パソコン教室を開いているんですが、思うように生徒が集まりません…。
パソコン教室の先生から、このようなご相談をいただくことがあります。
さて、このページをご覧くださっている方は、きっと集客に興味をお持ちではないかと思います。
また、すでに教室を経営されている先生かもしれませんし、これから開業をめざしておられる先生かもしれません。
さらには、すでに集客を学ばれている方かもしれませんし、これから集客のことを学んでいきたい方かもしれません。
いずれにしましても、このページをご覧くださり本当にありがとうございます。
こちらのページでは、教室の中でも「パソコン教室の集客」についてのヒントをお伝えしたいと思います。
教室集客の原則とは?
早速、パソコン教室の集客についてお伝えたいと思っているんですが、それをお伝えする前に「教室集客の原則」というのをお伝えしておきたいと思います。
「教室集客の原則」とは何かというと、これからお伝えする3つの取り組みを行っていただくとどんなジャンルの教室も比較的成果が出やすいといったものです。
まず、ひとつ目が「コンセプト」です。
先生の教室の特徴や他の教室さんとの違い、さらにはそれらによってどんなお客さまにどんな満足を提供できるのか?を端的に言語化したものが「コンセプト」です。
そして、そのコンセプトに基づいてチラシやホームページなどの中身を作り込んでいくのが、ふたつ目の「成約」になります。
チラシやホームページを作っただけでは、まだ入会には結びつきません。
そこで、ホームページであればそれを見に来てくれる方を集める取り組みが必要になります。
これが、みっつ目の「集客」です。
では、ここからは教室集客の原則をベースにパソコン教室における生徒募集のポイントをお伝えしたいと思います。
パソコン教室におけるコンセプトのポイント
パソコン教室の場合は、大手教室が存在していますよね。
テレビCMなどで見かける教室もありますし、全国展開をしている教室もあります。
パソコン教室は、そういった大手スクールと渡り合って行くことが避けられません。
そこで、大きなポイントになってくるのは「コンセプト」です。
先ほども申し上げましたが、他の教室さんとの違いや先生の教室の特徴などのことですね。
先生の教室のどういったところが他のパソコン教室と違うのか?をしっかりと明確に言語化していただくことが大切です。
例えば、大手スクールはわりと大きな教室で一斉に レッスンされている傾向があります。
それに対して、先生の教室が少人数もしくはマンツーマンで教えてらっしゃるなら「少人数レッスン」や「マンツーマン指導」なんていうのはコンセプトになり得ると考えます。
また、ひと口に「パソコン教室」と言ってもパソコンを使ってできることは多岐に渡ります。
そのため、おそらくさまざまなレッスンを展開されていると思うんですね。
例えば、パソコン初心者がパソコンを使えるようになるためのベーシックなソフトといえばマイクロソフトのワードやエクセルなどがありますよね。
そういったソフトが使えるようになる初心者の方向けのコースもあれば、インターネットを快適に使えるようになるためのコースもあるかもしれません。
また、パソコン上級者になってくるとビジネスで求められるワードやエクセルなどのスキルを養成するコースといったものもあるのではないでしょうか。
そのように、どういったコースをやられていらっしゃるのかによって専門特化できる場合もありますね。
その結果「資格系に強いパソコン教室」というコンセプトが考えられるかもしれません。
なぜ時間とお金をかけてパソコンを習いに来るのか?
さらには、パソコンに関する資格を取得したいお客さまのニーズというのは、それらのスキルを身につけて希望のお仕事に就職したいということが考えられます。
そこで「当教室で学ばれた●%の生徒の方々が、〜〜のお仕事に就職されています」といった感じで就職率までを表すことができると他の教室との違いになるのではないかと思います。
また「お子さんが学べる、パソコンベーシッククラス(Word・Excel・Powerpoint)」なんていうのも特徴になりそうです。
それから、総じてパソコン教室に習いに来られる方たちというのは、何かしら現在のパソコンスキルに満足していらっしゃらないと思うんですね。
自分は、パソコンがうまく使えないといった意識をお持ちではないかと思うんです。
ただ、まわりのご家族などがある程度パソコンが使えるならそういった方に聞いて教わることもできるはずです。
にも関わらず、お金と時間をかけてパソコン教室に来られている方もおられるのではないでしょうか?
