今回は、ダンススクールの先生からご相談を頂戴しております。
早速、ご相談内容を読み上げていきたいと思います。
「SNSは発信しているのですが、申し込みにつながりません。
発信したほうがいいのは分かっているのですが、いざ投稿しようとすると、変に思われないかな、下手だと思われないかなと怖くなります。
集客の問題というより、自分の気持ちの問題な気がしていて、こういう場合、何から向き合えばいいですか?」
というご相談です。
ご相談いただきまして、どうもありがとうございます。
実は以前、僕のクライアントであるダンススクールの先生からも、今回のご相談内容とまったく同じご相談を受けたことがありました。
その先生は、ある方法を使って、それ以降、動画をSNSに投稿できるようになりました。
それも踏まえて、今回は大きく三つの考え方、視点をお伝えしていきたいと思います。
まずは自分ならどうするかを考えてみる

その前に、ここでこれをご覧くださっている先生に、ひとつ提案があります。
今回のダンススクールの先生のご相談に対して、先生ご自身だったらどんなアドバイスをされるでしょうか。
あるいは、先生ご自身が今回のご相談者の立場だったら、どんな行動を取られるでしょうか。
ぜひ、それを一度考えてみていただきたいと思います。
ここで一度、読み進めるのをを止めていただいて、「自分だったらどうするかな?」と考えてみてください。
そのうえで、続きをご覧いただければと思います。
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では、お考えいただけましたでしょうか。
それでは、話を続けていきたいと思います。
SNSで投稿しようとすると、「変に思われないかな」「下手だと思われないかな」と感じて、投稿するのが怖くなってしまうというご相談ですね。
この点について、三つの観点からお話ししていきます。
一つ目の方法:憧れの人だったらどうするかを考える

まず一つ目は、「先生にとっての憧れの人だったら、どうするか?」という視点です。
これは、ぜひ今回のご相談者の先生だけでなく、これをご覧の先生方にも考えていただきたい視点です。
現状、うまくいっていないことや、達成したい課題があるときに、「自分が憧れているあの人だったら、どうするだろうか?」と考えてみる、ということです。
まずは、今回ご相談くださった先生にとっての「憧れの存在」が誰なのかを考えてみていただきたいと思います。
できれば、「こういう雰囲気の人」といった抽象的な人物像よりも、「実在の誰々さん」という具体的な人物のほうが、解決に向かいやすくなります。
たとえば、有名人や芸能人、アスリートなど、特定の人物を挙げてみてください。
ちなみに、その人物のすべてに憧れる必要はありません。
「この人の考え方が好き」「この人の感性やセンスに憧れる」「この人の世界観が好き」といったように、部分的な憧れでも構いません。
いずれにしても、まずは「自分が憧れている存在は誰か」を挙げてみてください。
一人に限らず、複数挙げていただいても問題ありません。
憧れの存在を通して行動のヒントを見つける

そして、ここからがとても大事なポイントです。
その憧れの存在が、今の自分と同じ立場だったとしたら、同じような不安や恐れを感じていたとしたら、どんな行動を取ると思いますか、ということを想像してみてください。
冒頭でお話しした、僕のクライアントのダンススクールの先生も、以前はSNSでダンス動画やレッスン風景を発信したいと思いながら、なかなか投稿できずにいました。
理由は、今回のご相談とまったく同じで、「変に思われないかな」「下手だと思われないかな」という不安でした。
もしかすると、日本全国の多くのダンススクールの先生が、同じような悩みを抱えているのかもしれません。
そう考えると、今回ご相談くださった先生は、多くの仲間の先生方を救うきっかけを作ってくださっているとも言えるかもしれません。
実際にSNS投稿ができるようになった先生の事例

そのクライアントの先生にも、「憧れの存在は誰ですか?」という問いを投げかけました。
そして、「その憧れの存在が、SNSで発信しようと思いながら不安を感じていたとしたら、どんなふうに考えて、どんな行動を取ると思いますか?」と質問しました。
すると、その先生は、こんなふうに答えられました。
「SNSで発信するのが少し怖いと感じるのは、それだけ多くの人が見てくれる可能性があるからですよね。たくさんの人が見れば、中には変だと思う人や、下手だと思う人もいると思います。でも、全員がそう思うわけではありません。
結局、私のことをいいと思ってくれる人だけが、レッスンに来てくれればいいんですよね。変だとか下手だとか言う人は相手にしなくていい。私のことをいいと思ってくれる人だけを大切にすればいい。そう考えて、SNSを発信すると思います」
というお答えでした。
面白いことに、「憧れの存在だったらどうしますか?」と聞くと、話し方や声のトーンまで、その憧れの存在っぽくなることがよくあります。
普段のその先生とは、少し雰囲気が変わるんですね。
そこで僕は、「じゃあ、先生ご自身も、その憧れの存在になったつもりで考えてみたらどうですか?」とお伝えしました。
すると、その先生は「それならSNS発信がすごく気楽に感じられます」とおっしゃいました。
そして実際、そのセッションの最中に、ご自身のダンス動画をSNSにアップされたんです。
それ以降も、その先生は定期的にSNSでダンス動画を発信されています。
憧れの存在は自分の内側を映し出す鏡

