近年は、ネットを活用して生徒募集をがんばっておられるパン教室さんが増えています。
そこで今回は、弊社クライアントさまで1年間ほったらかしのホームページから、毎月生徒さんが集まっているパン教室さんの事例をご紹介したいと思います。
- 教室生徒募集の専門家、増地 崇と申します
- 手ごねパン教室Angeさま(千葉県船橋市)の生徒募集事例
- ホームページを上位表示させよ!
- 安定的な集客を実現していました
- 検索から消えた日
- 補足:集客に時間・手間をかけない仕組みづくりが大切
- 補足:なぜ、プロに頼んだホームページが失敗するのか!?
- 車に例えると、わかりやすいかもしれません
- ホームページ制作会社の賢い選び方
- マーケティングとデザインに強いホームページ制作会社!?
- オンリーワンの強みを見出せ!
- 私たちは、2回選ばれる必要があります
- 強みは、2回選ばれるための強力な磁力!
- 強みとは、すでにあるもの
- パン教室も、強みは十人十色
- 先生は、選ばれている理由をご存知ですか?
- 生徒さんの感想で、強みを裏づけ!
- 補足:お客さまの声は、万能薬!
- 成約率の高いホームページづくり
- なぜ、トップページが重要なのか!?
- 検索対策にも着手!
- 写真で滞在時間&成約率アップ!
- 体験レッスンへの参加が成約の決め手
- 先生は、お客さまにとってどんな存在!?
- 検索結果に復活!
- 1年間ほったらかしなのに、毎月定員!
- パン教室のネット集客で行うことは、たった2つ
- まとめ:パン教室のネット集客成功事例
教室生徒募集の専門家、増地 崇と申します
私は2004年にインターネットビジネスで起業し、これまで30業種を超えるビジネスのネット集客をサポートしてきました。
そして、2011年からは教室のための生徒募集サポート「ツナガル」をはじめました。
もともと私が教室のネット集客をはじめたきっかけは“母”でした。
私の母は、私が幼いころから母の父(私の祖父)が約40年前に創業した学習塾を引き継ぎ、塾長をしておりました。
母は毎日のように昼夜問わず綿密に授業の準備を行い、日々の授業に当たっている姿を間近で見てきました。
今振り返ると、私が学生時代の頃などは仕事と家事との両立は大変だったと思います。
そのような経緯を経て、私がインターネットビジネスをはじめて「ネット集客」のスキルを身につけて行くと「ネット集客で母の塾を手伝って上げたい」と自然と思うようになりました。
そしてホームページを作り、ネット集客に取り組んだ結果、ネットからの入会者を得ることができました。
下に載せております、ネットコンサルタントの平賀正彦先生のご著書「ネットの稼ぎ方入門」では、私の母の学習塾のネット集客事例が紹介されました。
またコンサルティングにおいては、おかげさまで15万円の講座をネットで集客する先生や、1ヶ月で30名の生徒さんを集められた先生、さらには1年で生徒数を約2倍にされた先生も出てこられました。
そしてそういった実績が認められ、専門誌に執筆をさせていただいたこともあります(下記写真右)。
手ごねパン教室Angeさま(千葉県船橋市)の生徒募集事例
今回ご紹介させていただくのは、千葉県船橋市でパン教室を開講されているAngeさんです。
こちらのパン教室さんは、非常にユニークなコンセプトをお持ちの教室さんでいらっしゃいます。
「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」
これを読んだだけでも、どんな教室なのか?イメージが湧きやすいですね。
ですので、教室としての特徴が際立っていることがわかります。
こういったコンセプトが明確な教室さんは、比較的生徒募集に成功されていることが多いように思います。
そのため、私自身はじめてご相談をくださったときには集客にお困りだという印象を持ちませんでした。
ホームページを上位表示させよ!
