより強化していきたいとお考えの方かもしれませんし、これから集客を学んで実践していきたいとお考えの方かもしれません。
いずれにしましても、こちらのページをご覧くださいましてどうもありがとうございます。
そこで、今回こちらのページで教室の中でも絵画教室さんの集客のポイントをお伝えしたいと思っいます。
教室集客の原則とは?
早速、絵画教室の集客についてお話しをさせていただきたいのですが、その前にまず「教室集客の原則」についてお伝えしたいと思います。
「集客の原則」とは、どんなジャンルの教室もつぎのお伝えする3つのポイントを実践していただくと集客がうまくいくといったものです。
ひとつ目は「コンセプト」です。
先生の教室の特徴ですとか、他の教室さんとの違い、さらにはそれらによってどういったお客さまにどういう満足を提供するのか?を端的に言語化したものが「コンセプト」です。
つぎに、ふたつ目は「成約」です。
コンセプトに基づいて、それをより目に見える形で伝わりやすくするためにホームページやチラシの中身を工夫する取り組みになります。
みっつ目は「集客」です。
ホームページやチラシなどを見込み客に見ていただいて、教室の認知を促す取り組みです。
この3つを実践していただくと、どんなジャンルの教室も集客力を高めることができます。
では、ここからは教室集客の原則をベースに、絵画教室さんにおけるポイントをお伝えしたいと思います。
絵画教室におけるコンセプトのポイント
まず、コンセプトは先生の絵画教室の特徴や他教室との違いです。
例えば、先生の教室で教えてらっしゃる指導法が独自性があったとします。
その場合「独自の指導法で、短期間に絵が上手に描けるようになります」といったコンセプトであれば、他の教室とちょっと違うぞといった印象をお客さまは感じられるのではないでしょうか?
また、絵画教室とひと口に言っても大人向けの絵画教室もあるでしょうし、子どもさん向けの絵画教室もあると思います。
これも、コンセプトを表しています。
さらには「絵がうまくなる以外の面でも、お客さまにこういうプラスがありますよ」ということがあると、他の絵画教室だけでなく他のジャンルの教室との違いをも表したコンセプトになり得ます。
例えば、絵を描くことは脳を活発に使うのではないかと思うんですね。
そうであれば「絵画を通じて能力開発ができ、それによって集中力や記憶力が高まります」といったことが表現できるかもしれません。
また、絵を習うことから感性が磨かれていくと思うんですね。
そこで「絵画を通じて、今よりも感性豊かになって彩りのある毎日に変わりますよ」といった表現もできるかもしれません。
それ以外にも、子どもさん向けの絵画教室であれば親御さんとしては、絵がうまくなるのも当然うれしいと思いますが、それ以外の面も成長できたとしたら、さらにうれしいと思うんですね。
そこで「お絵かきを通じて、お子さまのイメージ力・ひらめき・集中力・天才性が育まれます」といった打ち出し方ができると、親御さんには先生の絵画教室がとても魅力的に映りますね。
絵画教室における成約のポイント
つぎに、コンセプトをベースに「成約」の取り組みを行います。
こちらは、チラシやホームページなどの中身を具体的に考えていくことになります。
このとき、チラシを作るのか?ホームページを作るのか?それともその他のメディアか?いろんな選択肢が考えられます。
しかし、どんなメディアを利用するにしても共通したポイントがあります。
それは「いきなり入会をめざさない」ということです。
例えば、ホームページで先生の絵画教室を知った方がいらっしゃったとします。
その方は、ホームページを見た段階では、まだ教室に足を運んだこともないですし、先生に会って直接お話してはいないですし、当然、まだレッスンも受けていません。
そのような状況で、入会して、入会金を支払って、月謝を支払って毎月通いつづけるのを決断することは心理的にハードルが高いと思います。
そこで「まずは、体験レッスンに来ませんか?」と誘ってあげるようにします。
すると、実際には先生の絵画教室に興味のある方が体験レッスンに来られるようになります。
そして、そのように実際のレッスンを受けていただければ、当然教室に足を運ぶことになりますし、先生をお話しすることもできますし、先生のレッスンを受けることもできます。
そういった体験ができると、入会するかどうかを判断できるようになります。
つまり、①体験レッスンに来てもらう、②入会してもらう、というあえて2ステップで入会までの導線を考えられることをお勧めします。
体験レッスンに来てもらうには?
