なぜ、ビジネスは急拡大すべきではないのか?(私見)

今回のお話は、少し生徒募集や集客とは違ったお話になります。

ですので、もしかしたら興味を持たれない先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どうしてもお伝えしなければいけない気がしてこのブログを書いています。

また、たとえ今、必要がなかったとしても、いつか思い出していただければ…という気持ちもあり、お伝えしたいと思います。

世にも奇妙なビジネス物語

さて、ビジネスではときに科学や論理で説明のつかないことが起きます。

例えば「自社ビルを建てると、事業が傾く」といった都市伝説は、昔から耳にします。

ビジネスでなくとも「家を建てた途端に、転勤になった」知人が僕にはいます。

そして、そのような都市伝説があるということは、明確な理由はなくともそのような傾向があると多くの方が感じていらっしゃるのだと思います。

そして僕は、僕やまわりの経営者仲間の経験から、こんな風に感じることがあります。

「事業を急激に変更すると、その事業は傾く」

そこで、僕の知人の経営者の起こった実際のお話をお伝えしたいと思います。

僕の知人に、2人の優秀な経営者の方がいました

どちらも、インターネットビジネスで事業を発展させた方です。

お一人は、店舗ビジネスをやっておられました。

ちなみに、起業した初月の売り上げは3万円だったそうです。

それが、ネット集客が大変うまく行き従業員さんを雇うようにもなりました。

そこで、その方は賃貸だった店舗を移転することにします。

移転先は、自前で建てた店舗です。

賃貸のときよりも、面積を拡張しました。

しかし、移転してほどなく人間関係でトラブルに見舞われます。

結果、その方はお店をたたまざるを得なくなりました。

残ったのは店舗と、そのお店を建てるときの借入金でした。

もうお一方は、ネットで通販サイトを運営していました

ビジネスモデルが非常に秀逸で、大きく売り上げを伸ばされたんですね。

当時サラリーマンだった彼は、そちらの月収よりネット通販の売り上げが上回ったタイミングで起業されます。

その後、事業を拡大するとともに、ご自身のノウハウを教えるコンサルティング事業もスタートさせます。

ピーク時は、会員さんが50名近くまで増えました。

ちなみに、コンサル会員というのは先生方でいう生徒さんです。

つまり、毎月の月謝が見込めて先々の収益がクリアでかつ安定化しやすい教室ビジネスと同じですね。

しかしこの方は、あるとき一身上の都合でコンサルティング事業をお辞めになりました。

毎月の安定的な収益を、手放されたんですね。

それとですね、通販事業とコンサル事業の中間のような「代行販売」も手がけられていました。

企業からの依頼を受けて、その方が代わりに販売に関わる一切を請け負っておられたそうです。

実は、コンサルティング事業をお辞めになったあたりから「代行販売」にも陰りが出はじめます。

当時、代行販売で大口契約をしていた顧問先企業があったそうです。

その企業が、契約解消を申し出てきたんです。

つまり、コンサル事業の撤退と、大口顧問先の契約解消の時期が重なったそうです。

それらが事業に大打撃を与えることになり、結果、事業を縮小せざるを得なくなりました。

“たまたま”この二人にだけ起こったことかもしれません

しかしなぜ、自前の店舗を建てた途端にトラブルに巻き込まれるのでしょうか?

なぜ、事業撤退と時期を同じくして大口の契約が途絶えるのでしょうか?

その理由はわかりません。

しかし、僕はこのように思うんです。

「急激な事業環境の変化は、ひずみを生む」

いずれにしても、今後このような事態に先生方が巻き込まれないための方法を僕なりに考えてみました。

これから教室を開業される方へ

まず、これから開業を考えておられる先生は、正式に開業される前から生徒さんを確保されることをオススメします。

例えば、現在どこかにお勤めで収入があるうちから、教室事業での収益を伸ばすよう取り組むことが望ましいと思います。

そのほうが、開業した時点で毎月の収入が見込めますよね。

先々の収益が見通せると、心身ともに余裕を持って事業ができます。

これは、非常に大切なことです。

ちなみに、僕のクライアントさんで開業する1年前から家庭教師派遣会社に登録をして、週末に家庭教師をしていた先生がおられます。

それによって、開業時点で複数の生徒さんを抱えておられました。

また、副業期間にお客さまのニーズをリサーチできました。

このように、開業前から収入が得られる仕組みを作って、少しずつ教室経営のほうに事業の軸足を移すことが望ましいでしょう。

準備期間に、どれだけがんばれるか?

