今日は、「お金を稼げない理由は、本当に能力不足なのだろうか?」というお話をしたいと思います。
実は、今から遡ること約6年前、ちょうど2020年頃のコロナ禍の時期に、僕は売上が一気に伸びたという経験がありました。
年収レベルで言うと、前年の2倍近くまで急激に売上が伸びたんですね。
ところが、その後また苦しくなるという経験もしてきました。
そんな経験をしてきた中で、最近ようやく気づいたことがあるんです。
それは、僕自身がずっと無意識のうちに「お金を受け取ること」にブレーキをかけていた、ということなんですよね。
そこで今日は、そのことについて、かなり正直にお話ししてみたいと思います。
もし今、「頑張っているのに苦しい」と感じていたり、「集客がうまくいかない」「生徒が集まらない」「売上が伸びない」と感じていたり、あるいは「何か行動しようとしても怖くて止まってしまう」「お金のことを考えるのが怖い」といった感覚がある先生には、かなり関係のあるお話になるんじゃないかなと思っています。
お金=自分の価値という思い込み

僕自身、もともとずっとお金に対する不安を抱えていました。
それは社会人になってからというより、大学生くらいから、自分で生活をし始めた頃からずっとあった感覚ですね。
特に不安が強くなっていたのが、月末です。
要するに、支払いが近づいてくる時期ですね。
支払いが近づいてくると、朝起きた瞬間から、もう胸が苦しくなるような感覚があったんです。
「今月、大丈夫かな」
「支払いできるかな」
「お金がどんどん減っていくじゃないか」
そんなことを考えると、胸がぎゅっと締めつけられるような感覚になっていました。
でも、最近気づいたんです。
実は、本当に怖かったのは、「お金が減ること」そのものではなかったんですよね。
もちろん、支払いがあることも怖かったんですけれども、それ以上に怖かったのは、「支払いができない自分はダメな人間なんじゃないか」という感覚でした。
もし支払いができなかったら、自分は“ダメ人間”という烙印を押されるんじゃないか。
そして、自分自身でも「自分は価値のない人間なんだ」と感じてしまうんじゃないか。
その“罪悪感”を抱えることが、本当は怖かったんですよね。
つまり、「お金がないこと」が怖いというより、「お金がない自分には価値がない」と感じてしまうことが怖かったんです。
しかも、支払いって毎月あるじゃないですか。
だから、毎月毎月、「お前は価値があるのか?」「ちゃんとしている人間なのか?」みたいな裁判にかけられているような感覚だったんですよね。
しかも、その背景には、
「ちゃんと期限までに支払いをしなければいけない」
「周りに迷惑をかけてはいけない」
「そういうことができない人間はダメなんだ」
みたいな感覚もありました。
つまり、僕の中でお金というものが、単なる数字以上の意味を持ってしまっていたんですよね。
本来、お金って1万円なら“1万円という数字”でしかないわけです。
でも、僕はそこに、
「お金=自分の価値」
みたいな意味づけをしてしまっていたんです。
だから、経済的に苦しくなると、「自分には価値がない」と感じてしまう。
そういう状態だったんですね。
正直、かなり苦しかったです。
ずっと自分で自分を責め続けていたような感覚がありました。
コロナ禍で売上が伸びた本当の理由

ところが、先ほどお話ししたように、コロナ禍で売上が急激に伸びた時期があったんです。
もちろん、それには理由があります。
当時を思い出していただくと分かると思うんですが、コロナ以前って、今ほどオンラインというものが世の中に浸透していなかったですよね。
コロナ禍をきっかけに、「オンライン化」とか「DX」とか「リモートワーク」といった言葉が一気に広がっていきました。
教室の先生方の中にも、オンラインレッスンを導入された方は多かったと思います。
でも、コロナ以前は、そういう概念自体がまだそこまで一般的ではありませんでした。
当然、オンライン化も今以上に遅れていたわけです。
そんな中で、コロナ禍によって、
「オンライン化したい」
「ホームページを強化したい」
「ネット集客を始めたい」
というニーズが一気に増えていったんですね。
実は僕自身、2000年代前半くらいから、ずっとオンラインで仕事をしてきていました。
オンラインで情報発信をしたり、オンラインでコンサルやコーチングを受けたり、あるいはオンラインでクライアントとやり取りしたり。
そういうことを、もう15年以上続けてきていたんです。
だから、オンラインで仕事をすることが、僕にとっては当たり前だったんですよね。
クライアントとのセッションもオンライン。
ホームページ制作もオンライン。
デザイナーとのやり取りもオンライン。
全部オンラインで完結するのが普通でした。
「当たり前にできること」が価値になった瞬間

