「反響が高まるよう、ホームページを改善せよ!ただし、1時間以内にだ!」
もし、そんな命令が下されたとしたら、先生はどんな取り組みをされますか?(誰に命令されるかはさておき…)
僕なら、つぎの2つのことをします。
- ページ冒頭にキャッチコピーを載せる
- 連絡方法を複数設置し、目立たせる
ちなみに、すでにキャッチコピーが書かれている場合は、それを別のコピーに書き換えます。
なぜ、この2つを選んだかというと1時間以内にできて、効果が高く、しかもその効果が持続するからです。
ネットからの反響を高める、非常に効果的なポイント
上記の2つは、ネットからの反響を高めるうえで非常に効果的なポイントです。
しかもそれは、教室のネット集客にかぎりません。
僕は、これまで通販サイトなどのネット集客をサポートしたこともあります。
そのとき、キャッチコピーを追記すると、売り上げが8倍くらい跳ね上がったことがあります。
そのときのキャッチコピーは、実にシンプルです。
「当店人気No.1」
このコピーを、ホームページに書き足しただけです。
そして、その商品は長期間に渡って売り上げNo1をつづけました。
効果的なキャッチコピー3つのパターン
このように、ネット集客というのは、「言葉ひとつ」で売り上げがまったく変わることがあります。
では、どういった言葉が効果的なのでしょう?
そこで今回は、僕がこれまで作成したキャッチコピーを例に、効果的なキャッチコピーについてお伝えしたいと思います。
まず、効果的なキャッチコピーとは大きく分けて3つのパターンがあります。
それは、つぎの3つです。
- ベネフィット型
- ニュース型
- 好奇心型
では、ここからそれぞれのパターンについて実例を交えてお伝えいたします。
ベネフィット型
「ベネフィット」とは、端的に言うと読み手が得に感じることです。
ピアノ教室のキャッチコピー
寄り添い励ます個人レッスン
生徒に合わせたペースで
丁寧に指導いたします
「生徒に合わせた、個人レッスン」がベネフィットです。
これは、事前に生徒の保護者の方にアンケートを取ったんです。
すると、お子さんのペースでレッスンしてもらえる点をよろこんでおられることがわかりました。
「よろこんでいる=得に感じている」と判断し「個人レッスン」を盛り込んだコピーを考えました。
フラダンス教室のキャッチコピー
古典フラ・現代フラ・詠唱が
バランスよく学べます
「バランスよく学べる」ことがベネフィットです。
こちらは、湘南に教室を構える先生のホームページで記載しました。
湘南は、サークルを合わせると1,000を超えるフラの団体があるそうです。
また「フラダンス」とひと口に言っても古典フラ・現代フラがあるそうです。
さらには、詠唱とよばれるお祈りの言葉があるそうなんです。
しかし、それらをバランスよく学べる教室というのは1,000を超える団体の中でも稀有なんだそうです。
つまり他教室では、古典フラを学びたくても、現代フラしか学べなかったり詠唱は習うことができないといった状況なのだそうです。
それに対して、それらがバランスよく学べることは、こちらの教室に通うベネフィットになりますね。
空手教室のキャッチコピー
幼年から壮年まで、幅広い年齢層の方が在籍しています!
年齢・学年・体力レベルに合わせたクラス
空手や柔道、剣道などの教室では老若男女問わず、一斉に稽古をする教室も多いそうです。
空手教室にかぎらず、生徒さんは教室に通う前、つぎのようなご不安をお持ちのことがあります。
- どんな生徒さんが通っているんだろう?
例えば、ちびっ子ばっかりの空手教室にオジさんが混じって練習するとしたらちょっと、恥ずかしいかもしれないですよね。
また、空手を習いたいと思っても体力的に不安でついて行けなかったらと思うと、通うことをためらいますよね。
だから「自分と同じような人が通っているのか?」ということを、気にしていらっしゃるんですね。
そこで、
- 幅広い年齢層の方が在籍
- 年齢・学年・体力レベルに合わせたクラス
と書くことで、充実した稽古ができそうだと感じてもらえると考えました。
なので「充実した稽古」がベネフィットになります。
ニュース型
これは、キャッチコピーに「新規開講」や「最新〜〜」、「新レッスン」といったフレーズを盛り込んだコピーのことです。
フラダンス教室のキャッチコピー
●月 新クラススタート!
生徒さんは「みんな一緒のスタート」を好まれる傾向があります。
すでに人間関係のできている教室に後から入っていく気まずさ。
スキルの高い人たちに混じって初心者として学ぶ恥ずかしさ。
新規スタートでは、そのようなリスクがありません。
そう考えると、実は上記のコピーは「ニュース型」であり「ベネフィット型」とも言えます。
好奇心型
これは、キャッチコピーを読んで思わず(内心)「え?どういうこと?」と反応してしまうようなコピーです。
そこで、僕がよくやる方法としては読み手に質問を投げかけます。
質問形式は「え?どういうこと?」を引き出しやすくなります。
そして、質問を投げかけることで読者は、その答えが知りたくなります。
そのため、文章を読み進めてくれるようになるんですね。
プログラミング教室のキャッチコピー
なぜ、プログラミングを学ぶお子さんは
こんなにも変わるのでしょう?
「なぜ、~~なのでしょう?」は質問形式で、僕がよく使うコピーです。
また「こんなにも」と書くことで読み手は「どんなに?」と興味を持ちます。
その答えを求めて、文章を読み進めてくれます。
書道教室のキャッチコピー
綺麗な字を書くために、
まだ、ひたすら書くだけの練習をつづけますか?
僕は、小学生のころ書道を習っていました。
その経験からも思うのですが、従来の練習は、反復重視です。
そしてその印象は、世間一般的にお持ちではないかと考えました。
そこで、従来の価値観を覆すような質問を投げかけることにしたんですね。
それによって読み手は「え?どういうこと?」といった反応を抱くと考えたからです。
コピーライティングセミナーのキャッチコピー
あなたは、望みを引き寄せる
言葉の“書き方”をご存知ですか?
キャッチコピーもそうなんですが、私たち日本人は言葉や文章の書き方をほとんど教わっていません。
義務教育9年間の国語の時間で、言葉や文章の書き方を学んだのはほんの数時間だと思います。
例えば「読み手に伝わる文章は、この要素をこの順番で伝えよう」なんて習ったことないですよね。
もしくは「思わず目に留まるキャッチコピーの書き方」なんていうのも、習いませんでした。
しかし、ネットやメールなどが全盛の現代には、必須のスキルではないかと思うんですよね。
ちなみに「キャッチコピーが苦手」や「文章が苦手」という方でも書き方をちゃんと学ぶと、必ず上達すると僕は思っています。
以上を踏まえると、多くの方は「言葉の書き方」に苦手意識を持っていると考えました。
つまり「言葉の書き方」を知りたいわけですね。
そこで「言葉の“書き方”をご存知ですか?」と質問を投げかけました。
それによって、そのつづきに書かれている「言葉の“書き方”」を読んでもらいたかったからです。
以上が、効果的なキャッチコピー3つのパターンでした。
魅力的なキャッチコピーづくりに、お役立ていただければうれしいです。
そして「言葉ひとつで反応が変わる!」ことを、ぜひ体感してください。