今日は、面白い記事をご紹介したいと思います。
少し古い記事なのですが、ネット集客の本質を突いていると思います。
・“6ピクセルの違い”が広告収入を4億円以上変えた–ビッグデータ解析の可能性
・Yahoo!ニュースの見出し行間「5ピクセルの差」に見えた光~ヒートマップでUI改善
http://staffblog.news.yahoo.co.jp/newshack/smptop_title_abtest.html
この2つの記事は、どちらもヤフーがつねにサイトを微調整していることを伝えています。
それによって、クリック率や売上げの変化をテストしているんですね。
そして、1日に何百万人という人が見ているサイトなので微調整によって売上げが何億と変わって来ます。
そのために、ものすごくシビアにテストや分析を行っていることを記事は伝えています。
ヤフーに限らず、ネットの大手企業というのはこういったテストや分析を絶えず行っています。
そのうえで成り立っているサイトなので、実は私たちにも非常に参考になる部分があります。
例えば、僕がネットビジネスをはじめて、真っ先に教えられたのは「テキストリンクの色」でした。
- リンクは、画像ではなくテキストに張る
- そして、リンクの色は「青」がクリック率がいい
それはなぜかと言いますと、ヤフーやグーグルといった、ネットユーザーがほぼ毎日見ているであろうサイトがことごとく青色のテキストリンクだからです。
ネットユーザーにとっては、テキストが青色だと、それだけで「リンク」と直感的にわかるのです。
だからクリックされやすいんですね。
微差が大差に
ちょっとした違いが、大きな違いをもたらす。
これは何も大手企業に限ったことではありません。
スクールビジネスでも同じことが言えます。
例えば、申し込みフォームへのリンクをページの冒頭に表示させる。
しかも通常のテキストサイズよりも3倍ぐらいは大きく目立たせる。
こういったことをするだけで、申し込みが増えることがあります。
すでに何度もホームページに訪れていて高い興味を示している方であれば、すぐに申し込みページを見つけたいはずです。
また、どれだけレッスンの案内を読んで興味を持ったとしても、肝心の申込み先が見つけられなければ申し込むことができません。
イメージとしては、「申し込みページへのリンク」というのは生徒さんと、先生との間にある断崖に架ける橋のようなものです。
橋が架かっていなければ、生徒さんは教室には行きようがありません。
だからこそ、ホームページにおいて重要なパーツのひとつになります。
それを大きく目立たせてあげることは、結果として、申し込みを促進することになります。
こういったちょっとした違いが、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月…と時間の経過とともに売上げの差となってきます。
ですから、微差をバカにはできません。
そして、つねに先生の教室に興味を持っている生徒さんの視点を大切にしてほしいと思います。
生徒さんにとって、わかりやすい・親切なホームページづくりを意識することが申し込みを促進させることにつながります。
ぜひ細部にまで、こだわりたいですね。