ボクは、ホームページ制作をするときには、お客さんから
じっくりとお話を伺いようにしています。
その中で、デザインのイメージを膨らませて行きます。
そしてイメージに近いデザインのサイトを実際に見せたりして、
お互いのイメージを一致させ共有化させて行きます。
ですから、日ごろからいろいろなサイトを見ておいて、いざという
ときにパッと引き出せるよう、自分の中にストックしています。
例えば、高級ホテルやレストランのサイトなども見たりします。
最近、知り合いの方にススメていただいたのは、東京にある
「コンラッド東京」。
こちらは、黒をベースにゴールドと組み合わせて高級感のある
雰囲気のサイトですね。
使っているフォントも明朝系のフォントを使い、サイト全体の
雰囲気とマッチさせています。
実は、こういう高級だったりオシャレなイメージを出す場合は、
人の姿ってないほうがいいんですね。
たいていのラグジュアリーホテルや高級旅館、また高級レストラン
などのサイトを見ると、人の姿がほとんどありません。
レストランの店内の写真だったり、お料理の写真だったり、
お部屋から見える夜景だったり・・・
そういった人のいない写真のほうが、かえって見る人それぞれが
自由にイメージを膨らませることができます。
逆にそこに実際のお客さんがくつろいでいる姿を出してしまうと、
そのイメージで固定されてしまうんですね。
だから、あえて読み手に想像の余白を持たせてあげる。
そのために、あくまで雰囲気とかイメージを伝えるための
写真を使っています。
リアリティが逆効果なんですね。
では、これをどうカルチャースクールのホームページに
応用して行けばいいのでしょうか。
ボクがいつもお伝えしているように、レッスン風景を載せる
ことは、読み手に安心感や親近感を与えることができます。
ただし、スクールとしてオシャレ感や感性の高い生徒さんを
集めたいのであれば、あえて人を出さないほうが効果的です。
つまり、どちらも効果的な手法であり、大事なことはホームページで、
誰に何を伝えたいか?を自分の中で決めておくということです。
●親しみやすさで行くのか?
●オシャレなイメージで行くのか?
自分で考えて選び取ることが一番大切になってきます。
これについては、
●ご自分がどんな生徒さんに来て欲しいのか?
●どんなスクールにしたいのか?
といった、事業の根幹に関わる部分とリンクしていることが
多いです。
いわゆる戦略と呼ばれる部分だと思います。
ですから少しじっくりと時間を取って、先ほど紹介したような
参考サイトなどを見たりして、考えてみて欲しいなと思います。