「がんばらない」というお話をしたいと思います。
とかく「先生」という職業は、そのひびきだけで
人よりも優れているイメージを与えてしまいます。
もちろん、その道のスペシャリストであることは
間違いはありません。
けれど、「先生」的であるのはその分野においての
ことであって、私生活まで何でも完璧ではありません。
むしろ、完璧でないほうが普通です。
何も特別ではなく、ふつう。
それが"す"で、それでいい。
「先生」になると、どこか生き方においても模範的な
存在にならなければいけないと思うことがあります。
そんなことはありません。
ほんとうは、ひとりひとり誰だって
何か特別なことをしなくても、人より優れていなくても
ただいるだけでいい。
いてくれるだけで、周りを幸せにしている。
そんな存在なんだと思います。
何もしなくても、いることこそが
何よりもうれしくて、いとおしい。
もうその時点でとても優れたこと。
素晴らしいことですよね。
だから、ひとりひとりはすでに素晴らしい存在なんだと。
もちろん、人生としてもっと上へ上へとめざすことも
素晴らしい。
だけども、すでにあなたは素晴らしい。
それは忘れないでおいてねって思います。
特別にならなくていい。
がんばらなくていい。
がんばって、がんばらないようにしなくていい。
がんばりたいなら、がんばればいい。
とにかく。
あなたは今のままで十二分に、素晴らしい存在です。
それが根底にあると、あさってぐらいまでは
がんばれそうだ。
しあさっては・・・
ま、そのときに考えよう。