それってもしかすると、なかなかパソコンの操作を覚えられなくて家族に何回も同じ質問をして家族に嫌がられた経験をされているのかもしれません。
そういった方には「しっかりと身につくまで サポートいたします」や「同じ質問を何度していただいても、笑顔でお答えいたします」や「必ずみなさんがスキルを身につけられています」や「スキル習得率●%」といった表現は効果的かと思います。
そのように「絶対ここに来れば、スキルを身につけられる」という安心感を与えられる表現もコンセプトになり得ると考えます。
以上を踏まえて、先生の教室のコンセプトを言語化していただきたいと思います。
パソコン教室における成約のポイント
ふたつ目のポイントが「成約」になりますね。
先ほどのコンセプトに基づいて、ホームページやチラシなどの中身を具体的に作っていく取り組みです。
現代の集客活動では、いろんなメディアがあります。
チラシやホームページ、さらにはそれ以外にもいろんな集客メディアがあります。
しかし、どんなメディアを使うにしても共通していることは「いきなり入会をめざさない」ということです。
チラシにしろホームページにしろ、お客さまがそれらのメディアを通じて先生の教室を知った時点では、おそらくほとんどの方が教室に足を運んだことがないでしょうし、先生に直接会ってお話をしたこともないでしょうし、そのためレッスンを受けたこともないと思うんですね。
その段階で、入会金や月謝を支払って通いつづけるのを決断することはお客さまにしてみると心理的にハードルが高いんじゃないかと考えます。
そこで「まずは、体験レッスンに来ませんか?」といったお誘いをしてあげるわけですね。
そして、体験レッスンに来てもらえば教室に足を運んでもらえますし、先生とお話することもできますし、レッスンも受けることができます。
お客さまは、そういった体験をすることで「実際に、身につけられそうだ」とか「通いつづけられそうだ」という判断ができます。
ですので、①まずは体験レッスに来ていただいて、そして②入会していただくというような“2ステップ”で入会までの導線を設計されることをお勧めします。
ネット集客のキモ!ランディングページとは?
ここからは、ネットに特化したお話をさせていただきたいと思います。
しかし、これからお伝えすることはアナログメディアであってもポイントは同じになります。
ネットでの集客において、ポイントになるのはズバリ「ランディングページを作りましょう」ということです。
「ランディングページ」では、そのページを読み進めると教室のことがほぼほぼ書かれています。
そして、そのページを見れば教室のことがほぼわかり、そのうえで「体験レッスンに来ませんか?」と謳われています。
そういったページのことを「ランディングページ」と捉えていただければ結構です。
そのような、教室についてお客さまが知りたいであろう情報を網羅したようなページを作られることをお勧めします。
そして、教室を紹介したうえで「ご興味おありの方は、体験レッスンに来ませんか?」といった案内も盛り込んでいきます。
お客さまが知りたいことにすべて答える!
お客さまが知りたいことは、本当にたくさんあります。
例えば「どんなスキルが身につくの?」といったことや「先生ってどういう人なの?」や「生徒ってどういう人たちが通っているの?」とかですね。
また「場所はどこなの?」や「実際に継続して通った場合には、入会金や月謝など料金はいくらなの?」など、さまざまなことを知りたがっています。
それらの知りたいことに、すべて答えたようなページをランディングページとして作ることが大切です。
そうしますと、結果として情報量が多くなりますのでひとつのページが縦長になる傾向があります。
実は、こうしたページを作ったほうが結果として反応が高いという傾向があります。
ホームページの場合は、先ほど申し上げたような「料金いくらなの?」という疑問に対して「料金のページ」を作ったりすることがあります。
また「先生ってどういう人なんだろう?」っていう疑問に対しては「プロフィールのページ」を作っているケースもあります。
もちろん、それらのページを作成されてもOKです。
ただ、それらとは別にお客さまが知りたい情報をひとつに集客したページを作られたほうが、結果として反応が高い傾向があります。
ですので、お客さまが知りたい情報を網羅したランディングページをお作りになることをお勧めいたします。
写真を効果的に活用しよう!