では、ここで何が起きているのかというと、これは僕がコーチングで使っているテクニックの一つで、「投影」という現象が起きています。
憧れの存在が「今の自分だったらどうするか」を考えてもらったわけですが、実際にその憧れの存在が本当に同じ行動を取るかどうかは、正直わかりません。
同じ立場に置かれたとしても、まったく違う行動を取る可能性もあります。
それでも「憧れの誰々さんだったら、きっとこうするだろう」と考えて出てきた行動アイデアは、先生ご自身の中から生まれたものです。
たとえば、同じ悩みを持つ二人の先生がいて、どちらも憧れの存在として大谷翔平選手を挙げたとします。
しかし、「大谷翔平選手だったらどうするか?」と考えたときに、二人が同じ行動アイデアにたどり着くとは限りません。
むしろ、違う答えが出てくることのほうが多いんです。
なぜかというと、憧れの存在というのは、実は自分自身の内側を映し出す「鏡」だからです。
憧れの存在に投影されているのは、先生ご自身の内面にすでにある答えなんですね。
先生の中にないものは、投影されることはありません。
だから、同じ憧れの存在を挙げても、人によって出てくる行動アイデアが違うんです。
内側から出てきた答えは実行しやすい

そして、こうして内側から出てきた答えは、先生ご自身がすでに持っている知識や経験、スキルに基づいているため、実行できる確率が非常に高いのです。
ということで、先ほどのクライアントの先生は、「憧れの存在だったらこう考えて、こう行動する」という形で答えを導き出されました。
それは結局、その先生の内側にある答えだったんですね。
内側から出てきた答えは実行できる確率が非常に高いので、結果として現在も継続的にSNS発信を続けられるようになった、ということです。
ですので、ぜひ今回ご相談くださった先生も、「自分にとっての憧れの存在だったらどうするか?」を考えてみてください。
そこから行動のヒントを見つけられるので、お勧めいたします。
ちなみに、憧れの存在が複数出てくるというのも、すごくいいことなんです。
その場合は、さまざまなアイデアが出てきます。
その中から「これをやってみようかな」と選べるので、より行動しやすくなると思います。
一方で、「憧れの存在がいないんです」という方も、ときどきいらっしゃいます。
憧れの存在がまったくいないと、自分の内面を投影できないため、解決策を導き出すことが難しくなってきます。
なので、その場合は、まず憧れの存在を探すところから始められることをお勧めいたします。
これが、まず一つ目の方法です。
そして僕としては、このあと二つ方法をご紹介しますが、いちばんお勧めなのは、今お伝えした方法です。
二つ目の方法:SNS担当を一人で抱え込まない

続いて二つ目の方法ですが、もちろん二つ目が効果が低いというわけではありません。
今回のご相談は、「SNS発信をして集客を強化したい」という意図も含まれていましたよね。
その観点で考えると、二つ目の方法としては、ご相談者の先生以外にSNS担当の方を見つける、という方法もあると思います。
実は、先ほどからお話に登場している僕のクライアントのダンススクールでは、現在その先生以外にも、ほかのインストラクターの先生が数名で協力しながらSNS発信を継続されています。
少し変な話ですが、自分以外の誰かが発信したものなら、「変に思われないかな」とか「下手だと思われないかな」ということを気にしない、ということがあるんですよね。
生徒を集める必要があって、そのためにSNSで発信することが必要だと考えていらっしゃるのであれば、誰かに協力してもらって、その方たちにSNSで発信してもらう、というのも一つの方法ではないかなと思います。
それで発信が滞らなかったり、発信頻度が上がっていくのであれば、結果として集客効果も期待できると思います。
SNS発信が得意な方は、やはりいらっしゃいます。
もし身近に任せられる方がいるのであれば、その方に任せてみてもいいのかなと思います。
やはり先生お一人がすべてを背負い込むと、しんどくなってしまいます。
そういう意味で、この方法もありだと思います。
他の先生と一緒に発信することで慣れていく