「検索から消えてしまって以来、思うように生徒さまが集まりません…」
Angeを主宰なさっておられる平野宏子先生から、はじめてご連絡いただいたときのご相談内容が上記でした。
平野先生は、パン教室を開講された当初(平成23年ごろ)、ご自身でホームページをお作りになられていたそうです。
当時、無料でホームページを作成できるサービスとして人気だった「Yahoo!ジオシティーズ(※現在は、サービス終了)」を利用していたとお話くださった記憶があります。
ちなみに当時、平野先生以外にもクライアントの先生で「Yahoo!ジオシティーズ」をご利用になられていた先生が何名かいらっしゃいました。
安定的な集客を実現していました
また「Yahoo!ジオシティーズ」をご利用になられていた先生には、共通点がありました。
みなさん、比較的、検索結果の上位に表示されていたんですね。
そして、平野先生も例に漏れず、Yahoo!ジオシティーズでお作りになられたホームページが、Yahoo!やGoogleなどで「千葉 パン教室」と検索すると、検索結果に上位表示されていたそうです。
そのおかげもあり、検索結果の上位に表示されていた時期には、ホームページ経由で毎月安定的に生徒さんが集まっていたそうです。
ちなみに「千葉 パン教室」の検索結果で上位表示できることは、Angeさんに通う見込み度の高いアクセスをホームページに集めることにつながります。
このことからも、パン教室および教室のネット集客に「検索対策(SEO対策)」が有効であることが言えると思います。
検索から消えた日
しかし、平野先生に転機が訪れます。
きっかけは、ホームページのリニューアルでした。
リニューアルにあたっては、ホームページ制作会社さんに依頼されました。
しかし、ホームページをリニューアルした結果、ホームページが検索結果から消えてしまったのだそうです。
それ以来、ネットからの申し込みが激減。
幸いにも、ホームページ以外に運営されていたアメブロから、何とか生徒さんを集めておられました。
しかし以前のように、ホームページをほったらかしておいても“勝手に”申し込みが入ってくるようにはならなかったそうです。
そこで、何としてもホームページを再度、上位表示させたいとお考えになられました。
補足:集客に時間・手間をかけない仕組みづくりが大切
ちなみに、平野先生のご判断は大変賢明だと、私は考えます。
なぜなら、先生のメインのお仕事は「レッスン」だからです。
そして、レッスンのために先生は大変多くの時間をレッスンの準備に割いておられます。
それを考慮しますと、できるかぎり集客にかかる手間を削減すべきだと私は考えています。
ですので、検索結果に上位表示させることやそのための検索対策(SEO対策)を講じることは、集客の手間を大幅に削減できる有効な手段のひとつと言えます。
そして、集客に時間や手間をかけずとも、安定的にネットから生徒さんが集まる“仕組み”を構築することは、パン教室および教室経営において大変重要な課題だと、私は考えています。
補足:なぜ、プロに頼んだホームページが失敗するのか!?
実は、今回の平野先生のように、ホームページ制作会社さんに依頼したものの、ご自身が望んでおられるような成果を得られずにお困りの方は少なくありません。
しかし、そのような問題はつぎのことを理解することで避けることができます。
まず、ホームページ制作会社さんとは「ホームページ制作」のプロです。
また「ホームページ制作」を別の表現で表すと「WEBデザイン」と言ったりもします。
つまり、ホームページ制作会社さんとは“端的に言ってしまうと”「デザイン」のプロなんですね。
しかし、ネットから生徒さんを集めるためには、デザインとは別のスキルやノウハウが必要になります。
それは「マーケティング」のスキル・ノウハウです。
あくまで一般的なケースですが、ホームページ制作会社さんおよびWEBデザイナーさんは、デザインについては高いスキルやノウハウを持っていますが「マーケティング」のスキル・ノウハウはあまり持ち得ていません。
なぜなら、それらを専門領域とするのは「WEBコンサルタント」と呼ばれる人たちだからです。
車に例えると、わかりやすいかもしれません
例えば「F1ドライバー」という職業の方がいらっしゃいますね。
彼らは「車を乗りこなす」プロと言えます。
時速300㎞/hを超える高速のF1マシンを巧みに乗りこなすには、高いドライビングテクニックが必要でしょう。
しかし、そんなF1ドライバーは、自身のF1のマシンを作ることはできません。
なぜなら、彼らは「車を組み立てる」プロではないからです。
