おすすめ本を紹介したいと思います。
コンセプトライフ (sanctuary books)/柴田陽子
ボクは、この人みたいになりたい。
ボクにとってのクリエイターとしてのロールモデルは、
柴田陽子さん。
誠に勝手ながら柴田さんという方は、ボクにとって
そんな存在です。
クリエイター気質で、どこかふわふわしていて、
でも超頑張り屋さんで、
想像力はハンパなくて、
そして甘いものがすき。
子どものように純粋な人。
そんな印象です。
そしてボクはわりと、そういうトコがスキで憧れて
仲良くしている人が多いと思います。
ちなみに、この本の帯「ヒットを生む女子力」は、
ボクは柴田さんが考えたんじゃないと思います。
たぶん出版社の方が考えたんだと思います。
(しかも男性の)
違ってたらごめんなさいなんですけどね。
で、ボク自身もそれに惹かれて買ったは買ったんですが、
本書を読むと、この帯がせっかくのクオリティを
下げたと思ってしまいます。
これだと、おそらくこの本の購入者って男性が多い気がします。
でも、そもそも男が女子の気持ちを理解できるはずがない。
(逆もまた然りですが・・・)
なのに、男性が呼んで「女子力」を学んだ気になってしまう
本になってしまうのは、とても残念に思います。
この本は、女子の女子による女子のための本です。
ビジネスとエッセイの中間にあるような、新しい本です。
お菓子をつまみながら、読んでほしい本です。
ガールズトークのネタにしてほしい本です。
と、男のボクが声高に叫ぶという異様な構図(苦笑)
この本を読むと、女子ならではの「母性」とか「愛」が
文字と文字の間、文章と文章のすき間からにじみ出ているのが
感じられます。
そして世の中、さまざまな問題は「愛」があれば
まるっと解決する、そんな気がしてきました。
それは目の前にある、チラシ制作の仕事であっても。
「そうか!子どもの幸せを願うお母さんの愛なんだ」
「ヒットを生む女子力」というキャッチコピーに
惹かれて買ってもいいんですが、
テクニックを期待して手軽にさくっと読むのではなく、
ぜひ、子どもを育てるように愛情を持って何度も読み返して
もらいたいなと思います。