「へぇ~」を引き出すというおはなしです。
鶏ガラスープ
これって普段何に使われますか?
当然、スープの味付けがメインだと思います。
だけど、それで作ったスープでできるレシピって
あんまり思いつかないのではないかな?と思うんです。
実際のトコ、どうなんでしょう?
ただ最近テレビのCMを見ていて、この手の調味料系は
それを使ってできるレシピなんかを紹介しているのが
多くなって来ていると感じます。
例えば、さっきの鶏ガラスープ。
味の素さんでは、ここ数年、小栗旬さんや向井理さんを
CMに起用して、
彼らがCMの中で、鶏がらスープの素を使って
ぱぱっと、カンタンな料理をしています。
男性でもカンタンでぱっと作れて、かつおいしそうな
料理を紹介しているんですね。
それを見たら「おいしそうだな」というのだけでなく、
こんなのが作れるんだ、と気づかされます。
それによって、鶏がらスープを買おうかなという
欲求を喚起しています。
ここでのポイントはですね、
「へぇ~、こんなの作れるんだ、おいしそう~」
と、思ってもらうように魅せているということです。
誰しものアタマの中に、鶏ガラスープはこういうモノ
っていう概念があります。
その予測を超えるレシピやできあがりを魅せたことが、
買いたい欲求を喚起する決め手になっています。
これをカルチャースクールに当てはめるなら、
HP上で、「こんなのが作れますよ!」というのを
写真や映像などで魅せてあげる必要があります。
そしてそれを見たときに、
「へぇ~、こんなの作れるんだ、おいしそう~」
を、読み手の心から引き出すことが重要です。
そのためには、写真の善し悪しが重要ですし、
先ほどの鶏ガラのように、一般的に考えられてる
作品とかレシピではない、
「へぇ~、こんなの作れるんだ」
って思ってもらえる、ちょっと変わり種レシピの
写真のほうが、惹きつけられると思います。
例えばパン教室であれば、
あんパンなどもおいしそうでいいですが、普段、パン屋さん
ではあまり見かけないようなパンの写真のほうがいいと思います。
「へぇ~、こんなの作れるんだ」
の後につづく言葉として
"おいしそう"とか"かわいい"とか"おしゃれ"って
いうような言葉を引き出したいですね。
もちろん、お料理関連のスクールでなくても
フラワーアレンジメントの教室なら、
「へぇ~(こんなのできるんだ)かわいい」
を引き出したいですし、
ダンス教室なら、ダンスしている映像を使って。
「へぇ~(こんなのできるんだ)かっこいい!」
を引き出したいと思います。
お料理関連のテレビCMは、完全に数年前からこの手法が
主流になってきているなと感じます。