今回は、僕の17年間(2021年1月現在)のインターネットビジネス経験を振り返ってみたいと思います。
この間、僕はたくさんの失敗をしてきました。
とりわけ、起業したてのころは失敗ばかりだったと思います。
インターネットビジネスだったり、ネット集客だったり、ホームページ制作だったり…。
そもそも、起業についても右も左もわかりませんでした。
なので、失敗して当たり前ですよね。
よくやってこれたなと思います(苦笑)。
そのような経験の中で「私の失敗談ベスト3」をお伝えしたいと思います。
これを知っていただくことで、僕のような失敗を回避し、成功の最短距離を歩んでいただきたいと思います。
では早速、第3位から!
第3位:自社名で上位表示
「お!(自社名で)検索したら出て来た!」
こんな風に起業当初、僕は浮かれていました(笑)。
自分のホームページが検索にヒットすると、うれしいんですよね。
でも、自社名で検索して上位表示しても売り上げや集客には結びつきません。
なぜなら、会社名を知っている人しか検索しないからです。
自分にとってのお客さまが検索しそうなキーワードで上位表示しないと、成果には結びつかないんですね。
例えば、それが教室ビジネスであれば「広島市 ピアノ教室」のような地域名と教室のジャンルを組み合わせたキーワードになります。
第2位:見込みの低い広告
僕が起業したころは「メルマガ」が、集客の主流だったんですね。
今も「まぐまぐ」という無料のメルマガ配信サービスがあります。
当時は、それを使うと大変効率的に集客ができました。
そして、数千・数万部の読者を抱えるメルマガは、独自に広告サービスを提供していたんですね。
それらのメルマガで、自社のメルマガや商品などを宣伝できたんです。
それで僕は、何度か読者数万部のメルマガに広告を出しました。
でも、反響はほとんどありませんでした。
理由はカンタンです。
メルマガの読者層と、僕のサービスの対象顧客が違っていたからです。
「読者が多かったら、多少は反響あるだろう…」
そう思ったのですが、見事にアテが外れました(苦笑)。
また「読者増サービス」というのもありました。
昔あった(今もあると思いますが)名簿業者からリストを買うみたいな感じです。
それに申し込んで、5,000名くらい集めたこともありましたね。
けれど、いくらリストが集まっても見込み度の低いリストばかりだったんです
これも見事なくらい、反響はありませんでした(苦笑)。
第1位:カッコいいデザインのホームページ
これは、クライアントさんのケースです。
オシャレなデザインのホームページを作れば、反響がある。
これは、半分正しい。
でも、半分は間違っています。
あるとき僕は、物販用の通販サイトのホームページ制作を請け負いました。
物販の場合、サービス以上に見た目のイメージが重要になります。
そこで、カッコいいデザインを作り込んだんです。
ファッションブランドのホームページみたいな。
クールな感じです。
ファッションブランドのようなホームページを作るコツ
それは、
- 写真を大きく掲載
- 文字は小さく、または掲載しない
要は「シンプル」なデザインですね。
しかし、これをすると高確率で失敗します(というか、失敗しました)。
事実、オープン初月は商品が1個しか売れませんでした。
そもそも、ファッションブランドがホームページで売れているかは疑問です(通販サイトなら別ですが)。
お客さまに好まれるホームページとは?
お客さまにとっては、どんなジャンルでも以下を満たすホームページが好まれる傾向があります。
- パッと見て、何のホームページがわかること
- パッと見て、自分(お客さま)にとってどんなメリットがあるかわかること
- 申し込み方法がカンタン
「パッと見て」というのがポイントですね。
そのために効果的なのは「写真」と「キャッチコピー」です。
例えば、教室ビジネスであれば「レッスン風景」の写真を載せれば、パッと見てどんな教室かがわかりますね。
また「先生」の写真を載せれば、どんな先生が教えてくれるのかわかります。
さらには「生徒さん」の楽しげな写真を載せれば、どんな生徒さんが通っているのか、そして楽しそうな雰囲気が伝わります。
通販サイトがバカ売れした理由
ちなみに、先の通販サイトでは初月以降に写真を増やしキャッチコピーを追記しました。
商品写真だけでなく、実際に使っている写真を載せたんです。
そして、つぎのようなキャッチコピーを追記しました。
- 小型で軽量!
- 人気No1!
- 女性でも使いやすい!
- 店長のオススメ!
- 新商品! etc
これらを記載するとですね、どんどん売り上げが伸びました。
10名入会したのはこのフレーズ
また、ピアノ教室のホームページで「個人レッスン」と追記しただけで、翌月に10名入会者があったことがあります。
おそらく、お客さまは「個人レッスン」を希望されていたのだと思います。
このように、キャッチコピーひとつで反響が変わるのは面白いですね。
生徒募集成功の原則
以上が、私の失敗談ベスト3でした。
もしかしたら、これをご覧の先生も同じようなご経験がおありかもしれません。
というか、実は上記の失敗を多くの方が経験しておられます。
なぜそれがわかるかと言うと、僕に上記のようなお悩みを相談される先生が多いからです。
しかし、見方を変えれば上記と逆のことをすると成功する確率がグッと上がります。
- お客さまが検索しそうなキーワードで上位表示する
- 見込み度の高いアクセスを集める
- 成約率の高いホームページをつくる(写真&キャッチコピーなど)
これらは、今も昔も変わらないネット集客のベースとなる考えです。
そして、これからも変わらない「集客の原則」だと思います。
最後に、僕は今回ご紹介した以外にも、たくさん失敗をして来ました。
今だったら、当たり前のようにできることも、当時は知識・経験が乏しく随分、遠回りしたなと思います。
だからこそ、そのような遠回りを先生にしていただく必要はありません。
僕が、さまざまな経験をしてきた分、これをご覧の先生には、ぜひ最短距離で生徒募集に成功していただきたいと思います。