教室経営を成功に導くためには、ただの方法論ではなく、経営者自身の「ミッション」や「ビジョン」が重要です。
これらを明確にし、言語化することで経営は安定し、長期的な成功につながります。
そこで今回は、経営者としての強さを育むために必要なミッション・ビジョンについての僕の気づきをお伝えしたいと思います。
教室経営における「ミッション」や「ビジョン」の重要性
長年、僕自身も経営をしていますとやはり「ミッション」や「ビジョン」が重要だと思わずにはいられません。
感覚的な表現になってしまうのですが「ミッション」や「ビジョン」をお持ちの先生および経営者の方はどこか経営における“足腰の強さ”があると感じます。
もしくは“芯の強さ”があるとも言えますね。
そして、そのような先生は目の前の状況にあまり一喜一憂されないんです。
淡々と、やるべきことをつづけておられます。
その結果、長年に渡って安定した業績をあげられています。
ですので僕は、これをご覧の先生おひとりおひとりにも先生のミッションやビジョンを明確に言語化していただきたいなと思っています。
必ずそれが、先生の教室の安定経営の土台というか、原動力になってくれるはずです。
ショッピングモールの話と働き方の現状
先日、3連休のときに珍しく(!?)近くのショッピングモールに行ったんですね。
正直、休日の人ごみは苦手です(笑)。
なので、普段はなるべく平日に出かけるようにしています。
ただ今回は、それがきっかけで自分の「ミッション」について改めて考えることになりました。
人でごった返すショッピングモールで、僕はこう思っちゃったんです。
「これだけみんな休んでたら、そりゃ仕事溜まるよね…」
ちょっと心が曲がってると言いますか、屈折した考えですみません(苦笑)。
ただ、現代は「働き方改革」が広く叫ばれていることをご存知の先生も多いと思います。
そして、残業が多かったり給料が低い会社は「ブラック企業」と言われたりするんですよね。
たしかに、残業が多かったり給料が低いことはイヤなものです。
けれど、物理的にこれだけ休日が多いとどうしても残業が増えやすいのも否めないかなと…、ショッピングモールで人ごみを見て思ってしまったんです。
※日本の祝祭日数は、世界一だそうです
個人事業としての教室経営とその境界線
ちなみに、これをご覧の先生の中には長年、個人で教室をおやりになられている方も多いかと思うんですね。
このような場合、捉え方次第では“バリバリ”ブラック企業だと思うんですよ。
なぜなら、教室にかぎらず個人事業は、仕事とプライベートの境目が、とても曖昧だからです。
遊びに出かけていても、仕事のことを考えてたりもします。
遊びの経験から、仕事に活かせるアイデアを見出したりもします。
また、休日返上で生徒さんのために補講や特訓をやられている先生方も多いと思うんですね。
でも、それに対して「ブラックだ!」とか「ウチも働き方改革だ!」といった声は、あまり挙がってこないように思うんですが、いかがですか?
もちろん、まったくのゼロではないとは思います。
ですが、世間の声と比べると著しく少ないと思うんです。
また「それは、個人事業だからでしょ」とか「経営者だからでしょ」と言われると、たしかにそうなんです。
けれど、それを差し引いたとしても先生のお仕事には、ブラックだと感じづらい要因があると僕は思ったんですね。
「好きだから」仕事は苦にならない
それは、シンプルに言うとお仕事が「好きだから」ではないでしょうか。
先生の多くは、ご自身が長年培われたスキル・経験を教えておられますよね。
そして、それを長年つづけてこられたのはやはり、好きだったことが大きいのではないかと思います。
さらに、その延長として好きを仕事にできたのではないかと思うんですね。
つまり、仕事が好きであるほどどれだけ働きまくってもブラックとは、感じづらくなるのではないでしょうか。
むしろ、好きな仕事だから働き方改革で働く時間を効率化しちゃったらイヤになっちゃうかもしれません(笑)。
そして僕は、ショッピングモールで人だかりを見ながら「仕事を好きになる」や「好きを仕事にする」ことが働き方改革の一環になるのではないか?と思っていたわけなんです。
「イキイキと輝く先生」の姿が子どもたちに与える影響
なぜ今回、このようなことをお伝えしたかというと、僕としてはこれをご覧の先生に好きな仕事で豊かになっていただきたいからなんです。
「先生」というお仕事は、世の中的に見ても「好きを仕事」にしている方の割合が多い業種だと思います。
だから、先生方がイキイキと輝く姿は好きを仕事にして、豊かになれることの象徴だと思うんですね。
そして僕の願いとしては、そのようなイキイキと豊かな先生の姿を子どもたちに、見せてあげて欲しいんです。
人間は、鳥を見て人間も空を飛べると思ったそうです。
そして実際に、飛行機を作りました。
それと同じように、子どもたちが好きを仕事にしてイキイキと輝く大人を見れば、自分も将来、そうなれると思うはずです。
そして、それは実現されるでしょう。
未来の働き方と私たちの役割
さらには、そのような未来の日本では「ブラック企業」や「働き方改革」はもはや、死後になっているかもしれません。
だからこそ僕は、私たち大人の役割がとても大切だと考えています。
ひとりひとりが、好きを仕事にして豊かになることが今だけじゃなく未来においても大切なんです。
そのために僕は、先生方のよりよい教室経営のサポートをさせていただきたいと思っています。
僕にとって大切なことは、単に売り上げを伸ばすことではありません。
イキイキと豊かな先生が、たくさん増えることです。
生徒数が増えたとしても、つらさや息苦しさを助長してしまうサポートはしたくありません。
「イキイキと豊かな未来」のバトンを子どもたちに手渡す。
それが、僕のミッションであり先生をサポートする目的です。
教室経営の土台としての「ミッション」や「ビジョン」の重要性
以上が、僕のミッションについてのお話でした。
今回は、先生にもミッションやビジョンを言語化していただくきっかけになればと思いこんなお話をさせていただきました。
くり返しますが、ミッションやビジョンをお持ちの先生ほど安定的に教室を経営されています。
その点からも、今一度ミッション、ビジョンをお考えになられてみてください。
そして、今回の僕のように「言語化」されることもお勧めいたします。
言語化されるほどに、実現する可能性は高まります。
まとめ
「ミッション」や「ビジョン」を言語化することで、教室経営はさらに安定し、成果を上げることができます。
自分の仕事への愛情と使命感が経営の基盤となり、長期的な成功を支える原動力になります。
ぜひ、これをご覧の先生にも、自身のミッションやビジョンを明確にして、安定した教室経営を目指していただきたいと思います。