僕は、2011年より教室の先生を対象としたサポートをはじめました。
また、コンサルティングやホームページ制作などはそれよりも以前から行なっていました。
そして、累計では100社以上の経営者の方や先生をサポートしてきたと思います。
おかげさまで、サポートにより「生徒が増えた」、「売り上げが伸びた」といった成果をもたらすことができました。
しかしとは言え、すべての方に望む成果をもたらすことができたとは言えません。
ですので、一層のサポートの充実やサポート力の向上は、僕自身の課題であります。
成果を出す先生、伸び悩む先生、その違いとは?
ただ先述のとおり、これまでのサポートで成果を挙げられた方がおられるのも事実です。
だとしたら、この“成果の違い”をもたらしたものは何だと思いますか?
もちろん、さまざまな要因があると思います。
当然、業種や地域性は考慮されるべきです。
ただ、僕のクライアントの先生方は全国で教室をおやりになっていらっしゃいます。
そして、都市部でも地方や郊外でも集客がうまく行っている先生がいらっしゃるんですね。
また、同業種で、ほぼ同様の地域性の教室さんでも成果にバラつきがあります。
そこで今回は、あえて“業種”や“地域性”といった要因を外したうえで「集客成果を出しつづけられる教室の先生の特徴」について考えてみたいと思います。
集客成果を出しつづけられる教室の先生の特徴とは?
僕が考える「集客成果を出しつづけられる教室の先生の特徴」は、以下の3つです。
- 1.素直
- 2.成果にコミット
- 3.ミッション(使命感)がある
そして、これらを総じて「意志力」があると僕は感じます。
ちなみに、成果を出しつづけておられる先生がみなさん、はじめから、上記の3つを兼ね備えておられるわけではありません。
しかし、成果を出しつづける過程において上記の3つが備わって行かれるように僕には映っています。
では、上記の3つについて、もう少しくわしくお話させていただきたいと思います。
特徴1:素直
これは、シンプルに見えますがとても深いんです。
「素直」というのは、僕がアドバイスさせていただいたことをそのまま、素直におやりになるということです。
逆に、アドバイスに対して、ご自分で「できる or できない」のジャッジをなさる方がおられます。
それは、結果的にご自分の考えでおやりになるということですよね。
もちろん、ご自分のビジネスですので、どんなことをおやりになられても構いません。
また、ご自身で考えることは大切です。
ただ、もともとはご自分のお考えで望む成果が手に入らなかったので、僕にアドバイスを求めて来られていると思うんですね。
だとしたらご自分の判断で、ご自分の可能性にフタをされるのはもったいないと思うんです。
さらに「素直」を、より厳密に表現するなら「増地の言うことをそのまま受け入れて、実行する」と“決めている”状態と、僕は考えています。
素直と他人任せは違います
ちなみに“決めていない”けれど行動なさる方もおられます。
ただ、そのような方は、なぜか成果が出づらい傾向があります。
誤解を怖れず、申し上げますが「増地が言ってるし、自分はよくわからないから、とりあえず言われたとおりにしよう。そしたらたぶん、成果が出るだろうし…」といった雰囲気をお持ちの方が“決めていない方”です。
※わかりやすさを優先し、あえて表現を誇張いたしました
もちろん、信頼してくださるのはありがたいことですし、うれしく思っています。
ですが、上記の文章からはどこか“他人任せ”な印象を感じてしまいます。
そして、このような場合、最後の最後でご自分でムリだと判断されたことはおやりにならない傾向があります。
また、成果が出ないと、他のノウハウや情報に目移りされる方もおられます。
逆に、素直な方は、僕がアドバイスさせていただいたことをやり抜かれる方が多いように思います。
「素直さ」って、意外と大人になるほど難しいものなのかもしれませんね。
そう考えると、僕のアドバイスにかぎらずどなたであっても「素直」に受け入れ取り組むことは、成果を出すうえで大切だと僕は思います。
特徴2:成果にコミット
ライ●ップみたいですが(笑)。
これは、先生ご自身が「成果を出す」という意志をお持ちだということです。
「成果を出したくない人なんていないんじゃないの!?」
そのように思われた先生も、いらっしゃるかもしれません。
でも、実際は成果を出したくないと思っておられる先生はいらっしゃいます。
