ネット通販やレビューサイトで見かける、高評価レビュー。
ところが、それらの中には「やらせ」によるものが含まれていることをご存じですか?
今回は、とあるネット記事で紹介された「やらせレビュー」の実態を踏まえつつ、教室運営における「よろこびの声」の重要性についてお伝えします。
信頼を得るために必要な取り組みとは何か、ぜひ最後までご覧ください。
「やらせレビュー」の問題とは?
以前、ネットでこんな記事を見つけました。
●アマゾン「やらせレビュー」の首謀者を直撃、楽天も餌食に https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/011700016/
記事によると、Amazonや楽天では金銭を受け取って、高評価のレビューを書き込む「やらせ」が横行しているんだそうです。
確かに、家電などで知らないメーカーでものすごく評価の高い商品などを見かけることがあります。
もちろん、僕がそのメーカーを知らないだけかもしれません。
でも、もしかしたら“やらせ”による高評価の商品もあるかもしれないですね。
そして記事では「やらせ」を首謀している人物が中国の深圳(シンセン)にいるそうで、記者がその首謀者にインタビューをしていました。
くわしくは、記事をご覧いただければと思います。
「やらせレビュー」が横行する理由
さて、今日のポイントは「なぜ、やらせレビューが横行するのか?」ということです。
なぜ、お金を支払ってまでレビューを書かせるのでしょう?
もうおわかりですよね。
それは、高評価レビューが多いほど商品が売れるからです。
ちなみに”やらせレビュー”は、高評価レビューばかりを書いてはいけないんだそうです。
なぜなら、高評価ばかりだと、一般ユーザーから“やらせ”と見抜かれるからです。
ちなみに、Amazonや楽天だけでなく「食べログ」でもやらせレビューが問題になっていました。
いずれにしても、消費者は、購買判断においてレビューや星の数を重視していることがわかります。
さて、ここからが一番大切なお話です。
教室集客における「お客さまの声」の重要性
教室集客でも、レビューは大変効果があります。
教室の場合は「レビュー」と言うより「お客さまの声」や「よろこびの声」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
ホームページに、生徒さんのよろこびの声をたくさん掲載するほど、反響が高まる傾向があります。
「よろこびの声」ですので、言い換えるなら「高評価レビュー」ですね。
それが、たくさん掲載されていると、読み手はつぎのように認識します。
「ここは、生徒がたくさんいるんだ。だから、いい教室なんだ。」
このように「よろこびの声」は、読み手に大きな信頼感を与えます。
その結果、申し込みや入会などを獲得できる確率を大きく高めます。
もちろん、実際に生徒さんに「よろこびの声」を書いてもらわなくてはいけません。
やらせレビューは、絶対にいけません。
「よろこびの声」を集めるコツ
ちなみに、よろこびの声のポイントは「質より量」です。
例えば、Amazonなどで同じような商品が複数あったとしますよね。
このとき、高評価レビューが10件の商品と100件の商品では後者のほうが売れるのは、想像に難くありません。
それと似ていて「よろこびの声」がたくさんあるほど、反響は高まります。
「ここは、生徒がたくさんいるんだ。だから、いい教室なんだ。」
こう感じてもらうためには、やはり“たくさん”という印象を与えることが大切です。
ちなみに教室集客の場合、5人くらいの「よろこびの声」だと“やらせ”に思われかねません。
なぜなら(極端な例ですが)5人くらいだったら、先生がご自分で書くことができるからです。
それこそ”やらせレビュー”ですね。
そのため、たとえ実際に生徒の方たちによろこびの声を書いてもらったとしても、それくらいの人数だと、お客さまは「どうせいいコトしか書いてないんでしょ」や「サクラじゃない!?」と疑念を抱かれます。
つまり、よろこびの声が少ないとかえって信頼感を下げてしまうリスクがあるんです。
けれど、20人、30人、100人の「よろこびの声」となれば、やらせとは思われないでしょう。
この辺は、Amazonや食べログと少し違う点ですね。
もちろん、いきなり一気によろこびの声を集めることは簡単ではありません。
ですので、今日から継続的に生徒のみなさんから「よろこびの声」を集めることを習慣にしていただきたいと思います。
それによって、コツコツと「よろこびの声」を集めて、やがて20人、30人、100人と増やしていけばいいでしょう。
信頼を得るために必要な誠実な姿勢
ということで、今回は「よろこびの声」の重要性についてお伝えいたしました。
最後に「よろこびの声」も「レビュー」もそれは、あくまで“手法”に過ぎません。
それを用いる人の“意図”によって、善悪が分かれてしまいます。
それは例えるなら「包丁」が、おいしい料理とともに家族団欒を作り出す道具になる一方で、人を殺めてしまう「凶器」にもなり得てしまうようなものかもしれません。
しかし、これをご覧の先生方は日々、よりよいレッスンのために自己研鑽を積み重ねる方たちです。
生徒の方たちへの想いに溢れた、真摯な方たちです。
それゆえに、きっと多くの生徒さんが先生の教室に通われることを、よろこんでいらっしゃると思います。
そして、そのよろこびの声は、教室を探しておられるお客さまにとっての安心感や信頼感、また教室選びの基準となります。
さらなる、お客さまのよろこびのためにぜひ「よろこびの声」をたくさん集めて掲載してください。
まとめ
レビューや「よろこびの声」は、消費者や生徒の信頼を得るために非常に有効な手法です。
ただし、それを活用する際には、真摯な姿勢と誠実な意図が求められます。
教室運営においても、日々のレッスンを通じて生徒さんとの信頼関係を築き、その声を多く集めることが集客に直結します。
「よろこびの声」を最大限に活用し、さらなる教室の発展をめざしましょう!