「体操教室をしているんですが、さらに生徒を増やしたいです」
体操教室の先生から、このようなご相談をいただくことがあります。
もし、これをご覧の方が体操教室の先生で同じような要望をお持ちなら。
ぜひ、2,3分ほどお時間を取っていただいて、これからお伝えすることをご覧になってみてください。
読むだけでも、先生の教室に生徒が集まりはじめるヒントをつかんでいただけると思います。
教室集客には原則がある
このブログでは、教室の中でも特に「体操教室の集客のポイント」をお話いたします。
しかしその前に「教室集客の原則」について少しお伝えしておきたいと思います。
「教室集客の原則」とは、どんなジャンルの教室もこのような考え方や手順で取り組むと、比較的、成果に結びつきやすいといったものです。
なお、教室集客の原則についてくわしくは別のブログで紹介しております。
ぜひ、そちらも併せてご覧いただくと、より体操教室の集客について理解を深めていただけると思います。
そのうえで、こちらのブログでは体操教室さんにおける集客のポイントをお伝えいたします。
ちなみに、解説では教室集客の原則も少し交えながらお話をいたします。
教室集客で取り組むことは3つしかない
実は、生徒募集での取り組みとは大きく分けると3つしかありません。
ひとつ目が「コンセプト」です。
コンセプトは、他の教室さんとの違いや先生の教室の特徴、およびそれらによってどんな生徒さんにどんな満足を提供することができるのか?をシンプルな表現で言語化したものです。
ふたつ目が「成約」です。
ホームページやチラシの中身を工夫することで、申し込みの確率を上げる取り組みですね。
みっつ目が「集客」です。
集客は、コンセプトに見合うお客さまに教室の認知を促す取り組みです。
ホームページを見に来てもらったり、もしくはチラシを見てもらうことで先生の教室の認知を促します。
この3つの取り組みを前提に、ここからは体操教室ならではの生徒募集のポイントをお伝えいたします。
体操教室におけるコンセプトのポイント
体操教室は、おそらく生徒の方たちは子どもさんが多いと思うんですね。
もちろん、大人の方で体操教室に通われている方もおられるとは思います。
しかし、ほとんどの生徒は子どもさんで占められている体操教室のほうが多いのではないかと思います。
だとするなら、体操教室を探したり、選んだりされるのは保護者の方だと思うんですね。
そして、実際のレッスンを受けるのはお子さんになります。
このような場合、まず保護者の方のニーズを満たしたコンセプトを打ち出すほうが生徒が集まる傾向があります。
多くの保護者の方が、お子さんに体操が上達してほしいと思っていらっしゃると思うんです。
しかし同時に、それ以外のことも求めておられることが少なくありません。
それを踏まえると、つぎのようなコンセプトおよびメッセージは保護者の方のニーズに合致すると考えます。
「体操がうまくなるだけない、心も体も強くしなやかに成長できる体操教室」
「体操というスポーツをきっかけに、あいさつや一緒に通うお友だちとの人間関係といった社会性も育つ体操教室」
上記をご覧になる保護者の方は「この教室、なんかよさそう」と思ってくださる傾向があります。
大人の方向けのコンセプトとは?
それに対して(先ほども少し触れましたが)、大人の方も通われる場合もあると思うんですね。
その場合のコンセプトは、お子さんとはまた違ったものになることがほとんどです。
“大人の方が求めるニーズ”があるんです。
例えばそれは「体操を通じて、健康および健康的なスタイルをキープできますよ」ということかもしれません。
また、大人になると人間関係が意外とかぎられてくる方もおられます。
そこで「体操を通して、同じ想いで体操に向き合う仲間がいます」といったコンセプトも大人の方には訴求性が高いかもしれません。
そして、大人も子どももどちらも通われている体操教室の場合、どちらのコンセプトを優先して表現するのか?を決めたほうがいいことがあります(※子どもさんと大人の方の割合にもよります)。
なぜなら、大人向けのコンセプトと子ども向けのコンセプトどちらもを表現すると、どういう体操教室なのか?がお客さまには伝わりづらくなる場合があるからです。
その場合には、ホームページではそれぞれのニーズに合わせてページを分けて作ったほうがよいこともあります。
話を戻しますと、コンセプトでは生徒のニーズが何なのか?というのをしっかり把握していただくことがポイントになります。
そしてその場合、大人と子どもではコンセプトが異なること場合があることをあらかじめ想定しておかれるとよいと思います。
体操教室における成約のポイント
ホームページやチラシなどの内容によって、申し込みの確率は変わります。
そこで、ホームページなどの中身はどういったことを打ち出すといいのか?についてお伝えします。
