ホームページの制作事例をご紹介します。
岡山市でピラティススタジオを運営されておられる「ピラティススタジオKua(クウア)」さまのホームページを作成させていただきました。
あなたのよさが出ていない!
今回は、ホームページのリニューアルをご依頼いただきました。
そこで、制作時にじっくりとお話を伺って行きました。
なんでもリニューアルのきっかけは、ピラティス仲間からの“ダメ出し”だったそうです(笑)
ホームページのオーナーでいらっしゃる安井先生は、ピラティスのみならず解剖学や生理学などにも非常に精通されておられ、クライアントさんに合せた最適なエクササイズをご提供なさっておられるそうです。
その指導力を評価するクライアントさんは多く、事実、現在は継続されているクライアントさんでほぼレッスン枠が埋まってしまっているそうなんです。
それまでは、ほぼ口コミや紹介でクライアントさんが集まっていたそうなんですね。
それはまさに、実力があるからこその実績だと思います。
にも関わらず仲間の先生曰く、その“安井先生のよさ”というものが、十二分に伝わるホームページではなかったそうなんです。
それに見かねて「ホームページにあなたのよさが出ていない!」と指摘なさったんだそうです。
そこで安井先生も一念発起され、ホームページをリニューアルなさることを決められました。
しかし、安井先生がリニューアルをお決めになられたのには“もうひとつ別の理由”がありました。
岡山をピラティスでハッピーに!
「誤解を怖れず言うと、岡山は“スルー”されてしまう県なんです。」
制作時を振り返ったとき、僕には真っ先にこの言葉が思い出されてきます。
ホームページの制作は、新規・リニューアルに関わらず、はじめにじっくりとお話を伺うところからはじまります。
- どうしてホームページをリニューアルしたいのか?
- リニューアルに際して、どのようなことを重視したいのか?
- 現状のホームページでお困りのこと
- どうしてピラティスをはじめられたのか?
- ピラティスをやっていてやりがいを感じること
- ピラティスを通じてどんなことを伝えたいのか?
- ピラティススタジオKuaが安井先生でなければならない理由とは? etc
こういった質問を独自のコンセプトワークを通じて、投げかけています。
そのときに、安井先生が仰ったのが上記の言葉だったんですね。
「岡山は“スルー”されてしまう県なんです。」
どういうことかと言うと、例えばピラティスのセミナーは、現状、多くが都市部での開催なんだそうです。
それは「広島」や「神戸」や「大阪」といった都市を指します。
つまり、広島と神戸・大阪の間に挟まれた岡山で開催されることはあまりないんだそうです。
そのため、受講生は岡山県をスルー(通り過ぎて)広島や神戸・大阪に行かれるんですね。
だから「ピラティスを通じて、岡山がもっと活性化して行きたい!岡山に人が集まるようになって欲しい!」そういった強い想いを持っていらっしゃることが、コンセプトワークの中で浮かび上がってきました。
ピラティスで地域貢献は可能か?
もともとはホームページをリニューアルすることで、安井先生およびピラティススタジオKuaさんのよさが、十二分にお客さまに伝わることが目的でした。
現状すでにレッスン枠はほぼいっぱいとはいうものの、上記のようなホームページが完成すればホームページからの集客効果は高まります。
つまりホームページリニューアルの一番の目的は「集客力の向上」だったはずです。
しかしそれが、1教室の枠を飛び越えて地域貢献にまで発展しようとしていました。
それって、でも本当に可能なのでしょうか?
僕の答えは、可能です!
教室ビジネスが発展する2つの方法
ピラティススタジオに限らず、現代の教室ビジネスが発展するためには、社会貢献を見据えた活動が欠かせないと僕は考えています。
もしくは、業界の発展を見据えた活動も発展性があります。
そのような社会貢献や業界の発展という大きなビジョンを掲げて、そのうえで目の前のレッスンに取り組む。
そうすると、これまでの教室ビジネスのあり方を超えた、新たな教室ビジネスのあり方へと変貌することができます。
それは、売上げのケタが変わるほどのインパクトがあります。
むしろ「いかに生徒を増やすか?」といった、自社の発展だけに視点が留まるほうが、生徒募集に苦労するだろうと考えています。
社会貢献性の高い活動や、業界の発展につながる活動を行なうということは、結果的にその業界の市場を広げることになります。
少ないパイを取り合う状況から、市場が広がればたくさんのパイを分け合う状況が生まれてきます。
では安井先生はピラティスを通じて、岡山をどんなふうに活性化させたいとお考えだったのでしょうか?
岡山が全国のモデル都市になる!
安井先生が長年、ご提供されておられる「ピラティス」。
ピラティスとは、身体の仕組みに則った動きを引き出すエクササイズなんだそうです。
それによって体に優しい動作が生まれ、体内が活性化し、免疫力なども向上し、結果として痛みや不調の改善および健康の増進が期待できるそうです。
そのようなエクササイズを提供することで、ご高齢の方の健康の増進につながります。
すると健康なお年寄りが増えて、医者にかからなくて済むようになりますね。これによって、医療費の削減が期待できるでしょう。
日本は世界の中でもっとも「超高齢化社会」を迎えた国です。
それに伴う、医療費の増大は国が抱える大きな問題のひとつです。
そこで年々、医療制度も改正されており、リハビリを保険期間内で受けられる日数なども減少傾向にあるそうなんですね。
つまり、これからは病気になって医者にかかるとものすごくお金がかかるようになって行きます。
ですから「病気を治す」のではなく「病気を予防する」方向へ国の施策も転換して来ています。
このような、国の施策と教室の取り組みが一致していることは非常に重要です。
削減した予算を教育、子育てへ
超高齢化社会において、もうひとつの問題は労働人口の減少、しいては出生率の低下です。
しかしピラティスを通じてご高齢の方々が健康になり医療費が削減できれば、その分の予算を教育や子育て支援に回すことができます。
待機児童問題を解消する一環として、保育所の増設が検討できますし、子育て世代への特別手当なども給付できるかもしれません。
このように子育て環境が整備されると、子どもを生みやすい環境ができてきます。
またピラティスは、健康を増進させることから不妊改善にも効果が期待できるそうです。
赤ちゃんを生むお母さんの体内環境を整え、そして子育て環境を整えることで出生率の向上も期待できそうです。
人口流入者も増加へ!
