「生徒が集まらないんです」
僕がこのような相談を受けたときには、その原因が「集客」にあるのか?「成約」にあるのか?をまず見きわめます。
そのときには、判断材料として「アクセス解析」は欠かせません。
極端な例えですが、アクセスがゼロだったら「集客」を強化しなければいけません。
またアクセスが100/日なのに反響がなければ「成約」に問題がある可能性が高い。
ですから、成約率の高いホームページになっているか?をチェックします。
さらにアクセス解析では、どのくらい見込みの高いアクセスが集まっているのか?も見きわめることができます。
アクセスが100/日あったとしても、先生のスクールに通う見込みの低いアクセスであれば、見込みの高いアクセスを集める施策をしなくてはいけません。
こういった「データ」を読み解く力は、ネット集客においてとても大切です。
データは、客観的な視点を持つことができます
日々レッスンを行っていると、気づかないうちに主観的な判断のみに頼ってしまうことがあります。
ご自身が感じたこと=お客さんも感じている
と、思い込んでしまう場合があるのです。
例を挙げると、僕は集客のアドバイスをする際に、アンケートを集めていただくようにしています。
「なぜ似たようなスクールがある中で、生徒さんは先生のスクールを選んだのか?」
その回答には、先生にしかない魅力が隠されています。
そしてそれが、集客力を大きく高める要素となります。
実はアンケートを集めてみると、思ってもみなかった理由で先生の教室が選ばれている場合があります。
ちなみに、選ばれる理由の第一位と言っても過言ではないのは…
「近かったから」 です。
拍子抜けするような答えかもしれませんが、生徒さんにとっては通いつづけるうえで場所は大事なんですね。
けれど先生ご自身は、「●●の指導に力を入れている」ですとか「●名の合格実績がある」といった点が選ばれている理由だと思われていたりします。
むしろそれは、先生ご自身が推したいアピールポイントだったりします。
見込み客の方の要望と、先生のアピールポイントが一致していれば反響は出ます。
しかし、ズレてしまうと反響を得ることはできません。
ですから主観的な判断だけでなく、客観的にも正しい判断かを見きわめることが大切です。
そのような客観的な視点を持つために「データ」がとても役立ちます。
主観と客観の両方の視点を持てると強力
あるときぱたっと、集客が途絶えてしまった。
そういうことがもし起こったときには、原因を考え対策を試みられると思います。
ちなみにこういったとき「今は反響が出づらい時期だから」といった判断をするときがあると思います。
実際に、スクールには集客しやすい時期があります。
新年度や新学期、新シーズンなどがそうです。
では、集客しづらい時期には何もできないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
客観的に先ほどの判断が正しいのか?を検証してみるとより適確な対処ができるようになります。
本当に時期的なものが原因?
例えば、集客が落ちたときにアクセス解析を調べてみるとアクセス数が落ちていることがあります。
長い間ホームページを運営していると、検索のルールがある日突然変更されてしまい、今まで上位表示されていたページが2ページ目以降にランクダウンしてしまうケースに見舞われることがあります。
それによってアクセス数の減少につながっているケースも少なくありません。
ですが、そこで正しくページを改善できれば再度、上位表示されアクセス数が回復できるようになります。
また、すぐに順位が戻らない場合には、別の施策によって集客力を回復させる方法を取ることもできます。
そのように、主観的な判断のみだけでなくデータを活用し、客観的な判断を加味することで適切な対策を講じることができ、つねに安定して集客できるようになります。