誤解を恐れず申し上げますと、体操教室さんって他ジャンルの教室に比べると数が少ないと思うんですね。
例えば、ピアノ教室やスイミングスクールなどは市内に複数あることが少なくありません。
それに比べると、体操教室さんはあまり多くない印象があります。
そのため、体操教室についてあまり知識のない方などは「体操教室が、どういった施設でどんなレッスンをしているのか?」という想像がつきにくい可能性があります。
そこで大事になってくるのは「レッスン風景の写真」です。
レッスン風景の写真を、たくさん見せることが効果的です。
ちなみに、日本の体操競技は昔からオリンピックで数多く金メダルを取っています。
ですので“体操競技”については、多くの方が想像がつくと思います。
しかし一方で“体操教室”については、想像がつきづらい可能性があります。
そのため「体操を習うと、いきなり鉄棒とかつり輪をやることになるのか?」といった不安を覚える方がいらっしゃるかもしれません。
そしてこのとき「ウチのコができるのか?」という不安よりも「安全面はどうなんだろうか?」という不安のほうが多いと思います。
そこで、レッスン風景の写真をたくさん載せることによって、レッスンについてだけじゃなく施設についてや安全面の理解を促すようにします。
また、それを補足するように「安全面においては、細心の注意を払ってレッスンを行なっております」といった文言も記載されているとさらによいでしょう。
その結果、お客さまは安心して申し込むことができるようになります。
まとめますと、写真を通じて「どんなレッスンしているのか?」、「どんな施設なのか?」、「安全面はどうなのか?」、特にこの3つは意識的にそれに応えるような写真を掲載されることをお勧めいたします。
体操教室における集客のポイント
魅力的なホームページを作ったうえで、見込み客にホームページを見に来てもらうようにします。
そのときに有効な集客方法として「検索対策」をお勧めしています。
例えば、先生の体操教室がある地域の「市区町村名」に「体操教室」を組み合わせたキーワードで検索したときの検索結果の上位にホームページが表示されていると、そこからホームページを見てくれる方が集まってきます。
そして、検索経由でのアクセス(訪問者)は入会や体験レッスンに申し込んでくれる見込み度の高い方が集まる傾向があるんですね。
ですので「〜〜市 体操教室」といったキーワードでの上位表示をめざすことが生徒募集においては効果的です。
キーワードはひとつではありません
先ほども少し触れましたが、地域によっては体操教室がない市区町村もある可能性があります。
そうすると、近隣の市区町村からも通われるケース考えられます。
その場合には、先生の教室がある「近隣の市区町村名」と「体操教室」を組み合わせたキーワードでも先生の教室のホームページが上位表示できると、そこから生徒が集まるようになります。
このように、お客さまが検索するときのキーワードはひとつとはかぎらないんですね。
さらに挙げるなら、大人の方が体操教室を探すときには「〜〜市 体操教室 大人」といったキーワードで検索されるかもしれません。
また、お子さんを体操教室に通わせたいと思っていても何歳くらいから通えるのかがわからないケースも考えられます。
そのような方は「〜〜市 体操教室 何歳から」みたいなキーワードも検索されるかもしれません。
キーワードをごとにページを作る
いずれにしましても検索対策では、まず「〜〜市 体操教室」というキーワードでの上位表示をめざしましょう。
その後に、それ以外のキーワードでの上位表示をめざします。
このとき大切なのは、キーワードごとに対策したページを作るということです。
例えば「〜〜市 体操教室 大人」というキーワードで上位表示をめざすなら、それ用のページを別に作るんですね。
「〜〜市 体操教室 大人」で上位表示するような、ブログ記事を書くとかですね。
他のキーワードの場合も、同様です。
そうすることによって、それぞれのページが上位表示できればホームページ全体のアクセスが上がります。
しかも、そのアクセスは非常に見込み度の高い方が集まります。
その結果「ホームページ見ました」といった反響も増えます。
体操教室における生徒募集のポイントまとめ
- お客さまに合わせたコンセプトを立案する
- 子ども向けの体操教室は、保護者のニーズに応えたコンセプトが望ましい
- レッスン風景の写真を通じて、安心を与える
- 近隣の市区町村も含めて、検索対策を行う
- キーワードごとに対策したページを作る
以上が、体操教室における生徒募集のポイントです。
ぜひ、このブログを参考にチャレンジしてみてください。
先生の教室の生徒募集のお役に立てればうれしく思います。
最後までお付き合いくださいまして、感謝いたします。
追伸
このブログの内容を、以下の動画でもご覧いただけます。
また、教室集客の原則については以下のブログまたは動画でご覧いただけます。