ピアノ教室の集客において、先生のピアノ教室にしかない独自の魅力を謳うことはとても大切です。
お客さまはピアノ教室について専門家ではありません。
ですから、たくさんあるピアノ教室と先生のピアノ教室がどう違うのか?がわかりません。
そのため、先生のピアノ教室ならではの魅力を伝えて行く必要があります。
また「お客さまは専門家ではない」ということを考慮しますと、
ズバリ、他のピアノ教室と比べてどこがいいんですか?
ということを、端的に伝えられることが望ましいです。
既存のお客さまから教えてもらう
先生の教室ならではの魅力を、先生ご自身が認識されていないことも少なくありません。
また先生が独自の魅力だと思っている要素と、お客さまが魅力的に感じておられる要素にズレがあることもあります。
大切なことは、お客さまにとって魅力的に感じられる要素を伝えるということです。
そこですでに通っておられる生徒さんから、独自の魅力を聞いてみるのもひとつの手です。
先生は選ばれています
すでに通っておられる生徒さんは、他にも似たようなピアノ教室がある中で先生の教室を選んでおられます。
つまり、先生はすでに生徒さんにとって魅力的な存在として選ばれているのです。
であるなら、生徒さんは他にもピアノ教室がある中で、なぜ先生のピアノ教室を選ばれたのでしょうか?
その問いの答えが、先生の教室にしかない独自の魅力である可能性が非常に高いです。
僕のクライアントさんのケース
僕のクライアントさんで、ピアノ教室の先生がおられます。
その方に、ホームページから入会された生徒さんにヒアリングしていただいたときのことです。
「他にもピアノ教室があるにも関わらず、なぜ当教室を選んでくださったのですか?」
その質問に対して、ある生徒さんのお母さんは
「私が仕事をしていて、遅い時間じゃないと送迎できないんです。先生の教室は21時までやってらっしゃったので、こちらなら通えると思いました。」
と答えられたそうです。
これこそが、このピアノ教室さんにとっての独自の魅力になります。
お客さまに選ばれている理由が独自の魅力
ともすると「そんな理由が独自性になるの?」と思われるかもしれません。
しかし上記の生徒さんおよび保護者の方にとっては、教室を選ぶ決め手になったことがレッスン時間であったことは間違いありません。
もちろん他の生徒さんにもヒアリングしてみると、レッスン時間以外の要素を挙げられる方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても生徒さんが先生の教室を選ばれた“決め手”というのは、先生のピアノ教室にしかない独自の魅力である可能性が高いです。
それが認識できたら、ぜひ先生の教室ならではの魅力を大々的に謳うようにしてください。
他のピアノ教室になくて、かつ生徒さんが求めておられる要素を先生の教室が提供されていることが伝わると、お客さまは先生の教室が選ばれる確率は大きく高まります。