「お料理教室をしていて自分なりに集客しているんですが、思ったほど申し込みがありません…」
お料理教室の先生から、このようなご相談をいただくことがあります。
もし、これをご覧の方がお料理教室の先生で同じようなお悩みをお持ちなら。
ぜひ、2,3分ほどお時間を取っていただいて、これからお伝えすることをご覧になってみてください。
読むだけでも、先生の教室に生徒が集まりはじめるヒントをつかんでいただけると思います。
教室集客の原則とは?
まず、お料理教室の集客のポイントをお話する前に「教室集客の原則」について少しお伝えしておきたいと思います。
「教室集客の原則」とは、どんなジャンルの教室もこういった手順や考え方で取り組むと生徒募集の成果が出やすいですよといったものです。
そして「教室集客の原則」に関しては、他のブログでお伝えしております。
併せてそちらもご覧いただければ、より集客について理解が深まり、成果が出やすくなると思います。
そのうえで”特に、お料理教室の場合はこういったポイントを重視されるといいですよ”ということを提案させていただきたいと思います。
また、以下の提案の中では教室集客の原則についても、かいつまんでですが説明をしてまいります。
お料理教室における生徒募集のポイント
原則的なお話からいたしますと、生徒募集おける取り組みというのは大きく3つあります。
まずは「コンセプト」ですね。
これは、先生の教室の特徴や他の教室さんとの違いを表したものです。
また同時に、それらによって生徒のみなさんのどういったニーズを満たすことができるのか?どういう満足を提供できるのか?といったことにも答えたものになります。
そして、コンセプトに見合ったお客さまを集めるための取り組みとして「集客」があります。
ホームページやブログなどを見てくれる方(=見込み客)を集めるわけですね。
さらには、ホームページなどを見に来た方たちを効率的に申し込みに結びつけるための取り組みが「成約」になります。
その前提を踏まえて、お料理教室におけるそれぞれの取り組みのポイントをお伝えいたします。
お料理教室におけるコンセプトのポイント
お料理教室の場合は、いろいろなコンセプトが考えられると思います。
例えば「和食専門のお料理教室」とか「イタリアン専門のお料理教室」といった感じで、お料理のジャンルによってコンセプトを考えることができます。
また「初心者向けのお料理教室」や「ホームパーティなどで、よりクオリティの高いコース料理およびおもてなしができるようになりたい方向けのお料理教室」のように、生徒の方のお料理のスキルで考えることもできます。
さらに、上記と関連しますけれども「男の料理教室」といった感じで男性専門のお料理教室というコンセプトも考えられるかもしれません。
いずれにしましても、他のお料理教室さんとどういった点が違うのか?そしてそれによってどういう満足をお客さまに提供できるのか?を考えていただき、簡潔明瞭に言語化していただくのが「コンセプト」の取り組みです。
お料理教室における成約のポイント
つづいて「成約」の取り組みについてお話いたします。
ホームページなどを見てくださった方を、申し込みに結びつけるための工夫が成約です。
ここで、ふたたび原則的なお話をしますとホームページやチラシなどでめざすべきゴールは「体験レッスンに申し込んでもらうこと」です。
体験レッスンに来ていただければ、そこでお客さまは実際のレッスンを体験することができます。
それによって、入会するかどうかの判断ができるようになります。
しかしそれを飛ばして、いきなりホームページやチラシから「入会しませんか?」と言われてしまうと、お客さまとしては心理的にハードルが高く感じます。
そのため、ホームページやチラシを見た後の行動を躊躇されてしまいます。
そこで、お客さまがホームページやチラシを見て先生の教室について興味をお持ちになった、そのつぎに起こしやすい行動として「まずは一度、体験レッスンに来ませんか?」と誘ってあげるようにします。
結果的に、体験レッスンへの参加者が増えるほどに、それに比例するように入会者も増える傾向があります。
お料理教室の成約では、これがもっとも重要!