それに対して「F1メカニック」という職業の方たちがいらっしゃいます。
彼らこそが「車を組み立てる」プロです。
時速300㎞/hを超える高速のF1マシンを組み立てるスキルやノウハウに長けた人たちがメカニックと呼ばれる人たちです。
しかしメカニックは、F1マシンを組み立てることができたとしても、時速300㎞/hを超える高速のF1マシンを巧みに乗りこなすことはできないかもしれません。
なぜなら、彼らは「車を乗りこなす」プロではないからです。
このように、同じ「F1マシン」を扱っているのに、スキルの違いによって専門領域が異なることはよくあることです。
ホームページ制作会社の賢い選び方
以上のことを、もう一度ホームページに置き換えて考えてみましょう。
見映えのいい、デザイン性の高いホームページを作ることができるのが「WEBデザイナー(=ホームページ制作会社さん)」です。
そして、ホームページを活用してネットから集客できるのが「WEBコンサルタント」です。
このように、同じ「ホームページ」を扱っても、スキルの違いによって専門領域や専門家が異なります。
それをご理解なさったうえで、プロにホームページ制作を依頼されるなら、つぎの4つのポイントをあらかじめチェックなさるとよいと思います。
- 制作実績(デザイン性)
- 制作したホームページでの集客実績
- 検索対策実績(どんなキーワードで上位表示されているのか?)
- 自分と同業種の制作実績があるか?(あったほうが、その業種にくわしい傾向があります) etc
マーケティングとデザインに強いホームページ制作会社!?
最近、少しずつですが「集客力」を謳うホームページ制作会社さんも増えてきました。
例えば「検索対策いたします」といった文言を見かけることも少なくありません。
しかし、実際に行った対策がどのような成果を挙げているのか?まで記載されているケースはあまり多くありません。
やはり、そこは「餅は餅屋」なのでしょうか?
マーケティングを得意とする、WEBコンサルタントやSEOコンサルタントの方たちの実績にはやはり及びません。
そういったことを踏まえますと、理想は「マーケティングに強い、ホームページ制作会社さんを見つける」ということになります。
ですが、それはまだ全国的には多くないのが実情です。
ちなみに、手前味噌で恐縮ですが、弊社は「マーケティングに強い、ホームページ制作会社」のひとつであると自負しております。
なぜなら、私自身がもともと通販サイトを運営していた経験があり、その過程でWEBマーケティングを学び、実践し、売り上げを伸ばしてきた経験があるからです。
そして、その過程では自分でホームページを編集する必要性がございました。
そこで、マーケティングを学びながら、同時にWEBデザインを学んで参りました。
参考までに、弊社の実績を以下のページを紹介させていただきます。
オンリーワンの強みを見出せ!
さて、Angeさんのネット集客事例に戻りたいと思います。
Angeさんのネット集客をはじめるにあたって、まず私は「強みの明確化」から着手いたしました。
そこで平野先生には「強み発掘ワーク」に取り組んでいただきました。
「強み発掘ワーク」とは、弊社が開発したオリジナルメソッドです。
31個の質問に答えることで、先生および教室さんにしかない「独自の強み」を浮かび上がらせることができます。
「独自の強み」とは、先生および教室さんにしかない“アピールポイント”や“ウリ”とも言えます。
そして同時に「独自の強み」は、お客さまにとって魅力的に感じられるものと言えます。
ではなぜ、パン教室のネット集客に「強み」が必要なのでしょうか?
私たちは、2回選ばれる必要があります
現代人の趣味・嗜好およびライフスタイルは、多様化しています。
そして世の中には、さまざまなジャンルの習い事が存在しています。
私は、先生の教室に生徒さんが通われるまでには、少なくとも2回生徒さんから“選ばれる”必要があると考えています。
例えば、パン教室であれば、まずはさまざまな“習い事”の中から「パン教室」が選ばれなければいけません。
ダンス教室やお料理教室や英会話教室など、そういった他ジャンルの習い事と比較して「パン教室に通おう!」と思ってもらうのが、第一段階です。
そしてつぎの段階では「先生の教室に通おう!」と、選ばれる必要があります。
「パン教室」とひと口に言っても、最近は多くの方がパン教室を主宰されておられます。
それらの中から、「先生の教室がもっとも魅力的だ」と感じてもらうことができれば、生徒さんは先生の教室を選ばれます。
強みは、2回選ばれるための強力な磁力!
