ネット集客では、数年に一度くらいの割合で「ブームの媒体」が登場します。
ブームの媒体というのは、それを使うだけで比較的反響が得られやすくなります。
そもそも、ホームページ自体も十数年前にはブームの媒体でした。
ホームページを持っている人が、ほとんどいなかった時代のことです。
ホームページを作って、検索結果に上位表示されれば毎日のように商品・サービスが売れていたんです。
メルマガブームがありました
また、同じ頃に「メルマガブーム」もありました。
「まぐまぐ」というメルマガ配信サービスがあります。
そちらでメルマガを創刊すると、一気に1,000人くらいの登録があったんです。
そして、メルマガを配信するだけで商品・サービスが売れていたんです。
ちなみに、現代では1メールアドレスを獲得するために必要なコストが1,000円〜2,000円だと言われています。
ですので、現代でネット広告を使って1,000名のメールアドレスを獲得しようとすると、100〜200万円かかる計算になります。
それが無料で手に入っていたっていうのは、もはや奇跡のような時代だったと思いますね。
ブログブームがありました
その後には「ブログブーム」もありました。
2004年に、当時ライブドアの社長さんだった堀江貴文さんが、プロ野球の近鉄バファローズを買収すると表明されたんですね。
そこから、堀江さんおよびライブドアが一躍メディアなどでとたびたび取り上げられたんです。
そして当時、堀江さんが最新ITサービスとして、活用および紹介していたのが「ブログ」だったんですね。
ですので、当時はライブドアブログがさまざまなIT企業が提供するブログサービスの中で、もっともユーザー数が多かったと記憶しています。
なぜ、ブームの媒体は売れやすいのか?
少し話が逸れてしまいました。
今回は「ブームの媒体を利用しよう!」という話ではありません。
「なぜ、ブームの媒体を利用すると売れやすいのか?」について考えてみたいと思うんですね。
ちなみに、ここで言う「ブーム」というのは、世の中がブームになる前夜の時期を指します。
僕たちのようなマーケッターの中で、先んじてブームになるんです。
そして、この時期にはじめることで大きな成果が得られるんです。
それは、世の中より先んじているため、そのタイミングにはライバルがほとんどいないということが大きな理由だと思います。
リスクが好きな人たち
また、世の中がブームになる前から集まる人たちのことを、マーケティング用語では「アーリーアダプター」と言います。
アーリーアダプターは、つぎのような特徴があると言われています。
- 新しいものが欲しい
- 他の人とは違うものが欲しい
- そのためのリスクは厭わない etc
ですので、少々リスキーな商品・サービスも買うんですね。
むしろ、少々リスキーな商品・サービスのほうを欲しがるのかもしれません。
上記の要因が重なると、ブームの媒体を利用したときに売れやすくなるのだと僕は考えています。
ネット集客の本質とは?
以上のことを踏まえて僕は、ブームの媒体がビジネスに有効な理由をシンプルにこう解釈してみました。
「見込み度の高い人に、見てもらいやすいから」
そしてこれは、ネット集客の本質だと思うんです。
現代は、さまざまなネット集客の方法があります。
また、さまざまな媒体があります。
突き詰めるところ、どんな方法であっても、どんな媒体であっても先生の教室に通う“見込み度の高い人”に、たくさん見てもらえたら反響は高まります。
であるならば、ブームにかぎらずネット集客においては、いかに「先生の教室に通う“見込み度の高い人”」に、たくさん見てもらうか?が大切です。
それが、ネット集客の成否を大きく分ける重要な要素になります。
SEO対策を用いた場合
そのために、有効な方法のひとつとして「SEO対策」があります。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!の検索結果において、ホームページなどを上位表示させるための施策です。
例えば、教室ビジネスの場合は、つぎのようなキーワードで上位表示できると、見込み度の高いアクセスを集められます。
「●●市 ~~教室」
ブログを用いた場合
また、教室ビジネスにかぎらず、現代ではブログを集客方法として利用している方もたくさんおられます。
ブログ集客は、SEO対策とは(当然ですが)取り組みが異なります。
ブログ集客で大切なことのひとつは、何度もブログを見に来てもらえる工夫をすることです。
そのために、つぎのようなことを行うことがあります。
- 興味のありそうな方のブログをフォローする
- 興味のありそうな方のブログにいいねやペタをつける
- 興味のありそうな方のブログにコメントする etc
上記の取り組みによって、何度もブロガーさんと交流を深めるうちに、相手の方の興味や信頼感が高まって行くんですね。
それに伴って、見込み度も高まって行きます。
ちなみに、FacebookやTwitter、Instagramなどソーシャルメディアは、媒体を問わず上記のような方法が有効です。
いずれにしても「先生の教室に通う“見込み度の高い方”をたくさん集める」。
これがネット集客において、重要なポイントです。
見込み度が高いとは?
ちなみに「先生の教室に通う“見込み度の高い方”」というのは、つぎの2つの条件を満たした方だと考えています。
- 1.先生の教室に通える地域に住んでいる
- 2.先生の教室に興味がある
くり返しますが、現代は、さまざまなネット集客の方法があります。
また、さまざまな媒体があります。
それによって
- 何からはじめたらいいのか?
- どの媒体が有効なのか?
と、迷ってしまうことがあるかもしれません。
ネット集客の目的は?
もし、そのように迷ってしまったときには、つぎのことを思い出してください。
私が、ネット集客を行う目的は「教室に通う“見込み度の高い方”をたくさん集める」ためだ。
そして、そのために最適な方法や媒体をチョイスしましょう。