だから、コロナ禍で世の中が急激にオンライン化を求め始めた時に、僕にとっては「昔から普通にやっていたこと」だったんです。
そのため、「オンライン化ってどうすればいいんですか?」と聞かれた時に、
「こうやれば普通にできますよ」
「こういう流れで導入すれば大丈夫ですよ」
ということを、ごく自然に伝えていたんですよね。
感覚としては、本当に“道を聞かれたから教えた”くらいの感覚だったんです。
「こっち行けば着きますよ」みたいな感じですね。
そうしたら、
「ホームページを作りたいです」
「オンライン集客を強化したいです」
「チラシ中心だったけれど、これからはネット集客を強化したいです」
という依頼が立て続けに入ってきたんです。
しかも、このコロナ禍の時期というのは、ご存知の方も多いと思いますが、国や自治体から様々な補助金が出ていた時期でもありました。
その補助金を活用することで、お客様としても依頼しやすかった、という背景があったんですよね。
だから僕としても、「こういう風にオンライン化を進めていけますよ」という提案がしやすかった、ということもありました。
「売ろう」としなかったから受け取れた

で、ここが大事なポイントだなと今振り返って思うんですけれども、その当時の僕には、「売ろう」という感覚がほとんどなかったんですよね。
ホームページ制作やコンサルティングを「売ろう」としていたわけではなかったんです。
むしろ、「困っている人がいるから、その人に必要なものを届けよう」という感覚でした。
本当に、道を聞かれたから「あっちですよ」と教えているような感覚だったんですよね。
そこに、たまたまホームページ制作やコンサルティングという商品・サービスが付随していて、その対価として補助金経由でお支払いいただいていた、という感じだったんです。
だから、その当時の僕は、「お金を受け取ること」に対する罪悪感がかなり薄かったんですよね。
今振り返ると、「ああ、あの感覚ってすごく大きかったんだな」と思います。
それで、少し余談的なお話になるんですけれども、実は僕、現在は教室の先生方向けのサポート以外にも、整体治療院を経営しております。
僕自身が、整体師として施術を行うこともしているんですね。
もともと僕は体育大学に進学して、体のことを学んできましたし、野球スクールのインストラクターとして働いていた時期もありました。
ですから、人の体を良くするということに昔からすごく興味があって、それを学び、仕事にしていた時期があったんですよね。
その流れもあって、整体にもずっと興味がありました。
そしてコロナ禍にご縁があって整体を学び始め、その後、治療院を開業したという経緯があるんです。
そうやって、いろんな方の体のケアをしていると、例えば腰痛ひとつをとっても、実は「腰そのもの」が原因ではないケースがとても多いんですよね。
結果として腰に「痛み」という症状が出ているだけであって、その原因は別の場所にあることがほとんどなんです。
足首に原因がある場合もありますし、内臓に原因がある場合もあります。
つまり、「腰痛」という結果を引き起こしている根本原因を見つけて、そこにアプローチしていくわけなんですね。
そうすると、気づいたら腰の痛みがなくなっている、ということが実際によく起きるんです。
売上が伸びない本当の原因は別の場所にある

