「ホームページとは、高速道路から見える広告のようなものである」
これは、一瞬で内容が理解できて、得を感じさせることの重要性を表しています。
それこそ「優れたキャッチコピー」です。
効果的なキャッチコピーを作るカンタンな方法
「キャッチコピーが大切なのはわかってる。でも、それを書くのが難しい…」
このような声を耳にすることがあります。
キャッチコピーは、教室集客において大切です。
僕自身も、これまでのキャリアの中でキャッチコピーを変えただけで、それ以外の文章や写真などを一切変えなくても売り上げが伸びた経験があります。
教室の魅力を最適に表現したキャッチコピーがひとつあれば、その後、数年間に渡って生徒さんを連れて来てくれます。
効果的なキャッチコピーを使い回す!
しかしときに、同じホームページを利用しつづけると反応が下がることがあります。
お客さまが“見慣れて”しまうんですね。
けれど、そのときにはキャッチコピーを変えるだけで、元の反応に戻すことができます。
そして、もし数年後そのキャッチコピーの反応も下がってきたとしたら、はじめのキャッチコピーに戻します。
その頃には、はじめのコピーが忘れられているんですね。
なので、新鮮に見てもらえます。
このように、優れたキャッチコピーは時代を超えて、いつまでも効果を発揮します。
だとしたら、優れたキャッチコピーを作りたいものです。
そこで今回は、効果的なキャッチコピーを作るもっともカンタンな方法をご紹介します。
ズバリ、その方法とは…
「お客さまの声」を集めることです。
拍子抜けさせちゃったかもしれないですね。
カンタンにキャッチコピーを作る方法は、他にもあるかもしれません。
効果的なキャッチコピーを作る方法は、他にもあるかもしれません。
しかし、カンタンで効果的なキャッチコピーを作るなら、お客さまの声を集めるのが一番です。
僕のクライアントさんの教室では、必ずお客様の声を集めていただいています。
そして、それをもとにつぎのようなキャッチコピーを作りました。
ピアノ教室で効果があった、キャッチコピー実例
子どもに合ったペースで進めていただき、レッスン中にたくさんほめてもらえるので、家での練習にも前向きです。(~~さま:~~くんのお母さまより)
ピアノを習わせたいとお考えのお母さんは、習わせる前につぎのような不安があります。
- 集中してレッスン受けられるかしら?
- せっかくピアノ買ってもつづかなかったら…
- 先生は優しい人だといいんだけど…
- 家でも練習させないと…
- ちゃんとピアノ弾けるようになるかしら… etc
上記のキャッチコピーが、それらの不安を払拭してくれています。
フラダンス教室で効果があった、キャッチコピー実例
大人になってもこんなに熱く、夢中になれるなんて本当にすてきなことです。みんなで同じ目標に向かって練習に励むことはとってもやりがいがあります。(~~さん:~~クラス)
大人の方の教室では「人間関係」に不安を持たれる方が少なくありません。
「自分は、他の生徒さんたちと仲良くなれるかしら…」
また、ダンスをやられる方は過去に、運動部だった方も多いんです。
もしくは、学生時代の部活にいい思い出を持っておられる方もたくさんいらっしゃいます。
そして、上記のキャッチコピーを要約しますと「ウチは、大人の部活です」ということを伝えています。
そこに、青春時代の熱い記憶がよみがえるんですね。
そして、大人になった今、もう一度そんな日々を過ごしたい想いに火がつくんです。
今、ご紹介した2つのキャッチコピーは、生徒さんに書いていただいた感想から引用しました。
お客さまの声が効果的な3つの理由
「お客さまの声」をキャッチコピーにすると効果的なのには、3つ理由があると僕は考えます。
ひとつ目:第三者の純粋な評価
生徒募集の文章では、読み手であるお客さまの頭の中に「これは宣伝である」という意識があります。
もう少し付け加えると「宣伝だから、いいこと言ってんでしょ」と思っているふしがあります。
しかし「お客さまの声」は「宣伝文句」だと認識しません。
生徒さんが純粋に感じている感想を、宣伝だとは思いません。
そのため、そこに書かれている言葉をスッと受け入れてもらえるんですね。
ふたつ目:真のお客さま目線
ふたつ目には「真にお客さま目線」のフレーズだからというのもあります。
生徒さんが、生徒さんの立場でいいと感じている点を表現されています。
そのため、先生が考えられるよりも、より最適にお客さまのニーズに答えるフレーズが表現できていたりします。
より最適に、お客さまのお悩みを解消できるフレーズが表現できていたりします。
つまり、お客さまに“突き刺さるコピー”なんです。
みっつ目:読み手は、お客さまの声を重視
さらに、みっつ目はお客さまのほうが「お客さまの声」を重視しているという点も見逃せません。
最近は、知りたい情報をTwitterやInstagram、Facebookなどで検索する人が増えているそうです。
なぜなら、それらで見つけられる情報が実際に、その商品・サービスを利用した人が書いていることが多いからです。
「お客さまの声」を信憑性の高い情報と認識しているんですね。
お客さまの声を活用して、効果的なキャッチコピーを作る2ステップ
では、上記を踏まえて、お客さまの声から効果的なキャッチコピーを作るポイントをお伝えいたします。
1.お客さまの声を集める
まずは、お客さまの声を集めます。
お客さまの声は、キャッチコピー以外にもさまざまな活用法があります。
言うなれば“万能薬”的に大活躍してくれます。
ですので、ぜひお客さまの声は集められることオススメいたします。
2.お客さまの声を流し読みする
つぎに、集めたお客さまの声を“ざっと”流し読みしてください。
そのときに、目に留まったフレーズや印象に残ったフレーズが出てくることがあります。
ざっと読んでも印象に残るということは、それだけ、読み手に強い印象を与えるパワーフレーズなんです。
それを、キャッチコピーに使います。
とってもカンタンですね!
補足:ネット集客格言
ちなみに、ネット集客では昔からこんな格言がありました。
「ホームページとは、高速道路から見える広告のようなものである」
これは、一瞬で内容が理解できて、得を感じさせることの重要性を表しています。
なので、ざっと読んでも印象に残るフレーズは一瞬で内容が理解できて、得を感じさせられるフレーズである可能性が高いんですね。
それこそが、優れたキャッチコピーです。
さらに効果が高まるちょこっとテクニック
それと、ちょっとしたテクニックもお伝えいたしますね。
「お客さまの声」だと思わせるために“あえて”このような記述を入れます。
「~~さま:○歳 □□市(職業)」
例えば「増地 崇さま:39歳(コンサルタント)」といった記述です。
こういった「お客さまの声キャッチ」は、さまざまな広告・チラシでも見かけられます。
それだけ効果的であることの裏返しだと、僕は感じています。
特に、通販雑誌の「通販生活」や大手通販会社「やずや」さんなどは、この手のコピーを得意とされています。
ときには、そういった他業種を参考にしてみるのもいいかもしれないですね。
ということで、お客さまの声を活用したカンタンで効果的なキャッチコピーを作る方法を、ぜひ試してみてください。