こうした生活環境が豊かで暮らしやすいようになってくると、メディアなどが発表する「住みよさランキング」なども上位にランキングしてきそうです。
そうすると、そのような情報をきっかけに他県からの移住者も増加する可能性すら上がってきます。
はじめは「スルーされる県」と思われた岡山県ですが、見方を変えれば都市部へのアクセスが便利とも言えます。
広島などの中国地方や、大阪などの関西地方にも行きやすい場所であることがわかります。
そういった場所に位置する岡山県だからこそ、アクセスの利便性のよさから人口流入者が増加することも期待できます。
そうして人口が増加するということは、それだけ納税額が増えるわけですから、さらによりよい街づくりのための予算も増えることになりますね。
このような善循環が「ピラティスをきっかけに起こりはじめる」ということを、安井先生はホームページをリニューアルする時点ですでに描いていらっしゃいました。
描いたビジョンをホームページにも記載
僕はこのお話を伺っていて、非常に素晴らしいと感じました。
そこで安井先生に「先生が描いておられるビジョンは、これからの岡山にとって日本にとって非常に重要です。なので、ビジョンをすべてのページに明記しておきましょう」と提案させていただきました。
それがすべてのページの本文エリアの最後に記載されている「Kuaのミッション」というものです。
ビジョンを描くと行動が変わる
さて、そのようにしてビジョンを掲げた後には、必ず「行動」が欠かせません。
どれだけビジョンを掲げても、それに向かって行動しなければ現実化しません。
逆に行動を起こすと、思ってもいなかった現実がやってきます。
安井先生の場合、先に掲げたビジョンを実現するためには、やはり安井先生お一人では難しいと考えられました。
そこでホームページが完成した時期と重なるように、安井先生は「講師向け講座」を積極的に開催なさるようになりました。
岡山県の多くの方々にピラティスを実践していただくためには、それを受け入れるための環境や人材を養成することが急務であると考えられたんですね。
さらに先日、安井先生から伺ったお話では「最近、紹介でプロのアスリートの方がリハビリで来られるようになったんです」と仰っていました。
プロのアスリートというのは、社会的に非常の影響力のある方たちです。
その方が「ピラティスのおかげで、いい成績が残せました」といったことを言ったとしたら、一気にピラティスが注目されるようになるでしょう。
このように認知や口コミが一気に広まるためには、一部の社会的に影響力のある人物の存在が欠かせないと言われています。
引き寄せの法則が働く!?
そういった人物(プロのアスリート)が、安井先生のスタジオに紹介で来られたことは、偶然かもしれません。
しかし僕の経験だけで申し上げると、これまでのクライアントさんの中で安井先生のようにビジョンを掲げて行動を起こした方というのは、必ずと言っていいほどビジョンを現実化させるような人やモノ、場所を引き寄せてくるようになります。
例えば、僕の別のクライアントさんでセミナー事業をはじめたい方がおられました。
その方は、ご自身の「業界の発展」を事業の根幹に据えて活動をはじめられるところでした。
そのためのホームページ制作を請け負ったのですが、そのときもコンセプトとビジョンを明確になった翌日に、ご自身の最寄り駅に隣接する工事中ビルが「セミナールーム」になることがわかったということがありました。
こうした「引き寄せ」は、枚挙に暇がありません。
行政や自治体を巻き込んだ活動へ
さて、お話を安い先生に戻したいと思います。
先ほど挙げたような、ピラティスを通じて岡山をハッピーにする取り組みは、現在進行形で進んでいます。
その過程において、プロのアスリートもやって来られました。
やがてこのような社会貢献的な活動は、補助金や助成金を受けられるチャンスがやってきます。
また実際に安井先生が掲げたビジョンが形になって来たとき、岡山をモデル都市に全国で同様の取り組みが広まってくる可能性も考えられます。
そのときの「運営ノウハウ」をフランチャイズパッケージのように各都道府県や地方自治体に提供することもできるでしょう。
ここまでの活動を行なっていたとしたら、ご自身のスタジオに生徒さんが集まっていないほうがおかしいと言えないでしょうか?
現状からは、ゼロがひとケタ、ふたケタ変わるほどの収益を上げていることすらあり得ます。
これが、現代における教室ビジネスのあり方だと僕は考えています。
まとめ:創るのはホームページではありません
今回は、ホームページリニューアルは“きっかけ”であったと感じています。
リニューアルのためのワークを通じて、壮大なビジョンを掲げることができ、実現に向けての行動を起こすことができました。
ホームページリニューアルという機会が、その大きなきっかけになったのだと思います。
毎回ホームページを制作させていただくと深める想いがあります。
それは「創っているのはホームページではない、未来だ」ということです。
未来を創りだすためのホームページを、僕はこれからも創っていきたいと思います。
そしてあなたにも、豊かな未来を創りだしていただきたいと思っています。
そのお手伝いを僕ができるのであれば、ぜひご協力させていただきたいと思っております。
ご興味をお持ちくださった方は、下記のお問合せよりご連絡いただければと思います。
望んだ未来は、あなた自身で創りだすことができます!