では、体験レッスンに来ていただくためにはどうすればいいのか?
ここからは、ネットに特化してお話させていただきたいと思います。
ただし、その内容はチラシなどの他のメディアにも当てはまります。
ズバリ「ランディングページ」を作りましょう。
「ランディングページ」とは、ひとつのページで先生の教室の情報を網羅的に伝えたページのことです。
そのページを見れば、教室のことがほぼほぼわかり、お客さまが知りたいことにすべて答えているようなページを作ります。
お客さまが、ページを下にスクロールするだけで知りたい情報がすべて書かれていることが望ましいでしょう。
それらの情報を伝えたうえで「まずは、興味がおありの方は、一度体験レッスンに来ませんか?」と案内をしていただくのがお勧めです。
そうなると、結果的に情報量が多くなるので縦に長いページになる傾向があります。
しかし、情報をひとつのページに集約したほうが反応が高い傾向があります。
実際には、ホームページの中に「プロフィール」のページや「生徒さんの感想」、「料金」などのページなどがあっても構いません。
ですが、それらをひとつにまとめたページを作られるほうが申し込みの確率は高まります。
写真が成約の決め手!
とりわけ、絵画教室さんの場合、写真が成約のポイントになります。
一例を挙げますと、実際に生徒さんが絵を描いていらっしゃるようなシーンの写真です。
いわゆる「レッスン風景」の写真ですね。
レッスン風景の写真であれば、先生から教わっているシーンもあるでしょう。
そこでお客さまは、先生がどんな雰囲気の方なのか?を感じ取ることができます。
また、どのくらいの人数でレッスンをしているのか?やどんな生徒の方たちが通っているのか?などもわかりますね。
そのように、レッスン風景の写真をたくさんたくさんランディングページに散りばめると効果的です。
そうすることで、写真を通じてどんな教室なのか?がとてもよく伝わるようになります。
それ以外には、生徒さんの作品も写真で載せてあげるのもいいと思います。
可能なら、一人の生徒の方の通って1ヶ月目の作品、半年後の作品、1年後の作品というように見比べられるのもいいかもしれません。
そうすれば、上達度合いが一目瞭然です(もちろん、上達には個人差はありますが)。
そのような「ビフォー&アフターの写真」も効果的かと思います。
写真をうまく使っていただくと、教室のことが伝わるとともに「とても素敵な教室だな」印象が与えやすくなります。
絵画教室における集客のポイント
魅力的なランディングページを作ったつぎに行うのは、そのページに見に来る人を集めてくる「集客」です。
どれだけ素晴らしい教室の案内ができたとしても、それを見てくれる方がいなければやはり申し込みは得られませんね。
そこで、ランディングページにアクセス(訪問者)を集める必要があるのですが、ここでポイントがあります。
それは「アクセスの数よりも質を重視すること」です。
これから申し上げる“2つの条件”に合致したアクセスが、先生の教室に通う見込み度の高いお客さまだと考えます。
- 絵を習いたいと思っている
- 先生の教室に通える地域に住んでいる
例えば、絵を習いたいと思っていても先生の教室から遠方に住んでいては通うことは難しいでしょう。
また、先生の教室のある地域にお住まいの方が見に来てくれたとしても、その方が絵に興味がなければ、やはり通うことは難しいと思います。
ですので“2つの条件”を満たしたアクセスを集めることが大切になります。
見込み客を集める方法
そこで、先生の絵画教室に通う見込み度の高い方を集める方法としてお勧めなのが「検索対策(SEO対策)」です。
例えば「大阪市 絵画教室」のように「地域名+絵画教室」というキーワードの検索結果に先生のランディングページが上位表示されると、そこから見込み度の高い方が集まるようになります。
「地域名+絵画教室」というキーワードで検索する方は、先の“2つの条件”に合致した人である可能性が高い傾向があるんですね。
そのように、特定のキーワードの検索結果に上位表示させることを「検索対策(SEO対策)」と言います。
ですので「地域名+絵画教室」というキーワードでの検索結果に上位されると、そこから見込み客がランディングページを訪れて、さらには体験レッスンに申し込んでくれることが考えられます。
また、SEO対策は比較的コストがかからず先生ご自身でもできますので、そういう観点からもお勧めの方法です。
教室の露出を2倍にする方法
ちなみに、検索対策は年々多様化してきています。
具体例としては、最近検索結果の上部に地図が表示されることが増えています。
これは、Googleであれば「Googleマップ」における検索結果の一部が通常のGoogle検索の検索結果に表示されているんですね。
Yahoo!の検索結果には、Yahoo!地図における検索結果の一部が表示されています。
例えば「大阪市 絵画教室」というキーワードで検索すると、そのキーワードと関連性の高い地域の地図が表示され、その左側に地図上にあるキーワードと関連性の高い絵画教室が3教室表示されます。
Googleマップの場合、ここに表示されるためには最低限「Googleビジネスプロフィール」という無料のサービスに登録しておく必要があります。
ただし、登録したうえでいくつか上位表示させるための対策を講じなければいけない場合もあります(※先生ご自身でもできる対策もたくさんあります)。
ただ、上位3教室の中に表示されますと、教室の認知が広まりやすくなります。
マップ検索で教室が表示され、通常検索でランディングページが表示されれば、単純に露出は2倍になります。
そうなれば、クリックしてもらえる確率も高まりますね。
SEO対策と相性のいいメディアがある!
