Amazonによって、書店に行かずとも本が買えるようになったのがここ20年くらいのこと。
それが今では、書店に行かずとも“今すぐ”本が買える時代が来たなんて、革命的ですね。
そのように、テクノロジーが進化することで発展することがあります。
しかし一方で、テクノロジーが進化しようとも変わらないこともあります。
インスタ(Instagram)で生徒募集することは可能か?
近年、教室の先生でinstagram(インスタグラム)をやっておられる方も増えてきました。
すでに僕のまわりでは、インスタグラムを集客ツールとして活用し、成果が見えはじめて来ている方がおられます。
ただ、この場合はインスタを生徒募集のメインツールにはしていません。
インスタを集客の入り口のひとつとして、そこからホームページへ誘導しています。
インスタ経由で入会したフラ教室の事例
以前に、僕のクライアントの先生でフラダンス教室の方が、インスタ経由で入会があったことを教えてくださいました。
それが、とても興味深いのでご紹介したいと思います。
それは、当時大学生だった生徒さんたちのことです。
仲よし3人組が入会してこられたそうなのですが、まずこの彼女たちがフラ教室をどうやって見つけたか?というと「ネット検索」だったそうです。
ちなみに、こちらのフラ教室さんのホームページは、Yahoo!やGoogleなどでの検索結果に上位表示できるよう対策を取っていました(SEO対策)。
そのため、クライアントの先生のフラ教室が検索結果の上位にヒットしたらしんですね。
ホームページからインスタへ
それでホームページを見つけた彼女たちだったんですが、ホームページを見た時点で「実際に踊っている映像」が見たくなったそうです。
そこで彼女たちは、今度はインスタを立ち上げてインスタ内の検索で、そのフラ教室の名前を入力して検索をしたそうです。
フラ教室の先生は、教室のインスタをやっておられましたので教室名で検索するとヒットしました。
しかも、その先生がインスタにアップされていた多くが、イベントなどで実際に踊っている動画だったんですね。
それを見て彼女たちは、体験レッスンに参加することを決めたのだそうです。
そして彼女たちは、インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)から、申し込みをしてきたそうです。
インスタからホームページもある
僕の経験から申し上げると、彼女たちとは逆のパターンもあると思います。
インスタで教室を見つけて、よりくわしい情報を知りたくてホームページに移動するパターンです。
インスタグラムやFacebook、あとブログもそうですが、それらSNSは情報がどんどん流れて行ってしまう媒体と言えます。
そのため、本当に見てもらいたい情報を見てもらいないリスクもあるんですね。
それに対して、ホームページというのはわりと情報が固定化されています。
新しい情報によって、自動的にトップページが更新されることもありません。
ですので、本当に見てもらいたい情報を固定化して置いておくにはホームページはベストだと思います。
そして、そこにさまざまな媒体を活用して、アクセスを集めることができると生徒募集ができるようになります。
検索対策は重要!
また、先ほどの女子大生たちが行ったように、現代人の多くは何か情報を知りたいときに「ネット検索」を行います。
かつては「検索」と言えば、Yahoo!やGoogleでの検索を指していました。
ですが、特に最近の若者は、Yahoo!やGoogle以外のサービスで検索するようになってきています。
インスタもそうですが、Twitterで検索することも多いようですね。
ただ、いずれにしても、ネットユーザーが検索をして情報を見つけるという一連の行動は、これからも変わることがないと思います。
ですので、検索対策(SEO対策)については、学び実践できることをオススメします。
連絡方法としてもインスタを活用する
また、インスタを生徒募集に利用するメリットとしては「連絡方法」としても活用できる点があります。
ネット集客やインスタグラム集客にかぎらず、集客において「レスポンスデバイス」と呼ばれる、連絡方法は複数あるほうが成約率は向上します。
ですので、生徒募集においても電話だけでなく、メールまたはホームページのお問合せフォーム、さらにはインスタグラムのDMといった複数媒体から連絡ができるほうが成約率は向上します。
ちなみに最近、レスポンスデバイスとして活用されてきているのが「LINE公式アカウント」です。
いずれにしても、お客さまのライフスタイルに合わせて連絡方法は複数持つようにしましょう。
補足:ネット集客には、ブームがある
ちなみに、インターネットというのは時代ごとにブームとなる媒体が現れて来ました。
旬の媒体は、使うだけでアクセスが集まりやすく集客や売上げに結びつきやすいんです。
僕が起業した2004年ごろには、ホームページしかありませんでした。
その後、ブログが登場しました。
アメブロを集客ツールとして活用するようになったのは、その頃からぐらいです。
つぎに出てきたのが、Twitter。
そのつぎが、Facebook。
最近ではYou Tube、LINE、インスタグラム。
あ、mixiを集客ツールとして活用していた方もおられました。
そして今後は、Tik Tokも生徒募集に活用されるのは時間の問題だと思います。
どんな媒体でも生徒募集に大切なこと
しかし、このように媒体が変わってもネット集客において変わらず必要なものがあります。
それは『先生の価値を伝える』ということです。
先生の教室が
- どんな生徒さんの
- どんな悩みや要望に
- どうやって応えることができるのか?
これを、小学5年生でもわかるぐらい簡単に明確に伝えられること。
それが「先生の価値を伝える」ということです。
これがきちんとできれば、時代や媒体の変化、さらにはブームに左右されることなく安定して集客できるようになります。