ネットからの反響を高めるうえで、検索結果の上位に表示されているホームページをマネてみることをお勧めします。
こんにちは。
世界一カンタンわかりやすい!教室集客の専門家、増地 崇志です。
目次
セールスレターとは?
「セールスレター」とは、広義には、先生の教室への入会を促すことを目的とした文章と言えます。
最近よく耳にするLP(ランディングページ)に書かれている一連の文章なども「セースルレター」または「セールスコピー」などと言われます。
読み手に、教室をいいなと思ってもらって申し込みにまで結びつけることが、セールスレターの目的です。
そのためには、セールスレターの中でさまざまな情報を伝える必要があります。
例えば、以下のような情報です。
- 教室の特徴や強み
- 対象とする生徒さん像
- 通うことでどんなスキルが身につくか?
- 他教室との違い
- どんな人が先生なのか?
- どんなレッスンなのか?
- どんなカリキュラムなのか?
- レッスン費用は?
- 教室の場所は?
- 実際にどんな人が通っている?
- 申し込み方法は?
- 支払い方法は? etc
こういったことを1ページで伝えた場合、結果的にページが“縦長”になります。
縦長になるこのスタイルは、言い方を変えれば「1ページで、知りたいことがすべて網羅されている」とも言えます。
“セールスレター型”のページが現代のトレンド!?
このスタイルがネットユーザーに好まれていると私は考えています(もちろん、すべての方がそうではないとは思いますが…)。
または「ネットからの反響」という点からは、このスタイルがもっとも高確率に反響を引き出せると実感しています。
私は、これまで2004年から、ネットビジネスに携わって来ました。
その間、30業種以上でさまざまなスタイルをテストした経験から、上記のような考えに至りました。
そして特に最近になって「1ページ読み切り型」というか「セールスレター型」というか、情報量が豊富なページがネットユーザーに好まれていると感じています。
その理由を、私は最近の「検索結果」から判断しています。
検索結果は、時代のトレンドを表している!?
私は仕事柄、何十種類ものキーワードを日々、検索しています。
すると、どんなキーワードも上位表示されているホームページのスタイルに共通点があることに気づきました。
それが以下のような点です。
- 1ページ1テーマで、構成されている
- ページの冒頭に写真がある(アイキャッチ効果)
- ソーシャルボタン(いいね!など)が大きく表示されている
- ページに「目次」がある
- テーマに沿った情報が網羅されている(結果、縦に長いページになっている)
- 写真や画像が豊富で、図解式
- 適度に見出しを入れて、メリハリのある文章
- 資料請求などのクロージングが指示されている etc
いくつか実例をお見せしたいと思います。
下記のホームページは、実際に検索結果で1位になっているものです。
「Facebook はじめ方」
https://infinityakira-wp.com/facebook01/
「インスタグラム タグ付け」
http://appllio.com/how-to-use-instagram
「ワードプレス インストール方法」
https://techacademy.jp/magazine/1354
なぜ、上位に表示されているのか?というとGoogleがそれらを「ユーザーに役立つホームページ」と評価しているからです。
セールスレター型ページは、ユーザーに好まれる!?
日本国内の検索サイトの利用シェアは、GoogleとYahoo!で9割を占めるそうです。
ちなみに、Yahoo!はGoogleと提携しており(2018年2月現在)、Googleの検索システムを利用しています。
ですので、国内の9割がGoogle検索を利用していることになります。
Googleは、さまざまなデータを保有しています。
例えば
- どのキーワードがどのくらい検索されているのか?
- 検索順位ごとのクリック率
- 検索経由でホームページに訪れたユーザーがどのくらいの時間、ホームページに留まるか?
- ユーザーがホームページに訪れてどのくらいホームページ内を移動するか?
- ホームページ離脱後、どのような行動をするか? etc
ひと言で言えば、私たちの行動はすべてGoogleにバレているんですね(ちょっと怖いですね…)。
だからこそ、あらゆるデータをGoogleは保有していると言えます。
そして、それらのデータを分析するとユーザーの行動傾向や、ユーザーの趣向やニーズなどを割り出すことができているんだと思います。
先に挙げたようなホームページが上位に表示されているということは、現代のユーザーの多くが、あのスタイルのページを好んで見ている。
または、好んで“長時間滞在”していると推測することができます。
スマホユーザーの増加が、時代を変えた!?
