こんにちは、教室集客の専門家 増地 崇です。
僕は現在、ネット集客コンサルタントとして活動しております。
僕のおもな仕事は、クライアントさんの会社やお店の売り上げを伸ばすためのサポートをすることです。
具体的には、売り上げが伸びるホームページを制作したり、ホームページにお客さまを集めるための施策を行ったり、より売れる商品開発をクライアントさんに提案したりしています。
しかし、コンサルティングを行うようになってすぐに僕は、クライアントさんのニーズに応えるためにはマーケティングの知識だけでは不十分だということに気がつきました。
もっと言えば、コンサルティングをはじめる前から、自分のビジネスをやって行くなかでそれは実感してきたように思います。
ビジネスを最適に成長させるための3つの要素とは?
おかげさまで、僕はこれまで多くのクライアントさんに恵まれました。
そして、彼らの会社やお店の売り上げを伸ばすことができ感謝していただいてきました。
この間、僕はクライアントさんのニーズに応えるためには、つぎの“3つの要素”を整えることが大切だと確信するようになりました。
それが以下です。
- やり方(マーケティング)
- あり方(マインドセット)
- 環境(エネルギー)
以下で、ひとつずつご説明したいと思います。
やり方(マーケティング)とは?
例えば、ビジネスにおいて「売り上げを伸ばしたい」と考えたときに、真っ先に取り組むことが「やり方」を変えることではないでしょうか。
今まで同じ取り組みをつづけていては、今までと同じ結果がつづくと思うんですね。
そこで、望んだ結果を手に入れるために、今までとは違うやり方を行うことを検討されると思います。
- ホームページをつくる、または改善する
- SEO対策で、ホームページを検索結果の上位に表示させる
- ランディングページを作成し、ネット広告でアクセスを集める
- Facebook広告を打ってみる
- キャンペーンを開催する
- チラシを撒く
- 既存客にDMを出す etc
「売り上げを伸ばす」ために行う、具体策の一例が上記です。
そして、上記のような「やり方」を実践することで、望んだ結果を手に入れることができます。
しかしその一方で「やり方」を変えても、望んだ結果が得られないことも実際には起きます。
あり方(マインドセット)とは?
「やり方」を変えたにも関わらず、望んだような結果が得られなかった場合、僕は「あり方」に着目することが少なくありません。
「あり方」とは、わかりやすく言うと、その方の「考え方」と言えます。
「あり方」についてお話するとき、僕はかつて出会った、ある女性経営者の方を思い出します。
その方は、ご自身が経営される「お店の売り上げを伸ばしたい」と僕にご相談くださいました。
そして僕は、その方の売り上げを伸ばすためのホームページを作り、またその方にネットを使った売り上げを伸ばす方法をお伝えし、実践していただくようお願いしました。
ですが、思ったように売り上げは伸びては来ませんでした。
詳細は割愛させていただきますが、じっくりとこの方にお話を伺うと、実は、内心では売り上げを伸ばしたくないお気持ちがあることがわかってきました。
売り上げアップ=リスク!?
売り上げを伸ばしたい気持ちがある一方で、売り上げを伸ばしたくないとも思っている。
実は、このようにお考えの方は少なくありません。
そして、そのような気持ちはご本人も無意識・無自覚に思っていることもしばしばです。
例えば、売り上げが伸びることで、以下のようなことをリスクに感じておられる場合があります。
- 売り上げが伸びて、忙しくなると家族に迷惑がかかってしまう…
- 周りの同業者よりも売り上げがいいと、ヘンな目で見られるんじゃないか?
- 売り上げが伸びることで、お金儲けのことばかり考えてると思われる…
- 今よりも目立つことで、叩かれたりすることが怖い…
- 売り上げを伸ばすためには、もっと努力をしなくてはいけない(もう十分、努力しているのに…)
そして、このような考えのことを「観念」と言ったりします。
あり方は、やり方に影響をおよぼす
「観念」とは、人間ひとりひとりが物事に対して抱いている“考え”のことです。
僕は、観念とは、ある種の“思い込み”だと思うんですね。
そのため、観念が必ずしも正しかったり、真実でない場合もあると感じています。
例えば、お仕事が忙しくなっても必ずしもご家族に迷惑がかかるとはかぎりません。
迷惑がかかると“思い込んで”いるだけで、実は、ご家族は迷惑だと思っていないことはよくあります。
また“お金儲け”のことを考えるのは、ダメなんでしょうか?
このような観念をお持ちの場合、お金について抱いているネガティブなイメージを払拭する必要があったりします。
いずれにしても、当初抱いている「あり方(=考え)」が変わると、売り上げを伸ばすための行動(=やり方)にエンジンがかかります。
その結果、行動を起こすので望んだ結果を得やすくなるんですね(やはり行動が伴わなければ、望んだ結果を手にすることはできません)。
観念って、いつどこで芽生えたの?
さて「観念」とひと口に言っても、人間はさまざまな観念を持ちながら生きていると思うんですね。
- 時間や約束は、守らなければいけない
- 目上の方は、敬わなければいけない
- いい母親でなければいけない
- 他人に迷惑をかけてはいけない
- お金は、コツコツと努力して手にいれるものだ etc
その他にも、たくさん観念があると思います。
ところで観念は、いつどこで芽生えるのでしょうか?
諸説ありますので、ここは私見(これも観念!?)でお話させていただきます。
人は産まれながらにして、上記のような観念を持ってはいないと思うんですね。
だって「他人に迷惑をかけてはいけない」という観念を持っていたら、産まれることすらできないと思いませんか?
「お母さんに痛い思いをさせてはいけない」と思っちゃいそうですよね。
だから、赤ちゃんのように「無垢」な存在は、文字どおり手垢のついた観念とは無縁だと僕は思います。
では私たちは、いつどこでどんな観念が芽生えるのでしょうか?
