「人を安心させる言葉、不安にさせる言葉」
ということを書いてみたいと思います。
例えば、熱が出たとします。
39度5分ぐらいの、インフル的な。
もう寝込むしかありません。
薬を飲んで、寝込むZzz…
そしたら翌朝、38度7分まで下がりました。
でも、これはまだ熱がある状態ですね。
身体も重く、しんどい状態はつづいているでしょう。
もしここで、看病してくれている奥さんかダンナさんが
「具合どう?」
って、聞いて来たとしますよね。
大事なのはココなんです。
そこで、
「うん、まだしんどいけど昨日よりはよくなってるよ」
と言うか、
「まだ、しんどい・・・」
と言うか。
38度7分という事実はひとつなんです。
だけど、言葉によって相手が受け取る印象って、
全然変わって来ますよね。
「まだしんどいけど、昨日よりはよくなってるよ」
と聞くと、快方に向かっているんだと安心しますし。
「まだしんどい」
と聞くと、熱が下がらない状況(厳密には下がってるんですよ。
そういう印象を与えちゃってるんです)に不安にさせてしまいます。
言葉って大事ですよね。
同じ状況でも、一方はプラスの側面を見ていて、
もう一方は、マイナスの側面を見ている。
それによって、受け取る相手もポジティブにも
ネガティブにもなるんです。
つまり、言い換えるなら言葉が未来を引き寄せる。
そして、その言葉の根底にあるのはその人が
物事を見る視点。
ポジティブな視点で物を見る人は、ポジティブな
言葉を使い、やがてポジティブな未来を引き寄せ、
逆にネガティブな視点で物を見る人は、ネガティブな
言葉を使い、やがてネガティブな未来を引き寄せる。
しかし、自分一人で不幸になるならまだしも、
周りに「まだしんどい」とか言って、ネガティブな
気持ちにさせるのはダメでしょう。
そうならないためにも、日頃から物事のいい方向から
見るクセをつけるようにしたいとボクは思っています。
たとえば、今日指を切ったんです。
痛いし、一見すると不幸なんです。
でも、
切断しなくてよかったな、とか
骨折しなくてホントついてるな、とか。
そう思えたら、けっこうこれが不幸じゃなくなるんです。
これはクセにしないといけないですね。
何かヤなことがあっても、一瞬でついてることに
ひっくり返しちゃう。
オセロをひっくり返すみたいに。
ということで、読者のみなさんにも、ちょっと今日一日を
振り返っていただいて、
ちょっとヤだったな、あれ・・・
って、思うことがあったら、それをなんとか
どうにかこうにか、
「でも●●でよかったな」
っていう、ポジティブな言葉にひっくり返してみてください。
いくつかあるなら、そのひとつひとつをくるっと、
ひっくり返しましょう。