「価格が一番の価値じゃない」というお話をしたいと思います。
ボクのネットビジネスのお友だちで、海外モデルの時計を
日本で販売している人がいます。
その方があるときボクに教えてくれたことがありました。
同じ商品をライバルが扱っていることも多いらしく、
しかもライバルサイトのほうが安かったりするそうです。
でも、だからといって彼のサイトの時計が
売れてないか?というとそんなことはなく、
普通に売れているそうです。
どうして売れるのか?
理由として挙げられるのは、
彼のサイトで買うお客さんが検索サイト経由だからです。
彼の商品ページが上位に表示されているんですね。
ユーザーの一定数は、こういった上位表示されている
サイトから購入をします。
必ずしもすべての人が、くまなくサイトをチェックして
1円でも安い商品を探しているワケではありません。
特に検索経由のユーザーは、その傾向が高いです。
それに対し、ショッピングモールやオークションサイトなどは
値段を重視するユーザーが多い傾向にあります。
モール内に、同じような商品を扱っているサイトがあれば
その中で一番安い所を探して購入するのです。
こうなると価格競争に巻き込まれますし、何千もある
お店の中から自分のサイトへ誘導しようとすると、
必然的に広告を打たなければならなくなってきます。
こうしたことによって、利益率がどんどん下がって
しまうわけですね。
これらは通販サイトについての事例になりますが、
カルチャースクールにどう応用できるのか?というと、
やはり、優良な見込み客が集まりやすいというのは
検索サイト経由が最も多いということです。
これは、カルチャースクールも同じです。
ですから、SEOもそうですし検索結果に表示されている
PPC広告などにも対策を講じて行く必要がありそうです。
最後に冒頭で紹介した友だちが、つけ加えて言ったのが
「(ライバルが)どんどん安くしてもらっても全然構わない。
他が安くても、ウチは売れるので。」
という言葉でした。
彼は決して、調子に乗って大口を叩いているのではなく、
長年の経験で、価格だけで価値が決まるワケじゃない
ことを熟知しているのだと言えます。