SNSで集客していますが、生徒が全然集まりません…
教室の先生から、このようなお悩みのご相談をいただくことがあります。
このページをご覧くださってる方は、きっと集客にご興味をお持ちの方だと思うんですね。
そして、これから教室をはじめようとお考えの方かもしれませんし、すでに教室を経営されている方かもしれません。
さらには、SNSでの集客を実践していてそれを今後より強化していきたいという風にお考えの方かもしれませんし、これからSNS集客について学んで実践しようとお考えの方かもしれません。
いずれにしましても、こちらのページをご覧くださいましてどうもありがとうございます。
そこで、こちらのページでは「教室集客に、SNSをどう活用するのか?」というお話をしてみたいと思います。
SNSは、どう活用するのがベスト?
さて「SNS」とひと口に言っても、さまざまなメディアがありますね。
そして「教室に生徒を集めていくうえで、SNSを活用したほうがいいんだろうか?」といったご相談をいただくこともあります。
まず、結論的な考えとしては、教室集客においてSNSはメインの集客を補完するツールとしてご活用されることをお勧めします。
言い換えるなら、ホームページなどで教室の情報を十分に整理された情報で提供しておいて、そこにアクセスを集めるツールとしてSNSを活用されるのが望ましいと考えます。
例えば、InstagramやFacebookなど、SNS単体で生徒を集めるのは難しいと、これまでの経験から感じます。
ですので、生徒募集につなげるための1ツールとして活用するスタンスのほうがいいと考えます。
そして、生徒募集を行ううえで、前提として押さえておいていただきたいのが「教室集客の原則」です。
教室集客の原則とは?
生徒を集めるための取り組みは、大きく分けるとつぎの3つだと考えています。
まず、ひとつ目は「コンセプト」ですね。
先生の教室の特徴や他の教室さんとの違い、さらにはそれらによってどういったお客さまにどういう満足を提供するのか?といったことを端的に言語化したものが「コンセプト」です。
そのうえで、チラシやホームページなどの具体的な中身を考えていく取り組みというのが、ふたつ目の「成約」です。
そうして、教室のことを魅力的に伝えたチラシやホームページを作ったとします。
しかし、実際にはそれを見てくれる方がいなければ入会には至りづらいですよね。
そこで、ホームページを見てくれる人を集めたり、チラシを撒いてたくさんの人にチラシを見てもらうといった行動が必要になります。
それが、みっつ目の「集客」です。
SNS集客は、数より質
ここで、先ほど挙げた教室集客の原則の3番目の取り組みである「集客」に着目したいと思います。
教室ビジネスの場合、集客で重要視していただきたいことがあります。
それは「数を集めるのではなく、質を重視する」ということです。
例えば、どのSNSでも「お友だち」とか「フォロワー」といった機能がありますね。
そして、お友だちやフォロワーの数を増やせば、その方たちに情報が届くことになります。
例えば、僕のInstagramに100人のフォロワーがいた場合、その100人のタイムライン上に僕が発信した情報が表示されます。
だとするなら、フォロワーが多ければ多いほど、たくさんの方に情報が届くので集客効果が見込めると思われがちです。
けれども、ここで大事になってくるのが、先ほどお伝えした“質”なんです。
「質を重視する」というのは、以下に示した“2つの条件”を満たした方に情報を届けることを指します。
- 先生のレッスンを習いたいと思っている
- 先生の教室に通える地域に住んでいる
この2つの条件を満たした方に情報が届かないと、そこから集客および入会に結びつけることは難しいと言えます。
例えば、これをご覧の先生がピアノ教室もやられているのであれば、ピアノを習いたいと思っている方を集めるのが第一条件になります。
そのうえで、その方たちが先生の教室に通える地域に住んでいることが第二条件になります。
仮にフォロワーさんがピアノを習いたいと思っていたとしても、先生の教室から遠方にお住まいの方だと入会には至りづらいと思います(※オンラインレッスンはのぞく)。
また、フォロワーさんが先生の教室の近くにお住まいの方であっても、そもそもピアノを習うつもりがなければ、やはりこの場合も入会にいは至りづらいでしょう。
SNSで集客していたクライアントさんの実例
過去に、僕のクライアントさんで、アメブロとFacebookとX(旧Twitter)を活用して集客をがんばっておられた教室の先生がいらっしゃいました。
当時、3つのSNSのフォロワーの合計が5,000人以上いたと記憶しています。
その方は、ホームページでブログを書かれて、その内容の一部をアメブロに書いてつづきをホームページにリンクさせたり、ブログの概要文およびURLをFacebookやXで発信して、ホームページにアクセスを集めておられました。
また、ブログは毎日に近いくらい、結構な頻度で更新しておられました。
そんな活動を2年間、継続しておられたそうです。
実際に、それによって何名の方がこの先生の教室に入会されたと思いますか?
実は、結果はゼロだったんです。
そのため、僕にご相談くださったんですね。
なぜ、このような結果になってしまったのかと言うと、それはフォロワーの多くが先ほどお伝えした2つの条件を満たしていなかったからです。
このように、どれだけフォロワーの数を増やしたとしても、どれだけ情報を発信しつづけたとしても、2つの条件を満たしていなければ集客効果がゼロになってしまうことが実際に起きています。
教室集客では、SNSはこう使う!
では、どうすればSNSを活用して、質の高い方たち(=入会する見込みが高い)に情報を届けることができるのか?
