書道教室における集客方法のポイントは3つあります。
- 1.どういった方を対象としているのか?を明確に打ち出します
- 2.先生のお顔やレッスン風景など、安心感のある写真をふんだんに盛り込みます
- 3.連絡先を大きく目立たせ、申込み方法をわかりやすくします
「ホームページで集客しているのですが、まったく反応がなくて・・・」
このようなお悩みを持つ書道教室の先生から、集客についてのご相談をいただくことがあります。そのときに僕がホームページでおもにチェックしているのが、上記の3つです。
こんにちは、スクールビジネス専門ネット集客コーチの増地 崇です。僕はこれまで書道教室をはじめ、さまざまなスクールの集客のアドバイスを行なって来ました。
書道教室の集客では、通われる方の目的を理解
「書道教室」とひと口に言っても、生徒さんによって通われる目的は違いますよね。
例えば、小さいお子さんであればお母さんが「正しい鉛筆の持ち方を身につけさせたい」、「キレイな字が書けるようになってほしい」、「あいさつなどの礼儀も身につけさせたい」といったことを期待されるケースがあります。
また、大人の方でも「字がきれいになりたい」と思われる方や、「静かに集中して書にいそしむ」ことそのものが好きな方、さらには書家の方のような独創的な作品を創りたい方もおられることと思います。
そういった多様なニーズがあることを、まず認識しておくことがとても大事になります。
お客さまが、自分の目的に合う書道教室かどうか?がわからないために、先生の書道教室に通おうかどうか迷っているとしたら、それはどちらにとってもマイナスですよね。
そのような状況を解決してあげたいと思いませんか?
そこで先生の出番です!
先生の書道教室は、誰のための教室ですか?
先生の書道教室が、どのような書道を提供されているのか?どういった生徒さんの目的(ニーズ)を満たすことができるのか?をきちんと明記するようにしましょう。
そこが集客の大きなカギになります。
生徒さんの目的に合わせて、コースに分けるというのもひとつの方法です。
もちろん、基本が大事であることには変わりません
独特な書体とメッセージ性で有名な書家、あいだみつをさんが独自の作品を創られる以前に書かれていた作品は、あいださんの作品とは思えないくらいに非常に達筆なものでした。
それほど基本に則った書道の技術をお持ちだったからこそ、独自の作風であっても絶妙なバランスのうえで表現がなされているのだと思います。
先ほど、書道教室に通いたい方の目的はさまざまだとお伝えしました。
ですが、どんな目的であっても書道を習うにあたっては、はじめはみなさん基礎から鍛錬が必要なのかもしれません。同じ練習が必要なのかもしれません。
それはとても大事なのことですので、構わないと思います。
しかし、それであれば「なぜ基礎が大事なのか?」をしっかりと伝える必要はあると思います。
私たち教室側の人たちが当たり前のように思っていることが、お客さまにとってははじめて聞くことだったり、まったく知らないことというのはよくあることです。
写真が集客力アップにつながる
「百聞は一見にしかず」の言葉のとおり、文字だけで書道教室について伝えるよりも写真が加わると、よりわかりやすく伝わります。
例えば、レッスン風景の写真などは「自分が通うとこんな雰囲気で練習するのか」といったイメージが湧きやすくなります。逆にイメージしづらいものには、人は反応できません。
また先生の作品なども掲載してみましょう。
お客さまが望む作風イメージと近いほど「自分も先生に教わることで、こんな作品を創ることができる」といった興味や関心を高めてくれます。
書道が「書く」技術であるように「集客」も顧客の心に寄り添う技術です。
そしてそれは、書道のように実践によって上達することができます。