今日は、「顧客単価」について考えてみたいと思います。
毎月の売上げを伸ばすためには、つぎの3つを伸ばすことが
必要になってきます。
1.月謝
2.生徒数
3.継続率
このどれかが高くなれば、結果として売上げが向上します。
単純に生徒が増えれば、売上げも増えます。
けれど、生徒が増えなくても毎月の月謝が高くなれば
売上げも上がりますよね。
ですから生徒を集めることも大事ですが、月謝を高める
工夫ができないか?というのも一考の価値がありそうです。
その方法のひとつとして、レベルに応じた「コース」を
開設するというのが考えられます。
例えば、初級講座~中級~上級というようにランク分けをします。
それで、上級になるほど教わる内容は高度ですので、初級よりも
高い金額を提示することができます。
さらには講師をめざす方向けのプロ講座を開設すれば、上級より
さらに価格を高くすることができます。
このようにすれば、月謝の金額を高めることができますね。
その他にも、個別指導の形式にするとひとりあたりの指導内容が
濃くなりますから、個別コースは金額を高めに設定できます。
仮に100円単位の値上げであっても、生徒さんが増えれば
その蓄積で全体の売上げが大きくなることがあります。
ですから、生徒を増やす努力も必要ですが指導内容に見合う
月謝の設定も必要だと思います。
生徒さんが満足するレッスンを提供しているのであれば、
自信を持って値上げしてもいいと思います。
もちろん値上げにあたっては、値上げする正当な理由が
必要です。
そして、値上げする数ヶ月前にはきちんと生徒さんに
書面での周知が必要です。
唐突な値上げはクレームになりかねません。
あくまで、生徒さんの貴重な月謝を頂戴しているわけですから、
真摯な姿勢で対応をしてください。