またパソコン教室の場合、ランディングページの中で意識されるといいと思うのは「写真」ですね。
実際のレッスン風景の写真などを、掲載されるといいと思います。
レッスン風景の写真を、たくさんたくさんランディングページ内のいろんな場所に散りばめて掲載してみてください。
写真は、1枚でいろんな情報が伝えられます。
例えば「先生ってどういう人なの?」ということを知りたがっている方には、レッスンで先生が生徒の方たちに丁寧に教えていらっしゃる写真があれば「先生ってこういう感じの雰囲気の方なんだ」ということが伝わります。
また「どういう人たちが通っているの?」という疑問に対してには、レッスン風景の写真の中に生徒の方たちが映っていれば「こういう人たちが通っているんだな」や「自分と同世代や同性の方たちがいるんだな」といったことが伝わります。
それによって、安心してレッスンに参加しやすくなります。
そのように、レッスン風景の写真は非常に多くの情報を伝えてくれます。
ですので、レッスン風景の写真をたくさんランディングページの中に散りばめていただくと訴求性が高まり申し込みに結びつきやすくなります。
もちろん、チラシにも写真を盛り込んでいただくと同じような効果が期待できます。
パソコン教室における集客のポイント
訴求性の高いランディングページができれば、今度はそのページを見に来てくれる人たちを集める必要があります。
この取り組みが、みっつ目の「集客」です。
集客でのポイントは「量よりも質を重視すること」です。
できるかぎり多くの方に、ランディングページを見てもらいたいと思うものです。
ですが、闇雲にアクセス数を追うべきではありません。
先生の教室に通う“見込みの高い方”たちを、積極的に集めるということを意識されることをお勧めします。
では、見込みの高い方たちとはどういう人なのか?
それは、以下の2つの条件を満たした方だと考えています。
- パソコンを習いたいと思っている
- 先生の教室に通える地域に住んでいる
この2つの条件を満たしていないと、なかなか入会に結びつきません。
例えば、パソコンを習いたい気持ちはあっても遠方で先生の教室に通うことができない方であれば、入会には結びつきづらいですね。
また、先生の教室がある地域にお住まいの方であってもパソコンを習うつもりがなければ、やはり入会に結びつきづらいわけですね。
ですので、上記2つの条件を満たした方を集めることがすごく重要になります。
そこで、ネット集客の場合はどういった取り組みがお勧めかと言うと、ひとつは「検索対策(SEO対策)」です。
検索対策(SEO対策)について
GoogleやYahoo!などの検索サイトで検索をしたときに、検索結果の上位に先生の教室のランディングページが上位表示されていれば、興味を持った方がクリックしてランディングページを見てくれるということが考えられます。
このとき大切なのは「どんなキーワードで上位表示させるか?」なんですね。
お勧めは「世田谷区 パソコン教室」のように、先生の教室がある「市区町村名」と「パソコン教室」を組み合わせたキーワードです。
このキーワードで、ランディングページが上位表示することをめざします。
なぜなら「市区町村名+パソコン教室」の検索結果からランディングページを見に来てくれる方は、先ほど申し上げた2つの条件を満たしている可能性が非常に高いからです。
例えば「世田谷区 パソコン教室」というキーワードで検索する方が、どういう意図で検索しているのか?を推測してみてください。
おそらく、その方たちは「世田谷区でパソコン教室はどんなとこがあるのかな?」ですとか「世田谷区の人気のパソコン教室はどこなんだろう?」といった意図で検索していることが考えられます。
つまり、パソコンを習いたい気持ちがあり、そして世田谷区内にある教室に通える地域に住んでいる可能性が高いと考えられます。
ですので、2つの条件を満たしている方がランディングページを見てくれる可能性が高いと言えます。
また、検索対策(SEO対策)は、比較的先生 ご自身でも対策が取りやすく、それでいてあまりコストがかかりません。
そういった面からも、検索対策はお勧めの方法です。
Googleマップ対策が注目されています
実は、検索対策(SEO対策)は、近年、非常に多様化しています。
そこで、いくつか検索対策のバリエーションをご紹介いたします。
最近、検索結果の画面に地図が出てくるケースが増えています。
Googleには「Googleマップ」というサービスがあります。
そして、Googleマップでの検索結果の一部が、通常のGoogle検索の検索結果に組み込まれてきているんですね。
検索結果に表示される地図は、検索キーワードと関連性の高い地域が表示されます。
そして、その地図上に存在している検索キーワードと関連性の高い店舗(=パソコン教室)の一部が表示されています。
しかも、地図が検索結果の比較的上位に表示されることが多いんですね。
やはり、上位に表示されますと目立つので認知されやすい傾向があります。
Googleマップ上に先生の教室を表示させるには「Googleビジネスプロフィール」という無料のサービスにご登録いただく必要があります。
それが、まず最初の対策になります。
ちなみに、Googleマップの検索結果はキーワードと関連性の高い上位3教室だけが表示されます。
そのため場合によっては、Googleビジネスプロフィールに登録する以外にも対策をしないと上位表示できない場合もあります。
いずれにしましても、地図エリアに先生の教室が表示されて、そしてランディングページも上位表示できれば、単純に露出が2倍になります。
そうなると、先生の教室を知ってもらえる確率も単純に考えると2倍になるわけです。
また、Googleマップの検索結果の表示には「ウェブサイト」というボタンがあります。
あらかじめ、ウェブサイトのリンク先をランディングページに設定しておくと、そちらをクリックするとランディングページが表示されるようになります。
YouTubeでの上位表示が増えている!