このように、現代の教室集客においては2回選ばれる必要があります。
つまり、先生のライバルとは決して同業の教室だけではないと言うことです。
そして、2回選ばれるために必要となるのが「独自の強み」です。
強みが明確でなければ、お客さまは他の習い事を選ばれるかもしれません。
また、強みが明確でなければ、お客さまは他のパン教室を選ばれるかもしれません。
こういったことを避け、そして先生の教室が選ばれるためには明確かつ魅力的な強みが必要になります。
強みとは、すでにあるもの
「私には、強みなんてないわ…」
もしかしたら、そのように思われた先生もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
私の経験から申し上げますと、強みのない方は絶対に一人もいません。
どなたにも、必ずその方にしかない「独自の強み」は存在します。
そしてそれは、先生の過去の経験や過去に培ったスキルの中に隠れていることが少なくありません。
パン教室も、強みは十人十色
例えば、過去のクライアントさんの中には、パン教室の先生が何名かいらっしゃいます。
その方たちは、それぞれ独自の強みを持っておられました。
あるパン教室の先生は、かつてホテルのフロント業務に従事されていた経験がおありでした。
電話など“非対面”でのコミュニケーションの多いフロント業務によって、その方は、的確な言葉づかいからお客さまのニーズを引き出す“質問力”を磨いていらっしゃいました。
そのため、生徒さんの要望を的確につかみ、ニーズの高いレッスンを展開しておられたんですね。
また、大手お料理教室での講師経験がおありの先生もいらっしゃいました。
大手の教室というのは、レッスン運営がとても精緻化・体系化されています。
なぜなら、すべての生徒さんが、時間内に決められたレシピをおいしく作れるようになることが求められるからです(しかも、1日何コマもそれをくり返さなくてはいけません)。
そういった経験をお持ちの先生は、レシピをまとめるのが大変上手なんですね。
そこで「A4 1枚 魔法のレシピ」というコンセプトを打ち出していた先生がおられます。
先生は、選ばれている理由をご存知ですか?
Angeさんの強みとは、冒頭のほうでも書きましたが「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」です。
ちなみに「強み」とは、端的でわかりやすく、それでいてお客さまにとってベネフィット(おトク感)を感じさせるものである必要があります(もちろん、その強みが他の教室さんには謳うことができない独自のものであることが大前提です)。
その観点から、Angeさんの強みはベストと言ってもいいぐらいの強みであり、表現だと私は思います。
さて、このとき“強み発掘ワーク”と同時に行っていただいたことがあります。
それは「生徒さんの感想を集める」ことです。
すでに通ってくださっている生徒さんに「他にもたくさんパン教室があるにも関わらず、どうしてAngeさんを選ばれたのか?」、さらには「実際に、レッスンを受けてみた感想」をヒアリングしていただきました。
すでに通われている生徒さんというのは、先生の教室を「2回選んだ」方たちと言えます。
そして、選ばれるには選ばれる理由があります。
そこで、Angeさんが“すでに”選ばれている理由を探すことにしました。
生徒さんの感想で、強みを裏づけ!
実は、生徒さんから「選ばれている理由」とは、先生および教室の「独自の強み」であることが少なくありません。
そのため私は「強み発掘ワーク」で見出した強みが、本当に強みとなりうるのか?を検証する目的も兼ねて「生徒さんの感想」を集めていただいています。
そして私は、平野先生が実際に集めてくださった生徒さんの感想を何通も拝見しました。
すると、多くの生徒さんが「翌日、翌々日のパンの柔らかさにびっくり」といった感想を書いてくださっていたことを確認しました。
中には、いつもは市販のパンをあまり食べないお子さんから「もっと(お母さんが作ったパンを)欲しい」と言われて、大変うれしかったといったご感想も複数ありました。
ちなみに、これまでの時点で「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」が、平野先生の独自のスキルによって生み出された製法であることを理解していました。
こうして、31個の質問(=強み発掘ワーク)と、何通もの生徒さんの声という“何重ものチェック”を通過して、Angeさん独自の「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」という強みが確固たるものとなりました。
補足:お客さまの声は、万能薬!