厳密に言うと「成果を出したい」と「成果を出す」は違います。
また「成果を出したい」と言いながら、本音では「成果を出したくない」と思われている方もいらっしゃいます。
例えば、成果(例:生徒数や売り上げUP)を望みながらも、それが実現してしまうことで、今以上に忙しくなることを心のどこかでは拒否なさっていたり。
そして、忙しくなることでご家族に、迷惑をかけてしまうと懸念されていることがあります。
ちなみに、特徴1の「素直」と関連性を持たせると、つぎのようにも表現できます。
「私は、ネット集客で成果を出す!そのために、増地の言うことをそのまま受け入れて、実行する」
そして、そのように“決める”ことができるのは、つぎの3つ目の特徴が関連していると思います。
特徴3:ミッション(使命感)がある
- 「ピアノを通じて、生きる力を育みたい」
- 「空手を通じて、真の強さを身につけてほしい」
- 「フラを通じて、女性が豊かで生涯輝きつづけるライフスタイルを提供したい」
このような、より多くの方たちに貢献したいという想いが「ミッション(使命感)」だと思うんですね。
もちろん、ご自身の教室の発展もお考えのうえですが、その先にある多くの方にとっての“よりよい未来”も望んでおられます。
そして、ミッションに基づいた未来の実現というのは、必ずご自身の教室の発展の先にあるものなんですね。
だからこそ、ご自身の教室を発展させる必要もあるんです。
そのため、成果を出すと“決めて”素直に行動なさるんだと思うんですね。
[番外編]特徴4:コツコツ継続できる
また、集客成果を出しつづけられる先生の特徴として、4つ目を挙げるとするなら「コツコツ継続できる」ことがあります。
ですが「ミッション」をお持ちの方は、おのずと、コツコツ取り組まれます。
なぜなら、私的な成果にあまり左右されないからです。
生徒さんが増えたときも、減ったときも、つねにめざしておられるのはミッション(使命感)に基づく、未来の実現です。
そこがブレずに、かつ行動へのモチベーションも安定しているので、ミッションを実現すべくコツコツと行動をつづけられます。
逆に、ミッションが見出せない場合、目の前の成果に左右されてしまうことがあります。
そうすると、行動したりしなかったり、また「成果が出る」と、巷で言われる方法にいろいろと手を出したくなったりもします。
ですが、さまざまな方法に手を出すよりは、僕は、ひとつの方法や、一人の方のアドバイスをやりつづけたほうが、成果が出る確率は高いように思います。
[番外編]特徴5:主体性がある
さらに、成果を出しつづけられる先生の特徴として、5つ目を挙げるとするなら「主体性」です。
ですが、これも「ミッション」をお持ちの時点で、主体性を発揮しておられます。
やはり、ご自身のビジネスでいらっしゃるので何かを決める局面では「ご自分で考え、判断する」ことが、必ず求められると思うんですね。
そのような“主体性”は、ミッションから生まれてくるようにも思います。
まとめ:成果を出し“つづける”ためには?
以上が、集客成果を出しつづけられる先生の特徴でした。
くり返しますが、はじめからこ上記の3つがなければ、集客できないわけではありません。
また、成果が出るにつれて、今回挙げた特徴が先生の中で育まれることはよくあります。
ただ「成果を出し“つづける”」うえでは、やはり今回挙げた特徴は必要だと僕は感じています。
集客だけでは、集客できない!?
“成果を出しつづける”ためには、集客の「やり方」以上に、先生として、また教室経営者としての「あり方」が大切になります。
また、成果を出しつづけられる先生たちは、日々、成果を出しつづけるためのあり方が問われるような「環境」に身を置いておられるようにも、僕には映ります。
集客のための「やり方」は、日進月歩で進化しつづけています。
そして、これからも高度化・専門家・複雑化して行くと、僕はこれまでのネット集客の歴史から感じています。
ですが、そのような情勢に合わせて「やり方」は変わっても「あり方」は、カンタンに変えるべきではないと僕は思います。
また、変化の波に飲み込まれないような、地に足のついた揺るぎない「あり方」が、これからの教室経営には求められるとも思います。
そこで、永続的な教室の発展のために、今回ご紹介した「集客成果を出しつづけられる教室の先生の特徴」を参考にしていただければと思います。
これをご覧の先生の、さらなるご発展を応援しております。