で、どうしてこんな話をしたかというと、実はビジネスもこれと非常によく似ているんですよね。
「売上が伸びない」
「集客できない」
「情報発信したいけれど、なぜか動けない」
そういうことってあると思うんです。
でも、本当の原因は、「集客ノウハウが足りない」とか、「発信の技術が不足している」とか、そういう表面的な問題ではない場合があるんですよね。
むしろ、その奥に隠れている、
- 「お金を受け取ることへの怖さ」
- 「成功することへの怖さ」
- 「自分を出したら嫌われるかもしれないという怖さ」
- 「批判されるかもしれないという怖さ」
- 「こんな自分には価値がないんだという自己否定感」
そういった深い部分が、現実を止めていることがあるんです。
ノウハウではなく深層課題が現実を止める

これは、その人の深層心理の領域なので、表面からはなかなか見えません。
だから多くの人は、そこを見ないまま、
「もっとSNSを頑張ろう」
「もっと広告を出そう」
「もっとノウハウを学ばなきゃ」
という風に、表面的なテクニックで何とかしようとしてしまうんですよね。
もちろん、そういう取り組みも必要です。
でも、その奥にある深層部分が固まったままだと、なかなか大きな変化は起きにくいんです。
まさに、以前の僕自身がそういう状態でした。
だから最近、僕がすごく興味を持っているのは、その人の深い部分にある“深層心理”なんですよね。
その人の深層にある課題。
そこを変化させることに、今すごく興味を持っています。
深層心理が変わると現実が動き始める

実際、クライアントさんとのセッションでも、そういった深い部分を見ながら、そこに変化を起こしていくようなアプローチをすることが増えています。
例えば、
「売上を伸ばしたい」
「情報発信したい」
と思っているのに、どうしても怖くて発信できない、という方がおられたりします。
そういう時に、「慣れですから、とにかくやりましょう!」というアプローチもあると思います。
でも実は、幼少期のお父さんとの関係性を見直すワークをしただけで、それまで抵抗感があった情報発信が、急に自然にできるようになることがあるんです。
今まで怖かったSNS発信が、まるで友達にメッセージを送るような感覚でできるようになる。
そんなことが、本当に起きるんですよね。
フューチャーマッピングで真層課題を可視化する

フューチャーマッピング
そういう、人の深層心理に変化を起こすことで、現実にも変化をもたらす手法って、実はいろいろあります。
その中でも、僕が特に面白いなと思って使っているのが、「フューチャーマッピング」というものです。
詳しい説明は今回は省きますが、とても面白いツールなんですよね。
クライアントさんと一緒にやっていくと、その方の無意識や、本来持っている価値、そして動きを止めている本当の原因が、かなり見えてくるんです。
しかも、それが“可視化”されるんですよね。
だから、クライアントさん自身も、
「ああ、自分はここで止まっていたのか」
「これが原因だったのか」
ということに気づけるんです。
そして原因が分かれば、そこに対処していけばいい。
すると、結果として現実が動き始めるんですよね。
本当に不思議なくらい、望んでいた方向に現実が変わり始めることがあるんです。
だから僕は、目に見える表面的な部分よりも、目に見えにくい深層部分に変化を起こすことで、結果として現実が変わっていく、というアプローチに、すごくロマンを感じているんですよね。
そんなことを思いながら、日々セッションをしています。
先生に価値がないのではなく、まだ見えていない深層課題がある

ということで、もし今、
「頑張っているのに苦しい」
「動こうとしているのに、なぜか止まってしまう」
「自分にはもっと価値があるはずなのに、なぜかうまくいかない」
そんな感覚を持っておられるなら、それは決して「あなたに価値がない」ということではありません。
そうではなく、まだ見えていない“深層課題”があるのかもしれない、ということなんです。
そして、その深層課題を見つけて、そこに変化を起こしていくと、現実も少しずつ望む方向に変わっていくことがあります。
もちろん、僕自身もまだまだ探求の途中です。
でも、だからこそ、同じように苦しんできた方たちと、一緒にそこを解き明かしていきたい、という気持ちもあるんですよね。
そんなことを、最近すごく考えています。
ということで、今回は僕自身の実体験も交えながら、「価値がある人ほど、なぜお金を受け取れないのか?」というテーマでお話しさせていただきました。