ちなみになんですが、集めていただいた「生徒さんの感想」の活用法は、強みの検証だけに留まりません。
「生徒さんの感想」をホームページに記載することで、確実にネットからの成約率(=申し込み率)を高めることができます。
例えば、これをご覧の先生はこれまでAmazonなどの通販サイトでお買い物をされたご経験がおありではないでしょうか?
そのとき、購買を判断するときにすでに購入された方の「レビュー」を参考になさったご経験はありませんか?
さらには、好意的なレビューが“たくさん”書かれている商品のほうが、安心して購入できると感じたことはありませんか?
実は同じことが、教室のネット集客にも起こります。
教室を検討しておられるお客さまは、すでに通っておられる生徒さんの感想を重視する傾向があります。
そして、1通2通の感想を掲載するよりも、5通・10通・20通と掲載される数が多いほど、成約率は高まる傾向があります。
こうした理由もあり、私はクライアントの先生には、必ず生徒さんの感想を集めていただきホームページに掲載させていただいています。
成約率の高いホームページづくり
さて、強みが明確化した後、つづいてはホームページの改善に着手しました。
とりわけ、改善に多くの時間を割いたのは「トップページ」です。
トップページを読めば、Angeさんのレッスンについてすべてわかるぐらいに、情報を網羅することに務めました。
私がサポートを開始した当初のホームページは、強みがまだあまり明確でなかったとともに全体的に情報が不十分な印象がありました。
そこで、お客さまが知りたいと思われることは、すべて書きつくすつもりでトップページを作りこみました。
もちろん、その中でAngeさん独自の製法であり、強みでもある「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」の魅力についても触れています。
なぜ、トップページが重要なのか!?
ときどき、情報をページごとに細分化されているホームページを見かけることがあります。
例えば「コースについて」というページだったり「料金について」というページ、また「当教室へのアクセス」といった感じです。
もちろん、そのようなページを作成しても構いませんが、私はそれらの情報をすべてトップページにまとめて記載するようにしています。
これには理由があります。
まず、一般的にホームページにおいてもっともアクセスが集まるページは「トップページ」なんですね。
そして、トップページを見た方が他のページに移動する推移をデータ化すると「1〜3割」に留まることがわかりました。
私は、そのように低い割合に留まるのは、多くの方が自分の知りたい情報がどのページに書かれているか?がわからないからだと考えています。
また、どこをクリックすれば自分の知りたい情報を見られるのか?がわからない方もいらっしゃると思います。
さらには、どこをクリックすると先のページに進むことができるのか?がわからない方もいらっしゃるでしょう。
もっと言うと、クリックするという発想をお持ちでない方もいらっしゃると思います。
このことから私は、お客さまに“たとえほんの少し”でも手間や考えることをさせてしまうと、その方はカンタンにホームページから離脱してしまうと考えています。
(先ほどページを移動する割合は1〜3割と書きましたが、残りの7割以上の方たちは、実はホームページから離脱し他のホームページに移動されているんです)
それに対して、トップページをただただ下にスクロールするだけでお客さまが知りたい情報がつぎつぎに出てくるのは、お客さまにとってはわかりやすく操作がカンタンであると言えます。
そのため、トップページに情報を網羅したほうが成約率が高まる傾向があります。
しかも、年々スマホでのネット閲覧が主流になっている現代において、この傾向はますます加速していると私は感じています。
検索対策にも着手!