実は、数年前までは、ほとんどあのようなホームページを上位で見かけることはありませんでした。
けれど、私たちのライフスタイルの変化と多様化によって、ニーズが変化して来たのだと思います。
そこでGoogleは、データ分析の結果から、そのつど検索結果を最適化させているのだというのが、私の推測です。
そして、ライフスタイルの大きな変化のひとつは「スマホユーザーの増加」だと、私は考えています。
現代は、ネットをパソコンから見るよりもスマホから見る人のほうが多いんですね。
そして、スマホはパソコンよりも細かな操作ができづらくなる傾向があります。
例えば、それは「ネットサーフィン」です。
知りたい情報を検索して、検索結果のホームページを移動しながらネットサーフィンする。
これがスマホだと、けっこう面倒臭いんですね。
ですので、ネットサーフィンを嫌う傾向が出て来ました。
今すぐ知りたい情報だけを知りたいネットユーザー
また、現代人はとにかく「忙しい」(バブのCMで、現代人はお風呂に入る時間が短くなっていると言っていました)。
さらには、知りたい情報がピンポイントにマニアック化して来ていると思います。
そのため、多くのユーザーが「サッと知りたい情報が見つけられて、しかも見つけたページ内ですべて知り尽くしたい」と考えるようになっていると私は考えています。
そのうえ、知りたい情報がピンポイントなため、それ以外の情報は不必要だと考える傾向があるのだとも思います。
ですので、私たちが思っている以上にホームページ内を移動しないと私は判断しています。
より専門的な情報を、より短期間に、より深く理解したい。
そういった現代ニーズに合わせた結果、セールスレター型のホームページが上位表示されているのだと考えます。
今こそ、セールスレター型のホームページが効果的!
だとするなら、同じようにセールスレター型のホームページを作り込めば、おのずと高い反応率が得られるとも言えます。
例えば、教室のセールスレターであれば、文章だけで構成するよりは、レッスン風景の「写真」などがふんだんに盛り込まれていたほうがわかりやすくなります。
また、適度に見出しなどで文章にメリハリがつくと、スルスルと読まれやすくもなります。
そういった観点から検索結果を見てみると、また面白い発見があるかもしれません。
いずれにしても、一番大切なことは「お客さまが知りたいことに、すべて答える」というスタンスで、情報を届けることです。
そして、それをお客さまの趣向に合わせるなら、1ページですべて伝えきるほうが好まれます。
図解で伝えられれば、なおよしです。
私は、検索結果の傾向がこのような状況になる以前から「セールスレター型」のホームページの構築をアドバイスしてきました。
そして、そのスタイルが一番高確率に反響に結びつけることができました。
それが、さらに後押しされているのが「現代のネットの状況」と言えます。
教育からセールスレターの未来が見える!
さて、つづいては別の観点からセールスレターの必要性についてお話したいと思います。
私は、仕事柄「子ども向け教室」の先生とお話させていただく機会があります。
子どもたちを取り巻く教育環境を耳にすると時代のトレンドが見えて来ます。
ひと言で表すと「統合的教育」です。
もしくは、すでにある答えを“見つける”のではなく、新しい答え(価値観)を“創る”教育へシフトしています。
教育カリキュラムが変わります
例えば、2020年に「プログラミング」が小学校で必修化になります。
プログラミングを通じて、論理性と創造性という左脳・右脳を“統合的”に育むことがねらいです。
また、同じく2020年をもって、センター試験が廃止されます。
そして、2021年からは「大学入学共通テスト」がはじまります。
センター試験との違いを一部挙げると、従来のマークシート式の解答方法から記述式の解答方法が混在するようになります。
それによって、子どもたちの「思考力・判断力・表現力」を評価しようとしています。
文系・理系がなくなる!?
例えば、数学の証明問題であれば、答えを導く一連のプロセスを記述することになります。
それによって、
- なぜ、そのように考えたのか?(思考力)
- なぜ、それが最適解だと考えたのか?(判断力)
- それを、最適に証明できているか?(表現力)
こういった観点を、評価するようになるのだと思われます。
答えがわかるだけでは十分ではない。
それを正しく、最適に採点者に伝わるように証明しなければなりません。
そのためには、文章の論理性であったり理解促進を目的として、図表やイラストを多用する必要があります。
こういった表現力というのは、従来であれば(どちらかと言うと)“文系”のスキルでしたよね。
しかし、これからは“理系”の分野であっても“文系”のスキルがないと評価されづらくなるんです。
つまり“文系・理系”という分け方すらなくなって行くのだと思います。
文系・理系を統合した「総合力」が求められて行くんですね。
教室集客の“総合力”とは?
子どもたちが、そのような多様なスキルを身につけようとがんばっています。
だったら、私たち大人だって、いいトコ見せないと示しがつきません(笑)。
では、私たちにとっての「総合力」とは何でしょうか?
ズバリ
【セールスレター】
です!
セールスレターでは、先生の教室の価値を最適に表現するスキルが求められます。
子どもたちが図表・イラストを多用するように、私たちは、レッスン風景などの写真や動画を多用しましょう。
そして、従来にはなかった価値を創造し、世の中に伝えて行きましょう。
それが上手だったのが、元ジャパネットたかた社長の高田明さんですね。
いろいろな家電を「こんな使い方できますよ」、「あんな使い方できると便利ですよね」と、従来にはなかった商品の価値表現を行なっていらっしゃいました。
教室集客に成功するためには、時流を読むことも大切
ということで、教育から見えて来るセールスレターの必要性をお伝えしました。
このように、時流を読むことが重要なのはネット集客、教室集客に限ったことではありません。
これまでも、多くの歴史に名を残す武将や経営者たちは、時流を読むことに長けていました。
そしてネット集客におても、実際に時代のトレンドに影響されて来た歴史があります。
ですので、時流を大局的に見ておくと今後の取り組みも見えやすくなります。
そのうえで今年は、ぜひ先生および教室の価値を、最適に表現したセールスレターを手に入れましょう!
ぜひ、この好機を活かしましょう。