ただ、開業準備期間は大変です。

休みがなくなるからですね。

けれど、この時期をがんばられると、その後の経営が本当にラクになります。

もちろん「退路を断って、起業する」ほうが、うまく行くという考えもあると思うんですね。

ただ、先ほどもお伝えしたように予想だにしない事態によって当初のアテが見事に外れることも、これまたあるんですね。

どちらの考え方も、うまく行った方・うまく行かなかった方はおられると思います。

ですので、最終的なご判断は先生ご自身に委ねざるを得ません。

しかし、選択肢のひとつとしてご理解いただいてソンはないと思います。

先のお二人は、本当に優秀な経営者の方でした

人間的にも素晴らしく、僕も本当にお世話になった方でした。

そのような方でも、予想だにしない事態に翻弄されてしまうことがあるんです。

  • もし、賃貸の店舗で経営をつづけていたら…
  • もし、多額の借り入れをせずに、店舗を建てていたら…
  • もし、コンサル事業を撤退ではなく、縮小に留めていたら…
  • もし、収益経路が複数に分散されていれば…

「たら・れば」ですが、彼らの現状は、違っていたのかもしれません。

もちろん、これらの状況をきっかけにより発展につながることは十分に期待できます。

ですが、なるべくなら安定的に・堅実に経営できたほうが、さまざまな面で負担は小さくて済みますよね。

とりわけ、ご家族をお持ちの方ならご本人だけでなく、ご家族にも負担がおよぶこともあります。

それは、絶対に避けなければならないと僕は思います。

安定・堅実な教室ビジネスを行うために

以上を踏まえて、教室ビジネスにおいて、安定・堅実にビジネスを行うための大切なポイントをお伝えいたします。

  • 高単価なレッスンを提供する
  • 継続性の高いレッスンを提供する
  • 集客方法を分散させる
  • 集客を他社に依存しない
  • 急激な事業の変更はなるべく避ける etc

先述の「大口顧問先」に似ていますが、ネット集客においては、ある日突然特定の集客法が使えなくなることがあります。

例えば、検索の上位から圏外に消えたり広告のアカウントが停止になったり…。

 

これらによって、急にアクセスが集まらないことあるんですね。

(もちろん、僕がサポートする際にはそのような事態にならないよう対策を取っています)

 

しかし、それらが“絶対”大丈夫という保証はありません。

そういう意味では、集客手法および経路を分散させることが上記のようなリスクを回避する手立てになります。

そこで僕は、SEO対策とネット広告を組み合わせるなどの施策を行っています。

FCや協会に所属して開業することについて

また、フランチャイズや~~協会といった団体に所属して開業されている方や、開業を検討している方もいらっしゃると思います。

とりわけ、開業前や開業時には経営に必要なさまざまなリソースが不足することもあります。

それを補ううえで、FCや協会に所属してノウハウを使わせていただくのもひとつの方法だと思います。

本部が集客力を持っていて、そこからの生徒獲得が期待できる場合もありますしね。

ですがその場合、必ず本部の意向に従わなくてはいけなくなります。

また、本部にマージンを支払うなどの支出が生まれます。

さらに(考えにくいですが)、本部が集客してくれなくなったら生徒獲得ができなくなります。

こういったことを踏まえますと、最終的には自教室で集客できる仕組みや集客力を高めることが大切です。

自分で集客できる力をつけること

これが、もっとも安定・堅実に教室ビジネスを行う原動力になります。

ちなみに、先述の知人の経営者たちは経営の憂き目には逢いましたが、唯一、失っていないものがあります。

それは「集客のスキル」です。

彼らは、自分のウデだけでお客さまを集め事業を伸ばして来ました。

そのスキルさえあれば、一時的に事業を縮小しても必ず挽回することができます。

ですので、今後の活躍が期待されます。

ということで、事業において、どんな状態になってもたくましく乗り越えられる「集客のスキル」を身につけましょう。

僕も、これからも精進してそのスキルを磨いて行きたいと思います。

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