ランディングページやGoogleマップ以外にもGoogleやYahoo!の検索結果に上位表示されるケースがあります。
その一例が「YouTube」です。
最近、検索結果にYouTubeが表示されていることがあるんですね。
YouTubeは、検索対策と相性のいいメディアのひとつです。
とりわけ最近は、スマートフォンで動画を撮影することが簡単にできるようになっています。
さらには、スマホでYouTubeアプリを使えば、撮影した動画をすぐにYouTubeにアップすることもできます。
しかも、YouTubeはアップしてから1,2日でGoogleの検索結果に出てくることもあります。
そのため、見込み度の高いお客さまに教室を知っていただくうえでYouTubeを活用するのもお勧めの方法です。
Instagramでの検索が増えている!
ここまでは、GoogleやYahoo!などの「検索サイト」でのSEO対策についてお伝えしてきました。
しかし近年、検索サイト以外でもネット ユーザーが検索することが増えてきています。
その代表的なメディアのひとつが「Instagram」です。
スマホで、Instagramのアプリを開きますと、画面の下に家のマークや虫眼鏡のマークなど、いくつかアイコンが並んでいます。
その中の左からふたつ目にある「虫眼鏡のアイコン」をタップしますと検索画面が開きます。
検索画面の上部に、検索キーワードを入力するエリアがあります。
そして、キーワード入力欄の下に表示されている写真などが検索キーワードと関連性の高いInstagramです。
また、Instagramの特徴として検索結果に“動画”が表示されます。
これは、Instagram特有の「リール」というショート動画が表示されているんですね。
リールは、写真よりも表示エリアが縦に2倍くらい長いんです。
そして、動画なのでつねに映像が動いています。
そのため、Instagramではリールをアップしておきますと非常に目立って、検索結果から先生のInstagramを見に来る人を集めることができます。
ちなみに、Instagramでも検索結果の上位表示をめざすべきキーワードは「地域名+絵画教室」です。
さらには、先生のプロフィールページにはランディングページのURLを記入しておきます。
そのようにして、検索結果に表示されたリールから、プロフィールページ、そしてランディングページへと移動してもらえる導線を作っておきましょう。
Instagramは、年々、ユーザー数が増えており、それに伴って検索件数も伸びています。
そのような経緯から、Instagramでの検索対策も集客効果が期待できます。
まとめ:絵画教室における生徒募集のポイント
- 独自性の高いコンセプトを表現する
- 体験レッスンから入会をめざす
- 魅力的なランディングページを作成する
- ランディングページでは、レッスン風景の写真を多用する
- 「地域名+絵画教室」で検索結果の上位表示をめざす
- Googleマップ、YouTube、Instagramの検索対策もお勧め
ぜひ、今回紹介した方法をできることからはじめてみてください。
今よりも、必ず生徒の方たちが集まってくるはずです。
先生の教室が、もっと人気教室へと発展されますことを願っております。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。
追伸
このブログの内容を、以下の動画でもご覧いただけます。
また、教室集客の原則については以下のブログまたは動画でご覧いただけます。