たとえば、ほかのインストラクターの先生がSNS担当として、レッスンのことなどを配信してくれたとします。
そのときの世の中の反応、いいねのつき方やコメントのつき方などを見ていくと、先生ご自身も「こう発信すればいいんだ」とか、「こういう形なら自分でもできそうだな」という感覚がつかめてくる面もあると思います。
そして、ほかの先生が投稿している流れの中に、ときどき先生ご自身の発信を紛れ込ませていく、というのもファーストステップとしてはいいかもしれません。
僕自身の経験や、SNSを活用されている先生方を見てきた経験から申し上げると、SNSに限らず情報発信というのは、最初はやはり勇気がいることが多いと思います。
ただ、そこは結局「慣れ」なんじゃないかなと思うんですね。
慣れてしまうと、最初に感じていた「変に思われないかな」「下手だと思われないかな」といったことが、気にならなくなることも多いです。
そういう意味でも、ほかの方とSNS発信を共同で進めていく中で、だんだん慣れていく、というのもありかもしれません。
これが二つ目の方法になります。
三つ目の方法:SNS以外の集客方法も検討する

そして三つ目ですが、もう一度確認しておきますと、今回のご相談者の先生は集客目的でSNS発信をしようとしておられたわけですよね。
でも一方で、発信をためらう気持ちがあって、どうしたらいいでしょうか、というご相談でした。
それを踏まえて改めて申し上げると、SNS以外の方法で集客する、というのもありなんじゃないかなと思います。
たとえば、先生のスクールがある地域名と「ダンス教室」というキーワードでGoogle検索やGoogleマップ検索をしたときに、検索結果の上位に地図が表示されることが増えています。
「〇〇市 ダンス教室」のようなキーワードで検索すると、そのキーワードに関連性の高い地域の地図と、その地域にあるダンス教室が地図上に表示される、という形ですね。
このときに先生の教室が地図上に表示されると、そこから集客につながってくることがあります。
これをマーケティング用語では、MEO対策と言ったりします。
つまり、Googleマップ対策ですね。

また、ホームページを作って、同じように「〇〇市 ダンス教室」といったキーワードで検索結果の上位に表示させることができれば、そこから集客につながることも十分に期待できます。
こういったホームページを検索結果の上位に表示させる対策を、SEO対策と言ったりもします。
さらに、Googleマップの情報にはホームページにリンクするボタンを表示させることも可能です。
実際にGoogleマップで教室を見つけて、さらに詳しい情報を求めてホームページに移動するお客様は、結構いらっしゃいます。
なので、Googleマップとホームページを組み合わせて集客する、という方法も可能だと思います。
いずれにしても、習い事教室のように地域性のあるビジネスの場合、見込み客の多くがGoogle検索やGoogleマップ検索といった検索経由で集まることが少なくありません。
ですので僕としては、こういった教室の集客では、検索対策を集客の柱の一つだと考えています。
SNSに不安を感じていらっしゃるのであれば、それによって発信が止まってしまい集客活動に支障が出ている、という状況もあると思います。
その場合は、SNS以外の方法で集客することも、ぜひ検討してみてください。
以上が、今回の僕からの回答になります。
周りの目が気になることも才能の一つ

おそらく今回ご相談くださった先生は、SNS発信の必要性を感じながらも、「変に思われないかな」「下手だと思われないかな」という形で、周りの目が気になっていたわけですよね。
でも僕は、それって一つの才能だと思います。
それだけ周りがよく見えていたり、周りの気持ちを感じ取れたりする才能がある、ということだと思うんですね。
もしくは、ご自分のことを客観視できるタイプの先生でもあるのだと思います。
だからこそ、おそらく生徒のみなさんの気持ちに寄り添ったレッスンをされているのではないかなと感じます。
あるいは、ご自身のダンスやレッスンを常に客観視して、レベルアップやスキルアップにつなげていける先生なのではないかなと思います。
つまり、かなりレベルの高いレッスンを提供されているのではないかなと思います。
これまで本当に、とても頑張ってこられたと思います。
だからこそ、そういうご自分をきちんと評価してあげてほしいと思います。
「これまでよく頑張ってきたよね」と、ご自分に声をかけてあげてください。
先生がますます輝いて、ご活躍されることを応援しております。
今回思いついたアドバイスを自分の教室にも活かす

そして今回のご相談に対して、冒頭で「ご覧・お聞きくださっている先生ならどんなアドバイスをしますか」「自分がその立場ならどんな行動を取りますか」とお伺いしましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか。
その答えは、意外と現在の先生ご自身の教室で実行すると効果的だったりすることが多いんです。
なので、ぜひ今回思いつかれたアドバイスやアイデアをご自身の教室でも実行されることをお勧めいたします。
最後になりますが、今回のように先生方からのご相談に僕のほうでお答えする機会を、これからも作っていきたいと思っております。
ご相談は、僕のホームページのお問い合わせフォームから受け付けております。
日頃、教室に関して疑問に思われていることや、誰かに質問してみたいと感じておられることがある先生は、ぜひホームページのお問い合わせフォームからご質問・ご相談をお寄せいただければと思っております。
ということで今回は、ダンススクールの先生のご相談にお答えいたしました。





