あなたの心が本当に望んでいることを言葉で表現できたとき、
それは現実化します。
言葉が未来を創ります。
描いた未来のその先まで辿り着く
それが
未来創造の文章術「五次元ライティング」です。
前回から、文章で望んだ未来を現実化させるためのポイントをお話しています。
今回は後編です。
施行を一致させる
この考えは、日本でも古くから伝わる「陰陽学」に基づいています。
前回の記事では「思考を一致させる」とお伝えしました。
実は「しこう」でも、もうひとつの「しこう」があります。
それが「施行」です。
これも、文字を分解して考えてみます。
「施」は、施すこと、世の中のために役立つことを表します。
「行」は、行動する、自分のために活動することを表します。
つまり、望んだ未来が世の中にとって役立つことであり、かつ自分にとってもプラスになることが「施行を一致させる」ことになります。
欲は持っていていい
ときどき
- お客さまに役立つことをしましょう
- 世間に役立つことをすれば、お金は後からついて来る
- 欲を捨て、お客さまに尽くしましょう
といったフレーズを目にすることがあります。
しかし僕はそうは思いません。
なぜなら、人間には「欲」があるからこそ現代まで進化してきたと考えるからです。
「もっと快適に暮らしたい」という欲が、飛行機や車や新幹線や、その他家電などの製品を発明しました。
また、はるか昔のお釈迦さまやキリストだって「世の中から苦しみをなくし、人々を救いたい」という正当なる欲があったからこそ、それぞれの教えを説いたのではないでしょうか。
そしてそれらは、開発者たちの欲を満たすとともに世の中に便利や快適といった幸せな暮らしももたらしました。
大切なことは「世の中に役立ち、かつ自分にとってもプラスになること」です。
このどちらかだけでは「施行が一致」していません。
前回の「思考を一致させる」と今回の「施行を一致させる」。
この全部で4つの要素を満たした未来を志向することが、現実化の速度を加速させてくれます。