前回“起業・開業”に関するブログをお届けしました。
今回も、起業・開業の際に知っておくとおトクなお話をさせていただきます。
教室を開業される、教室ビジネスで起業をすると決められた時点で、意識していただきたいことがあります。
それは、つぎの2つです。
- 単価の高いレッスンをする
- リピート性の高いレッスンをする
毎月、いくらの収入を得たいのか?
そして、この2つを考える前に、つぎのことを考えてみていただきたいと思います。
- 毎月、いくらの収入を得たいのか?
さらには、そこから逆算して、なるべく少ない人数で目標額を達成できないか?考えてみてください。
そうすると、おのずとレッスン単価を高く設定することになります。
教室を開業してはじめて実感すること
ご自分で教室を経営すると、さまざまな経費がかかります。
すると、世間一般の料金でレッスンすると思いのほか、利益が残らないことがあります。
また、一般よりも安い価格に設定した場合、目標額を達成するためにはたくさんレッスンする必要があります。
そして、そのためにはたくさんの生徒さんを集めなくてはいけません。
すると、生徒募集のために時間・お金・労力が余計にかかります。
しかし、長く教室をつづけることを考えると、できるだけ負担の少ない経営を心がけるべきです。
開業に向けての大切な準備とは?
また、開業時というのは、教室自体の認知がまだあまりありません。
そのため、生徒募集がしづらいリスクも考慮しておくべきだと僕は考えています。
それらを踏まえて、限られた生徒数でも着実に利益が残るレッスンや料金を意識しましょう。
そして、収益や時間などに余裕を持った経営ができると、それらをさらなる生徒募集のために投資することができるようになります。
これができるようになるためには、やはり、前回お話した「自信」が大切です。
その観点から、独立起業前に十分な経験を積むことが開業前におけるとても大切な準備だと、僕は考えています。
なぜなら、十分な経験を積んでいれば自信を持って高価なレッスン料の設定ができるからです。
逆に、経験が十分でないと感じていると、どうしても価格を安く設定しがちです。
だからこそ、開業前には無料ででも身内にお願いしてでも、レッスンをする経験を積み重ねて自信を高めていただきたいと思います。
高単価レッスンを行うための2つのコツ
ちなみに、高単価レッスンを開講するためのコツを2つご紹介いたします。
- 対象とする生徒さんを絞る
例えば「ミス・ユニバースをめざしている方のための、パーソナルトレーニング」や「医大をめざす方のための家庭教師」といった感じです。
- 付帯サービスを充実させる
例えば「ライ●ップ」は、パーソナルトレーニングに付帯して毎食の栄養チェックや定期的なカウンセリングなどもサポートメニューとして組み込まれています。
お客さまのニーズに対して、手厚いサポートをしていますよね。
このように、メインのレッスンに付帯するサポートサービスを充実させる方法があります。
お客さまは、トレーニングが欲しいのではなくマッチョやスリムなボディが欲しいんですよね。
そのためにでき得る、最上級のメニューを提供することで、高額な料金を設定されています。
コースレッスンは、教室経営の必須メニュー
つぎに、リピートについてです。
ときどき「ウチの教室は、単発レッスンだけなんです」という先生がいらっしゃいます。
そのような場合、僕は、先生に「コースレッスン」を作ってもらうようお願いしています。
マーケティングの世界では、こんな格言があります。
「新規集客は、リピートの5倍コストがかかる」
このときの“コスト”とは、時間・お金・労力のすべてを指しています。
逆の見方をすれば、リピート性の高いビジネスはコストがあまりかかりません。
なので、利益が残りやすくなります。
そこで「コースレッスン」なんですね。
開業前から、長期的視点で教室経営を考える
コースレッスンを受講してもらえると、先々の売り上げが見込めますよね。
そして、それによって長期的な視点で教室経営ができるようになります。
例えば、さらなる生徒募集のためにホームページをリニューアルしたり、ネット広告をしたりといった活動ができるようになったりします。
その結果、さらなる生徒さんの獲得が見込めます。
また、リピートしてくださる生徒さんが多くなるほど、経営の安定のみならず精神的な安定ももたらしてくれます。
実はこれは、経営をして行くうえでものすごく大切な要因だと僕は考えています。
資金繰りについての悩みは、経営においてつらく苦しいもののひとつです。
だからこそ、資金繰りに悩まされない教室ビジネスを設計することは、教室経営ではとても重要です。
ということで、今回のお話をまとめると「高単価なコースレッスン」を組み立てて開業をめざしてください。
そして、安定経営のための仕組みを開業前に構築しておきましょう。