こんにちは。
教室集客の専門家、増地 崇志です。
先日「望んだ現実を引き寄せる、願望の“書き方” 五次元ライティングワークショップ」を開催しました(写真上)。
私が、長年、研究と実践を積み重ねてきた「引き寄せの法則」と「コピーライティング」のスキルをかけ合わせた、初のワークショップでした。
ちなみに、ワークショップでお話した内容は、これまでにもクライアントさんなどには断片的にはお伝えしていました。
しかし、ひとつのメソッドとして体系化し、お伝えするのははじめてなんですね。
参加者のみなさんがどんな反応をされるか不安ではありましたが、実際にご感想を拝見すると好評だったようでホッとしています。
目次
引き寄せの法則で、よくある2つの間違い
さて、今回このようなワークショップを開催し、参加者のみなさんの「願望の書き方」を目にすることができました。
その中で、参加者の方々が「引き寄せの法則」について、少し誤解をなさっているように感じた点がありました。
そして、その“誤解”は参加者の方々のみならず、多くの方が誤解されているのではないかとも感じています。
そこで今回のブログでは、引き寄せの法則で多くの方が誤解されている2つのことについてお伝えしたいと思います。
これをご覧になるだけでも、あなたの引き寄せ力は高まると思います。
その前に、これをご覧のあなたは「引き寄せの法則」について、このようなことを聞いたことはありませんか?
おさらい:引き寄せの法則とは?
あなたが望んでいる状況をイメージしましょう。クリアにイメージを描き、そのときに感じるであろう感情も感じてみましょう。
あなたが望んでいるイメージが、実現できると“確信”できるなら、そのイメージは強力に引き寄せられ現実のものとなるでしょう。
あなたは、望んでいるイメージだけを描けばよいのです。そこにどのようにたどり着くのか?プロセスは考えなくても構いません。望んでいるイメージにだけ、意識を集中させましょう。
これらは、引き寄せの法則に関する本などで目にすることができます。
私の経験からも、それらは正しいと思います。
自分自身が望んでいるシーンをクリアにリアルにイメージでき、かつそれが実現できると確信するなら、それは必ず引き寄せることができます。
しかし、このことがつぎのような“誤解”を生んでいるようにも感じるんですね。
誤解1:望んでいる“イメージ”が引き寄せられる
先日のワークショップに参加された方の一人が「〜〜さんから、貸したお金を返してもらいたい」という願望を持っておられました。
では、実際に“〜〜さんが、お金を返してくれるシーンをイメージ”すると、お金は返ってくるでしょうか?
もしくは「〜〜さんが、お金を返した」といった願望を紙に書くと、それは実現するでしょうか?
この場合、私は“実現しない”とは言い切れませんが、実現する確率は低いと私は判断しました。
なぜ、そのような願望を引き寄せたいのか?
私は、この方に「なぜ、そのような願望を持っているのか?」ということを、質問しました。
すると、その方は「〜〜さんからお金を返してもらえると、もろもろの支払いができるので助かる」ということをおっしゃっていたんです。
これは、別の見方をすると、この方は現在“支払いに困っている”状況だとも言えます。
さらに言い換えるなら「お金への不安感」をお持ちだとも言えます。
これらを踏まえると、この方の「ホンネの願望」というのは「お金への不安を和らげたい」ということではないかと、私は感じました。
そして、そのことをご本人にお伝えしたところ、ご本人も「そのとおりだ」とおっしゃったんですね。
言葉の奥にあるホンネとは?
このことを理解せずに、(ホンネではない)望んだ状況をイメージしたり願望を書き出したとしても、望んだ状況を引き寄せることは難しいと思います。
むしろ逆に、お金に不安を感じる状況を引き寄せる場合も考えられます。
なぜなら「引き寄せの法則」というのは、言葉の奥にある“ホンネ”が引き寄せられるからです。
厳密に言うと「ホンネに基づいた(無意識にでも描いている)イメージが引き寄せられる」と言えます。
今回の場合、仮に「〜〜さんが、お金を返した」と願望を書いたとしても、この言葉の奥にあるホンネは「お金への不安」です。
ですので、上記のような願望を書いたとしても「私は、今、支払いに困っています」という意志を表明していることになっちゃってるんですね。
その結果“支払いに困る現実”を引き寄せるかもしれません。
けれども、この方はワークショップの中で、ご自身のホンネにお気づきになられました。
それによって、ホンネの願望を引き寄せるための願望を書くことができました。
これが、ひとつ目の誤解です。
では、ふたつ目の誤解についてもお伝えいたします。
誤解2:プロセスは考えず、望んでいる“イメージ”に集中する
上記は、必ずしも間違いとは言えません。
しかし、もう一度、引き寄せの法則を思い出してください。
自分自身が望んでいるシーンをクリアにリアルにイメージでき、かつそれが実現できると確信するなら、それは必ず引き寄せることができます。
これですね、逆の見方をすると「望んでいるイメージに集中した際、クリアにリアルにイメージができなかったり、実現を“確信”できなければ、引き寄せは起きない」ということではないでしょうか?