また、トップページに情報を網羅することは「検索対策(SEO対策)」においても、効果的です。
とりわけ現代(2019年現在)の検索ランキングは、ホームページの「滞在時間」を重視していると、私は考えています。
ホームページに訪れた方が、長時間滞在するということは、それだけその方にとって役立つ情報が記載されていると判断されるからです。
そのように「ユーザーにとって役立つ情報を提供するホームページを評価する」のが、検索ランキングの不変的な評価基準のひとつであると私は考えています。
その観点から、トップページに情報を網羅すると、結果的にすべてのテキストを読み終えるまでに時間がかかります。
それが、滞在時間を伸ばす工夫につながっているんですね。
写真で滞在時間&成約率アップ!
もちろん、トップページに情報を網羅したとしても、内容が読み手(=お客さま)にとって役立つものでなければ、途中で離脱されてしまうでしょう。
だからこそ「お客さまが知りたいこと」を網羅することが大切です。
しかし、情報を網羅すると文字数が多くなり、そのため長文を毛嫌いされる方にとっては読むことが大変なページになりかねません。
そうなると、せっかくの情報が読まれることなく離脱されることが懸念されます。
ですが、それを回避し、一度読みはじめたら楽しくってスルスルと文章を読み進められる工夫が、このホームページには施されています。
それが「写真」です。
楽しげなレッスン風景の写真や、おいしそうなパンの写真を随所に散りばめました。
それによって、文字ばかりがつづく印象を和らげています。
また、レッスン風景やパンの写真が、文章に書かれている情報を補足してくれています。
さらには、このような情報に触れることで、お客さまが自分がレッスンを受けているシーンをイメージしやすくなる効果もあります。
こうした一連の工夫によって、お客さまは文章を読み進めるほどに、どんどんAngeさんのレッスンへの興味・関心が高まって行きます。
体験レッスンへの参加が成約の決め手
さて、ここでトップページの一番のヒミツとも言えることを(こっそり)お伝えいたしますね。
ここまでお付き合いくださった先生ですので、教室のネット集客について真剣に取り組んでおられることと思います。
そんな先生にこそ、ぜひネット集客をうまく行かせていただきたいと、私は思っております。
おっと、トップページのヒミツですね。
それは…
体験レッスンへの参加を目的としていること
です。
大切なことなので、もう一度お伝えさせていただきます。
体験レッスンへの参加を目的としていること
これが、このホームページの成約率を押し上げている大きな要因です。
先生は、お客さまにとってどんな存在!?
ちょっと考えてみてください。
先生のホームページをご覧になっているお客さまは、ホームページを見ている時点ではつぎのような状態です。
ホームページを見ている時点では…
- まだ、先生に会ったことがありません
- まだ、先生のレッスンを受けたことがありません
- まだ、教室に足を運んだこともありません
果たして、先生がお客さまの立場なら、この時点で入会金や月謝を支払って教室に通うことを決められるでしょうか?
この時点では、まだ迷うと思うんですよね。
でも、レッスンには興味がある…。
そのようなお客さまの心理と、教室とをつなぐ“架け橋”となるのが「体験レッスン」なんです。
実際に体験レッスンに参加されると、お客さまはつぎのような状態に変化されます。
- 先生と会ってお話することができました
- 先生のレッスンを受けることができました
- 教室に足を運びました
こうした体験を経たあとなら、安心して入会していただけるのではないでしょうか?
こういった理由から、Angeさんのトップページでは体験レッスンへの参加を目的としているんですね。
そして、体験レッスン参加者数の最大化が入会者数の最大化につながります。
しかしこれが、はじめから「入会者募集!」と打ち出してしまうと、成約率が激減してしまいます。
それは、ホームページを見た時点ではまだ信頼感に乏しい状態だからですね。
検索結果に復活!
ホームページの改善を行ったのが、秋頃(10月くらい)でしたが、その年の暮れも押し迫った頃に平野先生からメールをいただきました。
それは、ホームページが「千葉 パン教室」で、ふたたび上位表示されるようになったというご連絡でした。
私の経験上、上位表示されることは時間の問題でしたが、思いの外、短期間に上位表示することができ私もホッとひと安心したのを覚えています。
トップページの充実が、検索順位を押し上げた一番の要因かと思います。
しかしそれだけでなく、私のほうでホームページ内部に検索対策を施しておきました。
また、平野先生のほうではアメブロで記事を書かれた際に、ホームページへのリンクを張ってもらいました。
こうした外部の媒体からのリンクおよび、リンクを辿って訪れたアクセスなども検索対策の一環として奏功したと考えられます。
1年間ほったらかしなのに、毎月定員!