そのうえで、体験レッスンに申し込んでいただく確率を上げるためには、お料理教室の場合はやはり「料理のお写真」が非常に重要になってきます。
ですので、ホームページなどに実際のレッスンで作る“おいしそうなお料理の写真”を掲載しましょう。
そして、それを見たお客さまに「おいしそう!」と感じてもらったり「自分も、こんなおいしそうな料理が作れるようになるんだ!」と思ってもらうことが大切です。
そのために、お写真が重要なんですね。
その際、写真は大きく載せたほうが訴求性が高まります。
イマドキ風に言うと“映える”おいしそうなお料理の写真を、大きく、そしてたくさん載せられると申し込まれる確率は高まります。
つまり、お料理教室の場合は“ビジュアルイメージ”が非常に重要だということですね。
お料理教室における集客のポイント
おいしそうな魅力的なホームページを作り込んだうえで、いかにホームページに先生の教室に興味のある見込み客を集めるのか?が「集客」です。
そのための取り組みとして、お勧めしているのが「検索対策」です。
例えば、GoogleやYahoo!などでの検索結果にホームページが上位にされていると、それをクリックしてホームページ見てくれる方が集まってきます。
そして、検索経由でホームページなどに訪れる方たちというのは生徒になってくれる見込みが高い傾向があります。
ただし、検索対策で見落としてはいけない重要なポイントがあります。
それは「キーワードの選定」です。
「どんなキーワードの検索結果に上位表示させるか?」が、生徒募集成功の大きなカギを握ります。
見込み度の高いお客さまが集まりやすいキーワードは、先生の教室がある地域の「市区町村名」と「料理教室」を組み合わせたキーワードです。
まずは「〜〜市 料理教室」といったキーワードでの検索結果の上位にホームページなどを表示させることをめざします。
お客さまは、どんなキーワードで検索するのか?
実際のところ、お客さまが検索するキーワードはさまざまです。
「〜〜市 料理教室」は、あくまで一例でそれ以外にもいくつもあると思います。
例えば「〜〜市 料理教室 イタリアン」ですとか 「〜〜市 料理教室 和食」のように、お料理のジャンルも組み合わせて検索する方がおられるかもしれません。
また「〜〜市 料理教室 初心者」などもありそうです。
お料理初心者の方が教室に通うとしたら「レッスンを受けて、ちゃんと作れるようになるんだろうか?」とか「包丁の使い方とかも、教えてもらえるんだろうか?」といった不安があるかもしれません。
そういう方は「初心者向けのクラスがあったりするのかな?」と思われるかもしれません。
そのため「〜〜市 料理教室 初心者」といったキーワードで検索される可能性は考えられます。
さらには「〜〜市 料理教室 魚の煮付け」のように具体的なメニュー名を組み合わせて検索するケースもあるでしょう。
このようにどんどん発想を膨らませると、いろんなキーワードが考えられます。
複数あるキーワードは、こう対策しよう!
そこで、大事なことがあります。
それは、いろんなキーワードを想像したうえで、それぞれのキーワードごとに対策したページを作るということです。
例えば「〜〜市 料理教室 イタリアン」というキーワードで上位表示をめざすのなら、そのキーワードを対策したページを作成します。
または「〜〜市 料理教室 魚の煮付け」というキーワードで上位表示をめざすのなら、そういったクラスを紹介したようなブログ記事を書いたりするわけですね。
つまり、いろんなキーワードを1つのページだけで対策するんじゃなくて、キーワードごとに対策したページを作るようにします。
そのほうが、いろいろなキーワードで上位表示されやすくなるんです。
その結果、いろいろなページが上位表示され、そこからアクセスが集まり、結果としてホームページ全体のアクセスが上がります。
しかも、先ほどもお伝えしたように検索経由でホームページを見に来てくれる方は生徒になってくださる見込み度が高い傾向があります。
ですので、見込み度の高い方たちをたくさん集める手立てとして、いろいろキーワードでの上位表示をめざすことをお勧めいたします。
お料理教室集客のまとめ
- 料理のジャンル・スキル・メニューなどから、他教室との違いを明確化するコンセプトを考える
- まずは、体験レッスンへの集客に注力する
- 映える写真を大きく、たくさん掲載する
- 見込み度の高いお客さまを集めるために検索対策を行う
- 検索対策では、いろいろなキーワードでの上位表示をめざす
- キーワードごとに対策したページを作成する etc
以上が、お料理教室における生徒募集のポイントです。
今回お伝えしたポイントを押さえて生徒募集を行っていただくと、今よりも生徒のみなさんが先生の教室に集まってくるようになります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
このブログが、先生の参考になれば大変うれしく思います。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。
追伸
このブログの内容を、以下の動画でもご覧いただけます。
また、教室集客の原則については以下のブログまたは動画でご覧いただけます。