それは、SNSで検索対策(SEO対策)を行うことです。
例えば、GoogleやYahoo!などで検索したときに、先生のSNSが検索結果の上位に表示できるよう対策をします。
もちろん、SNSと言ってもさまざまなメディアがありますよね。
その中で、いくつかお勧めのSNSを紹介すると、まずひとつ目が「Googleマップ」です。
広い意味で、GogoleマップもSNSかなと思うんですね。
なぜなら、投稿やレビューなど、SNS的な機能を有しているからです。
近年、検索結果の上位に地図が表示されるケースが増えています。
Google検索の場合は「Googleマップ」が、Yahoo!であれば「Yahoo!地図」が表示されています。
例えば「葛飾区 英語スクール」というキーワードで検索すると、キーワードと関連性の高い地域の地図が表示されます。
そして、表示されている地図内でキーワードと関連性の高い店舗(教室)の上位3つが表示されるようになっています。
これは、Googleであれば「Googleマップ」の検索結果の一部がGoogleの通常検索の結果に組み込まれている状態なんですね。
また、地図の下に通常の検索結果が表示されることも少なくありありません。
いずれにしても、検索結果の上位で先生の教室が表示されていれば非常に目立ちますしクリックされやすくなります。
ちなみにGoogleの場合、表示される教室というのは「Googleビジネスプロフィール」に登録されている教室になります。
先生の教室をマップ上に表示させるためには、Googleビジネスプロフィールに登録することが最低条件となります(登録は無料)。
なお、Googleビジネスプロフィールに登録したうえで、上位3つまでに表示できるように対策しないといけない場合もあります。
上位表示させるキーワードが重要
上位表示をめざすべきキーワードは「葛飾区 英語スクール」のような「地域名+教室のジャンル」を組み合わせたものがお勧めです。
このキーワードで上位表示できると、先ほどからお伝えしている”2つの条件”を満たした方が先生のSNSを見てくれるようになります。
そして、そういう方がSNSをきっかけにホームページを見てくれると、集客できる可能性は非常に高くなります。
ちなみに、Googleビジネスプロフィールにはホームページに誘導するボタンが表示できます。
なので、Googleビジネスプロフィールからホームページを開く方もわりと多いように思います。
以上のようにして、検索結果に上位表示させることが見込み度の高いアクセスを集める効果的な方法になります。
YouTubeが上位表示されている!
検索対策に相性のいいメディアとして、その他のSNSを挙げるならば「YouTube」があります。
YouTubeが、検索結果の上位に表示されることも増えてきています。
最近は、スマートフォンで簡単に動画を撮ることができますよね。
そして、スマホの「YouTubeアプリ」を使えば、すぐに動画をアップロードすることもできます。
ちなみに、YouTubeは動画をアップして1日,2日で検索結果に上位表示されることも少なくありません。
そして、検索経由でYouTubeが見られた際に、動画の中で「詳しくは、ホームページご覧ください」や「〜〜で検索してください」といったアナウンスをしておきます。
それによって、教室のホームページへの誘導を促進できます。
また、YouTubeのページ内にある「概要欄」でも教室の案内をしたり教室のホームページへのリンクを貼りつけておきます。
このようにして、ホームページなどのメインの集客メディアにアクセスを集約します。
Instagramでの検索が増えている!
さらには、最近はネットユーザーが検索をするメディアも変わってきています。
GoogleやYahoo!などの検索サイト以外でも検索するようになってきているんですね。
そのひとつが「Instagram」です。
スマホでInstagramを開いていただくと、画面の下にいくつかアイコンが表示されています。
その中の、左から2つ目の「虫眼鏡のマーク」をタップすると検索画面が表示されます。
検索画面では、上部に検索キーワードを入力するエリアがあります。
上の画像では、キーワード入力欄に「藤沢市フラダンス教室」と入力されています。
そして、画面全体に何種類も写真や動画でが表示されています。
それらが、先ほどのキーワードと関連性の高いInstagramなんですね。
ちなみに、Instagramにおいても「地域名+教室のジャンル」を組み合わせたキーワードで上位表示をめざします。
そして、検索結果に先生のInstagramが表示されると、ユーザーがその中から興味のある動画や写真をタッチして、さらにくわしい情報を見るようになります。
中には、そのInstagramアカウントのプロフィールページに進むユーザーも出てくるでしょう。
Instagram検索の特徴
もう一度、Instagramの検索画面をご覧ください。
Instagram特徴として、検索結果に動画が表示されます。
これは、Instagram特有の「リール」というショート動画です。
リールは、写真よりも縦に2倍くらい広く表示されるんですね。
しかも、動画なので絶えず映像が動いているんです。
そのため、リールが検索結果に表示されると目立つのでタップされやすい傾向があります。
すると、リールを見たユーザーがプロフィールページを見てくれる可能性が出てきます。
そして、プロフィール欄にホームページのリンクを入力しておくことで、ホームページへの誘導を促進することができます。
Instagramは、年々ユーザー数が増えていて、それに伴って検索件数も伸びています。
ですので、Instagramでの検索対策もお勧めの方法として紹介いたしました。
SNSを活用した教室集客:まとめ
- SNSを入り口にして、より詳しい情報をまとめたホームページなどに誘導する
- SNSは、数よりも質を重視する
- SNSを活用して、検索対策(SEO対策)を行う
- お勧めは、Googleマップ・YouTube・Instagram
- 「地域名+教室のジャンル」で上位表示をめざす
- Instagramは、リールでの上位表示をめざす
- 各SNSから、ホームページへの誘導を促進するリンクや文言を記載しておく etc
こちらのページが、先生の教室の集客に参考になればうれしく思います。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。
追伸
このブログの内容を、以下の動画でもご覧いただけます。
また、教室集客の原則については以下のブログまたは動画でご覧いただけます。