前回のブログで「コンセプト」ということに
少し触れたときに、思い出した本がありました。
ですので、今日はそちらを紹介したいと思います。
こちらです。
はい、どどん!
もう随分前に出版された本なんですが、良書というのは
時代を超えて色褪せることがありません。
そして、読み返すたびに気づきがあります。
経営コンサルタントの神田昌典先生の著書の中で、
はじめて読むなら、ボクはこれをおススメします。
アーティストで言う「ベスト盤」のような本だからです。
例えば、
「売れるキャッチフレーズを生む5つのミラクル・クエスチョン」
というのが書かれていまして、
そのうちのひとつをカルチャースクールに置き換えてみると
あなたのスクールは、どんなスクールですか?
ずばり25秒以内に説明すると?
というのがあります。
この質問に対する答えをぜひ考えてみてください。
ポイントはですね、25秒間使い切ることですね。
今までいろんな方を見て来ましたが、
「ウチは英会話スクールです・・・●●市にあります・・・」
みたいな5秒程度で終わるケースが結構あります。
これはお客さんにとって、何ら興味を引く要素は
ありませんよね。
だから25秒使い切る。
逆に25秒オーバーするケースもあります。
それは言い過ぎて、返って混乱して遠ざけてしまいます。
これは簡潔にポイントを絞って伝えるようにする。
そして25秒に収めましょう。
それからですね、ミラクル・クエスチョンの2つめに
先ほどの説明をしたときに「ぜひ通いたいです!」と
アタマを下げてくるような生徒さんってどんな人でしょう?
というのがあります。
これもとても重要です。
エスキモーに氷を売ることは大変です。
でも、砂漠でノドがカラカラの人になら
ただの水道水ですらカンタンに売れるでしょう。
そのように、スクールに興味のある人に
興味を引く説明をする。
ノドが渇いている人には、水を差し出して「これいりますか?」
だけでいいわけですね。
わりとコンセプトを凝縮したものが、キャッチフレーズに
なってくることが多いです。
ですので、今日ご紹介したこのふたつの質問の答えを
しっかり考えると
コンセプトがうまく導きだせることがあります。
それ以外にも、珠玉の言葉の数々がこの本の中に書かれています。
ボクも改めて、しっかり読み返してみたいと思います。