突然なんですが、僕のお友だちにペンキを全国に通販されている方がいるんですね。
従業員さんが、2,3人の小さなお店です。
そこのお店は、目と鼻の先に大手ホームセンターが2件もあるそうなんです。
でも、大手ホームセンターで取り扱ってない色やペンキについてわからないことも多いらしくホームセンターの方が「あそこの店に行ってください」と言うそうです(笑)
彼と知り合ったのは、今から4年ほど前なのですがその間で売上げが10倍になったそうです。
彼が売上げアップのために、とりわけ注力していたのが「ホームページレイアウトの改善」でした。
ホームページに書いてある内容を変えたり伝える順番を変えたりすることで反応が大きく変わって来たそうです。
僕自身も、彼と知り合った直後にいくつかアドバイスをした記憶があります。
その内容は、スクールのホームページにおいても非常に役立つものだと思います。
書いてあんねんけどな・・・
↑彼が僕によく言っていた口グセです(笑)
その“口グセ”を僕によく言っていた頃は、いわゆる“工事現場のおっちゃん”からの注文が多かったそうなんですね。
誤解を怖れず言いますと、工事現場のおっちゃんは、パソコンがあまり強くなさそうな印象がしますね…
その“おっちゃん”が、みなさん聞いて来られるのは「ペンキの値段」だったそうです。
「●●のペンキ、キロ、ナンボなん?」(大阪にあるお店なんです)
●●の色のペンキは、1キロあたりの値段はいくらですか?
ということを聞いておられるわけです(その翻訳いるか?と思いつつ…:苦笑)
聞かれることは、書いてないのと同じ
ここで大事なことが2つあります。
ひとつは、問い合わせの内容というのは「お客さまが知りたい情報」であるということ。
そしてもうひとつは「お客さまに聞かれるということは、書いていないことと同じ」ということです。
彼のホームページは、実は値段の一覧表がすべてのページに書かれていました。
でも、それはページをスクロールして下まで行かないと見れなかったんです。
“おっちゃん”たちは、その一覧表を見つけることができなかったんですね。
つまり、書いていても読まれていないわけですからそれは書いていないのと同じことになってしまいます。
順番を変えるだけで反応が激増する
そこで彼は値段の一覧表を、すべての商品ページの商品案内文の一番はじめに掲載しなおしたそうです。
そこから、問い合わせの電話が減るとともに売上げに変わって行きました。
お客さまが知りたい情報を、わかりやすく伝えるために案内文の順番を変えたことが売上げアップにつながりました。
このような「お客さまが知りたい情報」というのは言い換えるなら「お客さまのニーズ」とも表現できます。
そのニーズをつかみ「わかるように」伝えることでホームページからの反応を高めることができたのです。
お客さまのニーズを適確につかむポイント
これは、お客さまからの問い合わせ内容に隠れていることが多いです。
例えば、英語スクールなどで「英検●級を受けようと思ってるんですが、英検も教えてもらえますか?」といった問い合わせがあったとします。
これは「英検に合格したい」というニーズを持っていることが問い合わせから推測できます。
その場合には、ホームページなどで「英検●級対策指導を行っています」といったことを謳うと反応が上がります。
仮に、英検の問い合わせがあまりにも多いようであればTOPページの冒頭に「英検●級対策講座開講中」といった文言を書くようにします。
もしくは「英検対策」について詳しく書いたページを作成して誘導するようにします。
そうすることで、反応する方が出てきます。
ということで、
- 先生の教室では、どんな問い合わせがありますか?
- その答えはホームページに書かれていますか?
書かれていても問い合わせがあったとしたら、それは読まれていません。
読まれやすい場所や、読まれやすいような工夫をしてみてください。それだけで、問い合わせが減り入会希望の連絡が増えるようになります。