それが、3つ目の要素につながります。
環境(エネルギー)とは?
僕は、観念を芽生えさせるのは「環境」だと考えています。
「環境」とは、生まれ育った環境であったり、学生時代のクラブの上下関係であったり、また、これまでの職場環境などのことを指します。
「環境」は、観念の形成に大きな影響をおよぼします。
例えば、小さいころお父さんやお母さんに「ちゃんと時間を守ってエラいね」と褒められて育った方は、その後、大人になっても時間を守った生活を送る傾向があると思います。
そして逆に、時間を守らない人のことが許せないこともあると思います。
このように、小さいころの環境が、その後の何十年もの人生に影響をおよぼしているというのはスゴいことだと思いませんか?
環境=エネルギー!?
この地球上では、物質や現象が変化するとき何らかの“エネルギー”が働いています。
例えば、水を火にかけるとお湯になったり、さらには水蒸気に変わりますよね。
それは、水に「熱エネルギー」が加わっているからです。
また、ボウリングの球のような重たいものを床から数センチの高さから落とすのと、3メートルの高さから落とすのでは、床にかかる衝撃が違います。
それは、3メートルの高さ分の「位置エネルギー」が加わっているからです。
さて、先ほどもお伝えしたように、私たちは生まれ育つプロセスで観念を身につけています。
僕は、このプロセスにおいて何らかの「エネルギー」が加えられることによって、私たちに観念が芽生えているのではないかと考えました。
つまり、私たちが今いる環境に(目には見えなくても)渦巻いている、さまざまなエネルギーが私たちの思考や行動に影響をおよぼしていると思ったんです。
環境がおよぼす影響の一例
例えば、このように考えられないでしょうか?
- 赤ちゃんがニコッとすると、見ている人までも笑顔になるのは「笑顔」というエネルギーの影響を受けているから
- 自然の中に行くと清々しい気持ちになるのは、自然が持つ「清々しい」エネルギーの影響を受けているから
- 怒っている人の近くにいると、こっちまでイライラするのは、怒っている人が放っている「イライラ」のエネルギーの影響を受けているから
- 事故が多発する場所は(もしかしたら)そこで亡くなった方の浮遊霊が運転に悪影響をおよぼしているのでは?
- どんなお店もつぶれてしまうテナントは、その場所に人を遠ざけてしまうエネルギーが渦巻いているのでは? etc
僕は、上記のような現象は(やはり)エネルギーの影響だと考えるとしっくり来るのですが、ここまでご覧くださっているあなたはどう思われますか?
環境を整えることからはじめるべき!
そして、以上のことを踏まえると、僕は先にあげた3つの要素のうち「環境」を整えることからはじめると、ドミノ倒しのように自動的に「あり方」が整い「やり方」も整うと考えています。
環境が整えば、あり方が変わります。
そして、あり方が変わると、やり方も変わります。
だから、環境を整えることは、ビジネスを自動的に成長させるためのスイッチを入れるようなものだと思うんです。
しかし(僕も含めて)多くの方は、まずは「やり方」から変えようとします。
なぜなら「やり方」は、目に見えることが多いので変化がわかりやすいですし、取り組みやすいんですよね。
けれど実際は、まったく逆の順序で整えるほうがカンタン・楽チンに望む結果を手にすることができると僕は考えています。
例えば「今日からダイエットするぞ!」と決意したのもつかの間、テレビでおいしそうなケーキを目にしたとたんに「やっぱ、ダイエットは明日からにしよう」と思い直した話を見聞きしたことはありませんか?
それくらい、人の気持ち(=あり方)は環境によってカンタンに変わってしまうことがあります。
だからこそ僕は、望む結果を最短で手にしたいなら、まずは環境を整えることからはじめられることをお勧めしています。
ぐちゃぐちゃな環境だと…
ちなみに、これをご覧のあなたが、これまでビジネスを成長させるためにがんばって来られたものの、望んだほどの結果を得られなかったとしたら、それは“環境”のせいかもしれません。
というか僕は、かなりの確率で環境のせいだと睨んでいます。
あなたが気づいていらっしゃらなかったけれど、あなたはビジネスの成長を妨げるエネルギーの影響を受けていたのかもしれません。
そして、そのように私たち取り巻く環境が、望む現実化のための最適な環境ではなかったとき、私たちはつぎのような状態になることがあります。
- 欲しいものがわからない
- やりたいことがわからない
- 情緒不安定
- やる気が起きない
- 人間関係が不調和
- 売上げ不振
- 疲れが取れない etc
もし、あなたが今そのような状態でお困りであるなら、僕は、ぜひあなたの環境を整えることをお勧めいたします。
そしてそれによって、状況が望んだ方向へと進むことを実感していただけると思います。
環境って、どうやって整えるの?
環境を整える方法は、いくつかあります。
例えば、おそうじや断捨離といった物理的に環境を整えることも、実はエネルギーを整えることにつながります。
それ以外には「お祓い」が効果的です。
神社に行って、もしくは神主さんに来てもらってやってもらうアレです。
お祓いは、毎日はムリかもしれませんが、おそうじは毎日できそうですよね。
とりわけ、昔の商家さんなどは、一日のはじめにはきめ細かに床や柱、棚などをぞうきんがけされていたり、お店の前をていねいに箒がけされていました。
そして、始業前には神棚に従業員全員が手を合わせるといった姿なんかを、昔の時代を扱ったテレビドラマなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、掃除を重視する商家訓などもあったのかもしれないですね。
いずれにしても、これからも時代もビジネスを最適に成長させるのであれば、環境・あり方・やり方の3つの要素をバランスよく整えることが大切だと僕は考えています。