「なかなか集客できずに困っています」
あるクライアントさんから、ご相談いただいたときのことです。
こちらの先生は、僕にご相談くださる2年前からネット集客を実践しておられました。
その間、起業セミナーや本などでネット集客を学び実践されていたそうです。
努力家なのに、成果が出ないつらさ
特筆すべきは、その実践量です。
まず、ワードプレスでホームページを作成され、ブログを毎日のように更新。
同様に、アメブロでもブログを執筆。
また、それらを補完する目的としてFacebook、Instagramでも情報発信なさっておられました。
しかもですね(僕がスゴいと思ったのは)アメブロ・Facebook・Instagramのフォロワーさんが、どれも2,000人近くいたんです。
どの媒体であっても、2,000人近くのフォロワーを集めるのは至難です。
それを見るだけでも、こちらの先生がどれだけ努力家でいらっしゃるのかがわかります。
にも関わらず、ネットからの反響がなくお困りだったんです(※ちなみに、知人のご紹介やイベントなどアナログで生徒さんは入会されていました)。
成果が出なかった原因は?
学んでおられたことは、本やセミナーで教えられているものです。
なのに、どうして望んだ成果がもたらされなかったのでしょうか?
理由は、いくつかあるかもしれません。
けれど僕は、その理由のひとつは「見込み度の“低さ”」だと感じました。
もう少し、具体的にお話しますね。
まず、なぜフォロワーを増やす必要があるのでしょうか?
SNSのしくみというのは、自分が発信した情報がフォロワーに通知されます。
そのため、フォロワーが多いほど多くの人に情報が届きます。
“多くの人に情報が届く”のは、ホームページにたくさんアクセスが集まるのと似ています。
その結果、その情報を見た方の中から申し込みが期待できるかもしれません。
しかし、誤解を怖れず申し上げますと、このような手法は手間や労力に見合う成果が得られにくいと僕は考えます(※少なくとも、教室のネット集客においてはです)。
そして、その理由と先述の「見込み度の“低さ”」には関連があります。
教室のネット集客で大切なこととは?
僕は、教室のネット集客では「見込み度」を重視しています。
先生の教室に通う「見込み度の“高い方”」に、認知してもらったりホームページを見てもらうことが大切なんですね。
そして僕は「見込み度の高い方」とは、つぎの“2つの条件”を満たしている方だと定義しています。
- 1.先生の教室に興味を持っていること
- 2.先生の教室に通える地域に住んでいること
どれだけ、先生の教室に入会したい方がホームページに訪れたとしても、その方が教室から遠方にお住まいであれば、申し込みには至りづらいと思うんですね。
また、近隣にお住まいであっても教室に興味がなかったとしたら、これも申し込みは得られないと思います。
ですので、上記の2つの条件を満たした方にアピールすることが大切になります。
なぜSNSだと、集客がうまく行かなかった?
そしてSNSの場合、フォロワーの“数”を増やしても、それらが先の“2つの条件”を満たしていないことが考えられます。
そうすると、望んだような反響を得ることが難しくなるんですね。
もちろん、SNS集客で成果を挙げている方はいらっしゃると思います。
しかしそれは、必ずしも教室ビジネスでの実績ではないかもしれません。
そして僕は、これまでの経験から「教室のためのネット集客」が、あると考えています。
ですが、教室に特化したネット集客の手法は、本やセミナーなどでもあまり見聞きすることがありません。
もちろん、それをすべてお話するとなると1日のセミナーでも収まりません。
そこで、今回は教室のためのネット集客の中から「SEO対策」についてお話したいと思います。
教室のためのSEO対策とは?
「SEO対策」とは、Yahoo!やGoogleなどで検索したときに、検索結果の上位に表示させるための施策です。
例えば「世田谷区 パン教室」と検索する方はどんな意図があるでしょう?
このキーワードで検索する方というのは「世田谷区内のパン教室を探している」もしくは「世田谷区内のパン教室に通いたい」と思っている可能性が高いと言えます。
そしてこのような方は、先述の“2つの条件”を満たしている可能性が非常に高いんですね。
つぎに「SEO対策で」もっとも重要なのは「どのキーワードで上位表示させるか?」です。
一番おすすめなのは、以下のようなキーワードです。
- 世田谷区 パン教室
- 大阪市 ピアノ教室
- 名古屋市 英語教室
上記のような「市区町村名 + 教室のジャンル」を組み合わせたキーワードで上位表示をめざすのが望ましいでしょう。
SEO対策のさらなるメリット
さらに「SEO対策」には、別のメリットもあります。
それは、一度上位表示できると長期に渡って上位表示されつづけるんです。
そうなると、先生が毎日ブログを書いたり、集客に時間をかけずとも“自動的に”見込み度の高いアクセスをホームページに集めることができます。
先生がレッスンを行なっている間も、勝手にホームページにお客さまが見に来てくれる。
勝手に、ホームページが教室をアピールしてくれる。
そして、ネットから生徒さんが集まる。
これが、僕がめざしている「集客の自動化」です。
僕は、クライアントの先生をサポートするときに「集客の自動化」のしくみづくりを行なっています。
その一環が「SEO対策」です。
“基本”を学べば、先生もSEO対策ができます
実は「SEO対策」に関する、本やセミナーは数多くあります。
しかし「教室のためのネット集客」において
- どのように活用すべきか?
- どんなキーワードで上位表示させるべきか?
- どのように施策をするのか?
といったことは、まだあまり見聞きすることはありません。
ちなみに、SEO対策の方法は多岐に渡ります。
しかし比較的、先生ご自身でもできる方法もあります。
そしてその方法は、SEO対策の“基本”とも呼べる方法です。
そのような基本的な対策を行うだけでも、上位表示されることはよくあります。
事実、僕のクライアントの先生のホームページの多くは、上位表示させたいキーワードで1ページ目に表示されています(※SEO対策を行って、3ヶ月くらいは時間がかかります)。
そして、それらは基本的な対策のみで上位表示されているんですね。
教室集客では、アクセスは数より質を重視
以上のように「教室のためのネット集客」は、アクセスの“数”よりも“質”を重視するべきです。
その観点から僕は「SEO対策」を集客施策の柱のひとつに据えています。
もし今、ネットからの反響が芳しくないと先生がお困りなら、ホームページのアクセスについて、先述の“2つの条件”を検証してみてください。
「見込み度の“高い”アクセスを集められているのか?」
そして、可能なかぎり見込み度の高いアクセスを集める施策を行なってみてください。