それからの1年間は(平野先生いわく)ホームページが検索結果に上位表示されているおかげで、何も手を加えなくても毎月ホームページから生徒さんのお申し込みが途絶えないそうです。
検索対策のいいところは、一度上位表示できれば、その後長期間に渡って(ほとんど手を加えずとも)上位表示が持続するという点です。
その結果、平野先生のようにホームページに手を加えなくても、安定的にホームページからの集客が実現できるようになります。
そして、そのような成果をもたらすことができるのは、検索経由のアクセスが教室に通うもっとも見込み度の高いアクセスを集めることができるからです。
私は、つねづね“見込み度の高いアクセス”とは、つぎの2つの条件を満たしているとお伝えしています。
その2つの条件とは…
- 1.先生の教室に興味を持っていること
- 2.先生の教室に通える地域に住んでいること
例えば、どれだけAngeさんのレッスンに興味を持っている方がホームページに訪れたとしても、その方が北海道や沖縄にお住まいの方であれば、なかなか申し込みには至りづらいと思うんですね。
Angeさんは、千葉県船橋市にある教室さんですので、やはり千葉県船橋市界隈にお住まいで、Angeさんのレッスンに興味をお持ちの方が、もっとも見込み度が高いと言えます。
そして(くり返しますが)そのような見込み度の高いアクセスを集めることができるのが、検索経由なんですね。
そのような見込み度の高いアクセスを集めることは、他の集客手法ではなかなか実現できません。
そして、パン教室および教室ビジネスのネット集客において、アクセスは“数”をたくさん集めるのではなく、たとえかぎられた数であっても“質”の高いアクセスを集めることが大切です。
パン教室のネット集客で行うことは、たった2つ
以上のことをまとめると、実はパン教室のネット集客で取り組むべきこととは“たった2つ”しかありません。
その2つが、以下です。
ホームページに、見込み度の高いアクセスを集める「集客」。
集めたアクセスを効率的に、申し込みに結びつけるための施策である「成約」。
Angeさんにおいても、結局はこの2つを整えることで安定的なネットからの集客を実現することができました。
実は、ネット集客というのは、とてもシンプルなんですね。
まとめ:パン教室のネット集客成功事例
私は、平野先生のことを「パン教室業界のスティーブ・ジョブズ」と呼ばせていただいています。
スティーブ・ジョブズとは、ご存知の方も多いと思いますがiPhoneやiPad、iPodなどの生みの親でありAppleの創業者です。
彼は、先ほども挙げましたがiPhoneやiPad、iPodなど世の中にない製品・価値を生み出しました。
一方、平野先生は、パン教室にまだなかった価値をつぎつぎと生み出されています。
幾度となく表現してきました「無添加なのに、2,3日たっても柔らかいパン」も、独自の技術、製法によって生み出されたオリジナルメソッドです。
また、平野先生はご自身のスキルを全世界の方が学べるように「動画講座」を開発、提供なさっています。
これも、従来のようなDVD教材の形式ではなく、誰もが身近に利用しているFacebookを使って提供なさっておられるんですね。
既存のネットツールを活用しながら、世の中になかった価値を世界中に広めておられる。
そのように、ご自身の価値を最適に世の中に発信する姿は、世の中に新たな価値を提供する名経営者の姿に他なりません。
平野先生のメソッドは、ますます世の中に必要とされ、拡がることでしょう。
今後のさらなるご活躍が楽しみです。
そして、今回ご紹介したAngeさんのネット集客の実践が、多くの方のネット集客に成果をもたらす一助になることを私は願ってやみません。
あなたの、ネット集客のさらなる成功を私は応援しております。
最後まで、お付き合いくださいましてありがとうございました。
パン教室のネット集客成功事例 おわり