つぎに、ランディングページ、Googleマップ以外のメディアで上位表示されやすいメディアを紹介したいと思います。
それが「YouTube」です。
最近、検索結果にYouTubeが上位表示されるケースも結構あります。
とりわけ最近は、スマートフォンを使うと簡単に動画を撮影することができるようになりました。
さらには、スマホにある「YouTubeアプリ」を使えば撮影した動画を簡単にYouTubeにアップすることもできます。
そうやって、YouTubeをアップすることで検索結果に上位表示させることができます。
検索結果の上位に動画が表示されていると、クリックされる可能性が高くなります。
そして、動画をご覧になられて教室に興味を持ってくださる方もおられると思うんですね。
また、YouTubeには「概要欄」というエリアがあります。
概要欄には、ランディングページのリンクを貼っておくこともできます。
さらには、動画の中で「詳しい案内に関しては、ランディングページをご覧ください」ですとか「〜〜で検索してランディングページをご覧ください」といったアナウンスをすれば、ランディングページを見てもらうことを促す効果が期待ができます。
ちなみに、YouTubeは動画をアップして1,2日で検索結果に表示されることも少なくありません。
動画を手軽に撮影してアップできるようになってきてますので、いろんな動画を撮影してアップされることをお勧めいたします。
Google以外での検索が増えている!
ここまでは、GoogleやYahoo!などの検索サイトの検索結果にいかに上位表示させるか?というお話をしてきました。
ここからは、検索サイト以外のメディアを紹介したいと思います。
それが「Instagram」です。
上の画像は、スマホで見たときのInstagramの検索結果の画面です。
画面の下に、いくつかアイコンが並んでます。
そこの左からふたつ目に、虫メガネのアイコンがあります。
そちらをタッチしますと、検索画面が表示されます。
検索画面の上部には検索キーワードを入力するエリアがあります。
画像には「藤沢市フラダンス教室」というキーワードが入力されています。
そして、キーワード入力欄の下に写真や動画がズラっと表示されています。
これが、入力欄のキーワードと関連性の高いInstagramです。
リールでの上位表示をめざそう!
もう一度、Instagramの画面をご覧ください。
Instagramの特徴として、検索結果の画面に動画が表示されるんですね。
これは、Instagram独自の「リール」というショート動画が表示されています。
そして動画は、検索結果の画面上でつねに映像として動いています。
また、表示エリアが写真に比べると縦に2倍くらい長いんですね。
そのため、ユーザーの目が動画に行きやすい傾向があります。
ですので、Instagramの検索対策はリールで上位表示をめざすのがお勧めです。
それによって、タッチされやすくなります。
また、Instagramの場合も上位表示をめざすべきキーワードは先ほどと同じ「市区町村名+パソコン教室」です。
Instagramも、今ご紹介した以外にもいくつか対策しなければ上位表示されない場合もあります。
ですが、いずれにしましても「市区町村名+パソコン教室」で先生のInstagramが上位表示されると、リールなどを見てもらえるようになります。
そして動画で「教室について詳しくは〜〜で検索してください」とアナウンスしておいたり、プロフィールページにランディングページのURLを貼り付けておくと、教室のことを知ってもらえる確率が上がります。
近年、Instagramで検索をする人が増えてきています。
その理由のひとつとしては、年々Instagramのユーザー数が増えていることが考えられます。
そのため、検索するユーザー数も増えてきているのだと思います。
そこで、Instagramも活用していただくと先生の教室に通う見込み度の高い方をより集められるようになると考えております。
まとめ:パソコン教室の生徒募集
- 大手スクールや他スクールとは違う、独自のコンセプトを言語化する
- 2ステップ(体験〜入会)での集客導線を設計する
- お客さまの知りたいことに、すべて答えたランディングページを作る
- ランディングページには、レッスン風景の写真を散りばめる
- 検索対策で、見込み度の高いユーザーを集める
- Googleマップ・YouTube・Instagramの活用がお勧め etc
できるところからはじめていただければ、先生の教室に生徒が集まる確率が高まるはずです。
このページの内容を、ご活用いただければ幸いです。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。
追伸
このブログの内容を、以下の動画でもご覧いただけます。
また、教室集客の原則については以下のブログまたは動画でご覧いただけます。