だとするなら、プロセスをイメージすることで、最終的な望んでいるイメージがクリアに描けたり、確信を持てるのであれば、プロセスについてもイメージしてもいいと思うんです。
つまり「(望んでいるシーンをクリアにリアルにイメージでき、かつそれが実現できると確信できるなら)望んでいるイメージにだけ意識を集中してください。けれどもし、プロセスをイメージしたほうが、リアルにクリアにイメージできたり確信できるなら、プロセスをイメージしても別にいいですよ」というのが、より正確な解釈ではないかと私は考えます。
ホントにプロセスは必要ない!?
それにですね、いくらプロセスは必要ないとしても「どう考えても、最低限このプロセスは必要ですよね」というプロセスってあると思うんですね。
例えば「ハワイ旅行する!」という願望を持ったとします。
これを実現するうえで“これがないと実現は難しいよね”っていうプロセスってあると思うんです。
まず「行く日を決める」とかですね。
だって、ハワイ旅行をイメージして、いきなり翌日ハワイに行くことになったら困る場合もありませんか。
「え、明日仕事なんだけど」みたいな(笑)。
それに、パスポートを持っていない方だったら「パスポートを取得する」というプロセスも欠かせません。
密入国という手もありますが(笑)、そのようなリスクを冒さなくてもパスポートがあれば、正々堂々とハワイに入国できるのでそのほうが望ましいと思います。
「荷物をパッキングする」なども必要かもしれないですね。
着の身着のままで行っても構わないのですが、やはり着替えたいですしね。
大切なのは、リアルなイメージ&確信
このように、望んだイメージを引き寄せるためには、そこにたどり着くうえで必ず通らなければならないプロセスがあると思うんです。
なので、私は場合によっては、プロセスを細分化して明確にしておいたほうが、結果的に望んでいるシーンをクリアにリアルに描けるのではないかと思っています。
もちろん、確信も得やすいとも思います。
ですので、望んでいるシーン“だけ”に、意識を集中しないほうが、望んだ現実を引き寄せることができる場合があると、私は考えます。
望んでいても抵抗するのが人間
また、人間は“環境の変化に弱い”生き物です。
そのため、現状から望んでいる状況への変化が大きいと、反射的に抵抗感が生まれてしまいます。
その結果、現実化に対して確信を持つことも難しくなります。
さらに、クリアにリアルにイメージすることも難しいと思うんですね。
それに対して、現状からひとつつぎのプロセスをイメージするのはどうでしょう?
先ほどの「ハワイ旅行」であれば、現状からつぎのプロセスは「旅行日程を決める」ということかもしれません。
そして、そのつぎのプロセスは「旅費をネットで調べる」かもしれません。
これらであれば、現状からの変化はさほど大きくありません。
そのため、変化に対する抵抗感が生まれにくいと私は考えます。
実際に、上記の「旅行日程を決める」や「旅行日程を決める」をお読みになられただけでも、そのシーンをクリアにイメージできたのではないでしょうか。
また、上記のシーンが現実化できることは容易だと思われるのではないでしょうか(“確信”が持てるということですね)。
そうやって、最終的に望んでいるイメージにつながる“最低限、これは欠かせないよね”というプロセスに意識を向けたほうが、望んだイメージを引き寄せやすくなることがあると、私は思うんですね。
すでに、あなたの引き寄せ力は高まりました
ということで、先日のワークショップで私が感じた「引き寄せの法則で、よくある2つの誤解」をお伝えいたしました。
この2つの誤解を解消するだけでも、あなたの引き寄せ力は高まります。
ホンネの願望を見定めて、現実化までのプロセスを構築する。
(くり返しますが)あくまで、引き寄せの法則は、あなたが望んでいるシーンをクリアにリアルにイメージでき、かつ実現できると確信できたとき、それを引き寄せることができます。
しかし、そのポイントを押さえているなら“やり方”は、ひとつの方法に縛られなくてもいいのではないでしょうか。
どうか、従来の“知識”や“やり方”だけに囚われないでください。
「“あなただけの”引き寄せの法則」を確立してください。
そのサポートの一環として、私は今後も引き寄せの法則に関する情報の発信や、セミナー・ワークショップなども開催して行きたいと思っております。